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平成29年度電気事故情報(月更新)

中部近畿産業保安監督部近畿支部
電力安全課 技術係

最終更新日:平成30年9月27日

4月  5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
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  発生年月 事故
種別
概要 原因 再発防止対策
1 H29.4 波及事故 工事業者が地面コンクリートのコア抜き作業を実施した際、地中に埋設していた配管及び受電用高圧引込みケーブルを損傷させ、地絡。出迎え方式で、保護範囲外のため波及事故となった。
供給支障電力:648kW、供給支障時間:32分
故意・過失(公衆の故意・過失) ・構内PASの設置を検討。
・埋設の浅い箇所にフェンスを設置し、高圧引込みケーブル埋設箇所に高圧危険表示の取付を予定。
・工事が伴う際は、工事業者、電気主任技術者を交えた関係者と打ち合わせた後に着工し、工事期間中の保安教育を徹底。
2 H29.4 波及事故 受電用高圧引込みケーブル(1996年製)の絶縁低下により地絡。出迎え方式で、保護範囲外のため波及事故となった。
供給支障電力:586kW、供給支障時間:1時間58分
保守不備(自然劣化) ・高圧引込みケーブルの取替を実施。
・構内PASの設置を検討。
・その他更新時期を超過した機器を取替予定。
3 H29.4 波及事故 工場作業場からの出火によりPASが焼損したため、波及事故に至った。(出火原因は不明)
供給支障電力:419kW、供給支障時間:22分
故意・過失(火災) ・自家用電気工作物の廃止。
4 H29.4 波及事故 受電用高圧引込みケーブル(1989年製)の経年劣化によりB相が絶縁破壊し、地絡。出迎え方式で、保護範囲外のため波及事故となった。
供給支障電力:667kW、供給支障時間:30分
保守不備(自然劣化) ・高圧引込みケーブルの取替を実施。
・構内PASの設置を検討。
・その他更新時期を超過した機器を取替予定。
5 H29.4 波及事故 開放型電気室内において、天井部分の亀裂から雨水が浸入し、受電用断路器の一次側碍子に滴下、絶縁破壊となり地絡。出迎え方式で、保護範囲外のため波及事故となった。
供給支障電力:508kW、供給支障時間:56分
保守不備(保守不完全) ・受電用断路器の取替を実施。
・雨漏り対策のため、屋上部の防水工事を実施。
6 H29.4 供給支障事故 川を跨ぐ77kV送電線に土砂搬出作業中のクレーン船のブームが接触し、地絡。再閉路できず供給支障に至った。
供給支障電力:10MW、供給支障時間:3時間23分
故意・過失(公衆の故意・過失) ・巡視員に対し、土砂が集積時の重機使用における確認の徹底を指示。
・荷主に対し、土砂搬出作業について、クレーン船使用時における事前連絡、送電線付近に土砂を集積しないよう依頼。
・船会社に対し、電気事故の重大性や影響等のPRを実施。
7 H29.4 波及事故 落雷によりPASが焼損したため、波及事故に至った。
供給支障電力:2,126kW、供給支障時間:1時間10分
自然現象(雷) ・PASの取り替え
8 H29.4 波及事故 落雷によりPASの内蔵VTが焼損したため地絡。制御電圧を喪失したことにより、開放操作ができず波及事故に至った。。
供給支障電力:865kW、供給支障時間:1時間47分
自然現象(雷) ・PASの取替を実施。
・避雷器内蔵のGR付PASへの取替を計画。
9 H29.5 感電外
負傷事故
作業者が不要配線の撤去を実施中、隣接する充電中のSVケーブルを無充電との誤認識でクリッパーで切断した際に短絡が発生。アークにより右手の指から甲にかけて火傷。3日間の入院加療を要した。作業者は電気工事士等の資格を有しておらず、手袋などの安全具の着用もなかった。 故意・過失(公衆の過失) ・作業員に対し、電気工事に係る作業禁止を指示。
