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多発する感電等による人身事故の防止について
 

最終更新日:平成25年5月28日

事故発生の動向(近畿支部管内)
★平成24年度は、感電、アーク等による人身事故が多発。
★電気保安担当者以外に、一般の作業者等(一般公衆)も被災。
建物外壁の足場組み立て中や樹木伐採中の配電線(電柱)との接触による感電事故が多発


注意していただきたい点
●保安教育による作業手順の徹底。(必要に応じた電気保安担当者の立会。)
●配電線等の管理者(関西電力株式会社)への事前連絡、相談。   等
  平成24年度は、近畿地域では、感電及びアーク等による人身事故が多発しました。被災者は、電気保安担当者のみならず、一般公衆にも及んでおり、電気主任技術者等の電気保安担当者や現場責任者(以下、「電気保安担当者等」と言う。)、自家用電気工作物設置者、及び電気設備付近での作業実施者におかれましては、各作業場において、感電事故防止に係る一層の注意が必要です。

感電死傷事故の推移について (近畿支部管内)
平成24年度の感電死傷事故推移について (近畿支部管内)
単位(人)   
  4〜6月 7〜9月 10〜12月 1〜3月
一般公衆の事故 1 7 3 11
  死 亡 1 4     5
負 傷   3 3   6
電気保安担当者の事故 3(2) 2 2(2)   7(4)
  負 傷 3(2) 2 2(2)   7(4)
合  計 4(2) 9 5(2)     18(4)
  死 亡 1 4     5
負 傷 3(2) 5 5(2)   13(4)
空欄は、0を示し、括弧内は、アークによるもので内数。


 
   <感電事故防止対策について>
 一般公衆が被災した事故では、電気知識を持たないため、不用意に電気工作物の充電部や配電線等に接触したことによる感電死亡事故が多発しています。一般公衆の感電防止については、電気保安担当者等が一般社員及び臨時の作業者等に対して保安教育を行うことが非常に重要です。
 関西電力株式会社の配電線等の付近で何らかの作業を行う際には、作業が電気に関係しない場合でも、不用意に配電線に接近し感電する可能性があることから、関西電力株式会社の最寄りの事業所等に電線用防護管の取付け等について相談するとともに、電気保安担当者等が作業員に直接注意喚起を行うことが重要です。

 また、自家用電気工作物の構内で作業を行う際は、停電状態で行うとともに、作業前には事前に検電し、確実に停電状態となっていることを確認してください。




   <電線用防護管の取り付けについて>
○電線用防護管が取り付けされていない工事現場→感電事故発生の危険性大


○電線用防護管が取り付けされている適切な工事現場
※配電線や送電線付近の工事、掘削工事の際は、関西電力株式会社の最寄りの事業所等にご相談ください。
   <事故事例> 
以下に、平成24年度に近畿地域で発生した感電等の事故概要の一部を示します。
○感電死亡した事故〔一般公衆〕(7月発生)
マンション建築に従事していた被災者が、その現場において、コンクリートポンプ車のブームが関西電力の高圧配電線に引っかかり外れなかったため、これを外すため建築足場上から直接ブームを押そうとしたところ、感電し死亡しました。
 
○感電負傷(アーク負傷)した事故〔一般公衆〕(9月発生)
工事業者の従業員である被災者が、建物の外壁改修用足場を組立中に、足場鋼管を気中開閉器の2次側端子に接触させ、感電しました。
 
○感電負傷した事故〔一般公衆〕(10月発生)
集合住宅建設現場で、足場を高圧配電線の間に組んでしまったため、その付近の足場上で作業していた被災者が、高圧配電線に触れ感電しました。
   
その他の感電等の事故概要は、こちらをクリックして下さい。
 

 

中部近畿産業保安監督部近畿支部 電力安全課
   

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