・各部署の管理者等に電気保安講習を受講させ、伝達教育による水平展開を実施。
・緊急時の連絡体制図を作成。
・電気工事業者に配線調査を依頼し、不備が発見された場合は撤去等の処置を行う予定。
10 H29.5 破損事故 発電所停止信号により、設備担当者が現地出動したところ、14台ある内の1台の逆変換装置(PCS)の停止を発見。扉を開けるとPCSが発火したため、消火後に解列及びPCS入力配線の解線を実施。連絡を受けた保安業務担当者により、事故状況の確認と、その他設備に異常が無いことを確認した。竣工検査、直近の年次点検で異常や不具合は確認できなかったことから、当該PCSの製品不良と推定される。 設備不備(製作不完全) ・PCSの取替。
・他事業場へ事故内容を水平展開。
・PCS製造メーカーに対し、事故発生時の取扱方法の明確化を求めるとともに、他所への事故情報の共有を図るよう依頼。
11 H29.6 波及事故 年次点検実施後に、過電流継電器試験機の時限測定コードをVCBに接続したまま構内PASを投入したため地絡。DGRの電源をVCBの二次側から供給していたが、VCBは開放状態であり、電源が喪失していたため、PASが開放せず波及事故に至った。
供給支障電力:281kW、供給支障時間:32分
保守不備(保守不完全) ・年次点検実施後は、作業手順書に基づき、復電前のキュービクル内部の確認を実施することを徹底。
・DGRの電源供給確認後にPASを投入することを徹底。
12 H29.6 波及事故 落雷によりPAS本体が焼損したため、波及事故に至った。
供給支障電力:1,561kW、供給支障時間:1時間10分
自然現象(雷) ・PASの取替。
・受電用高圧ケーブルの取替。
13 H29.6 波及事故 高圧受電用ケーブル(1989年製、6.6kV CVT 22sq)のA相が絶縁不良となり地絡。出迎え方式で保護範囲外のため波及事故に至った。
供給支障電力:47kW、供給支障時間:30分
保守不備(自然劣化) ・高圧受電ケーブル及び更新時期超過機器について取替を実施。
14 H29.7 電気火災 建物内2階から1階にかけて、100V延長コードを継ぎ足して使用していたところ、その継ぎ足し部分において延長コードの劣化による漏電が発生し、出火したものと想定される。建物はほぼ全焼。 電気火災(保守不備) ・自家用電気工作物の廃止。
・再度、自家用電気工作物を設置する場合は、日常点検や自主防火訓練等の保安教育を実施し、確実な電気配線の施工や報告の見直し徹底を図ることを検討。
15 H29.7 感電負傷 キュービクル増設に伴う電気工事で、開放しているLBS2次側に配線を接続する作業(LBS1次側まで充電中)の実施中、作業者がLBS2次側の高圧絶縁電線の端子をボルト締めしようとした際に、開放中のLBSのパワーヒューズが邪魔になり、左手でパワーヒューズを開閉器投入位置まで押し上げてしまい感電。右手でアングルを掴んでいたことで、左手から右手にかけて通電したものと思われる(ヘルメット着用有、手袋着用無)。
感電(被害者の過失) ・電気工事実施時における連絡体制を見直し、電気主任技術者への連絡相談を徹底するよう規定した作業手順書を作成。
・作業時には絶縁保護具を着用し、安全監視員の配置や、作業区画内における安全処置を実施した上での作業を徹底。
16 H29.7 破損事故 雷接近のため、所内発電設備の系統切り離し作業中(所内単独運転のための連絡線遮断器開放操作時)、発電設備がトリップした。
蒸気タービンの開放点検の結果、蒸気タービン内部に異常は無かったが、蒸気加減弁(GV)の動作不良を確認。調速装置からの制御動力が蒸気加減弁へ十分に伝達されず、タービンオーバースピードトリップに至ったものと推定される。現時点で復旧済。
保守不備(自然劣化) ・次回定期事業者検査時に、GVの経年的な変形量計測、車室上部の弁室蓋が設置される面の変形量計測、及び、タービンローター各部の接触痕を確認する予定。
・定期事業者検査毎に、GVレバー軸受オイレスブッシュを取替。
17 H29.7 感電負傷 予備線における年次点検中に作業員が予備線受変電盤内のCTに触れて感電。事前に作業者本人から電気主任技術者に対し予備線受変電盤へ向かうという旨の報告は無かったとのこと。左手から右肘にかけて通電し、右肘に火傷を負った(ゴム手袋以外の着用は無し)。 感電(作業方法不良 ・点検時に予定外作業が発生した場合は、電気主任技術者へ報告し、その指導の下で作業を実施するよう徹底。
18 H29.7 波及事故 事業所構内で停電が発生し、電気主任技術者による目視点検等を行ったが、異常が見られなかったので受電用VCBを投入したところ、高圧進相コンデンサ用VCB、構内柱PASが焼損し、波及事故に至った。焼損理由は、経年劣化に伴う絶縁破壊によるものと推定される(VCBは1993年製、PASは1979年製)。
供給支障電力:1,073kW、供給支障時間:54分
保守不備(自然劣化) ・PAS及びSOG制御装置の取替。
・高圧進相コンデンサ用VCBの一次側を開放し、回路からの切り離しを実施。
・構内の未使用設備はVCBの一次側を開放し、回路から切り離す予定。
19 H29.7 感電死亡 炉の横に移動式昇降リフターを移設するため、制御盤内の1次側電源接続工事(200V)を実施中、配線工事まで作業する予定だったところ、計画外の活線接続作業をしてしまい、感電死亡(ヘルメットや作業着、安全靴及び軍手での作業だった)。 感電(作業準備不良) ・作業者を対象に説明会を開催し、理解度向上と周知を徹底。
・ガイドブックを見直し、徹底事項や禁止事項等についての対応手順の明確化を実施。
・工事管理板を運用。
・監督者または監視役の下、電気工事を行い、検電器を確実に使用することで通電時の作業禁止を徹底。
・緊急連絡体制の見直しを実施。
20 H29.7 発電支障事故 ガスタービンから各補機系統温度高警報が発信され、冷却水ポンプが停止したため、当該ガスタービンをハンドドリップ。
調査の結果、3軸ガスタービン空気冷却器細管の経年的な摩耗による漏洩と判明した。
保守不備(自然劣化) ・定期点検実施時等に、新たに空気冷却器伝熱管の渦流探傷検査を実施。
21 H29.7 波及事故 落雷によりVT、VCBが焼損し、VTが短絡。出迎え方式で保護範囲外のため波及事故に至った。
供給支障電力:1,152kW 供給支障時間:45分
自然現象(雷) ・焼損したVT、VCB及び汚損したCTを取替。
22 H29.8 破損事故 水力発電所運転中に水車調速機重故障の警報が発報し、発電機が自動停止した。 メーカーによる調査の結果、調速機を構成する電動サーボモータの構成部品である速度検出センサの経年劣化による故障を発見した。 保守不備(自然劣化) 巡視点検等において、設備の応動と健全性を確認。
23 H29.8 感電死亡 移動式仮設足場が屋外配線に接触し、電線の被覆を損傷したため、移動式仮設足場が充電状態となり、足場上の作業員が感電死亡した。当該事業所は電気主任技術者が選任されていなかった。 感電(作業方法不良) 自家用電気工作物の廃止
24 H29.8 波及事故 キュービクル内のLBS(1989年製)が経年劣化により、地絡。出迎え方式で、保護範囲外のため波及事故となった。
供給支障電力:910kW、供給支障時間:1時間4分
保守不備(自然劣化) 更新推奨時期を過ぎた機器の更新
25 H29.8 波及事故 電気室内の天井部より水漏れが発生し、高圧限流ヒューズホルダの絶縁碍子部が水滴により地絡。電気室内の高圧限流ヒューズホルダはPASの一次側に設置されていたため、保護範囲外となり波及事故に至った。漏水は電気室上階の居住者がヤカンを倒したことによるもの。
供給支障電力:594kW、供給支障時間:1時間5分
その他 ・応急処置以外の部分についても、電気室内の必要箇所に屋根を取り付け
・高圧限流ヒューズホルダを撤去し、PASの二次側へヒューズ付き高圧交流負荷開閉器を取り付け。
26 H29.8 波及事故 変圧器(1971年製)内部にて経年劣化により短絡・地絡。短絡電流は受電PFが溶断し、遮断したが地絡継電器が動作しなかったため、波及事故となった。当該事業所は電気主任技術者が選任されていなかった。
供給支障電力:1,234kW、供給支障時間:47分
保守不備(保守不完全) ・電気主任技術者の選任
・保安規程に基づく保守点検を確実に実施
・更新推奨時期を超過するものは計画的に取替え。
27 H29.8 波及事故 PAS(1983年製)が経年劣化により地絡。波及事故となった。
供給支障電力:1,761kW、供給支障時間:45分
保守不備(自然劣化) ・PASの取り替え
・更新時期を過ぎた機器を速やかに更新。
28 H29.8 供給支障事故 大阪府吹田市内の77kV地中送電線がマンホール内で短絡し、供給支障が発生。
原因は、水トリーによるCV ケーブルの絶縁破壊及びY 分岐接続箱の施工不良による絶縁破壊であった。
供給支障電力:最大44MW、供給支障時間:11時間19分    
設備不備(施工不完全)
保守不備(自然劣化)
・CVケーブル取替え計画の加速実施
・施工不良防止のための、施工管理の徹底及び見直し。
・停電復旧手順の検証
29 H29.8 感電死亡 所内に常駐している下請け工事会社の作業者が、LED照明器具及び電源スイッチの設置工事後に、活線状態で結線作業を実施しようとしたところ、感電死亡した。活線作業は社内規則で禁じられており、電気主任技術者への連絡は行われていなかった。 作業方法不良 ・下請企業の作業者を含め全員に感電防止及びルール遵守の徹底に関する再教育を実施。
30 H29.8 波及事故 工場倉庫棟から発生した火災が高圧引込ケーブル(出迎え方式)に延焼し、波及事故となった。火災原因は現在調査中。
供給支障電力:1,983kW、供給支障時間:33分
故意・過失 構内第1柱及びSOG制御装置付きPASを設置。
31 H29.9 波及事故 落雷によりPAS本体が焼損したため、停電し波及事故に至った。
供給支障電力:900kW、供給支障時間:1時間25分
自然現象(雷) ・PAS及び地絡方向継電器を取替。
32 H29.9 波及事故 落雷によりZCT付PAS本体が焼損したため、停電し波及事故に至った。
供給支障電力:483kW、供給支障時間:1時間13分
自然現象(雷) ・PAS及び地絡継電器を取替。
33 H29.9 波及事故 落雷によりGR付PAS本体(LAなし、VTなし)が焼損したため、停電し波及事故に至った。
供給支障電力:926kW、供給支障時間:1時間29分
自然現象(雷) ・PAS及び高圧ケーブルを取替。
34 H29.9 波及事故 落雷により構内のSOG付PAS本体(VTなし、LAなし)が焼損したため、停電し波及事故に至った。引込みケーブル、進相コンデンサーについても落雷により焼損した。
供給支障電力:470kW、供給支障時間:3時間6分
自然現象(雷) ・LA付PASへの取替。
35 H29.9 波及事故 工事業者が公共水道管工事のために道路掘削作業をしていたところ、誤って高圧引込ケーブルを損傷させ地絡。保護範囲外のため波及事故に至った。電気主任技術者への事前連絡はなかった。工事業者が道路掘削作業中に高圧埋設表示を認識していなかった事が原因と考えられる。
供給支障電力:109.6kW、供給支障時間:6分
故意・過失(公衆の故意・過失) ・埋設管表示ピンを取り付け、埋設位置を表示。
・PAS(DGR内蔵)を設置。
36 H29.9 波及事故 受電用遮断器の内部で三相短絡事故が発生し、出迎え方式のため保護範囲外となり波及事故に至った。事故原因は、VCBの内部にトラッキングが発生しており、台風の通過によって高湿度状態となった際に相関短絡事故に至ったものと推測される。
供給支障電力:1,167kW、供給支障時間:1時間14分
保守不備(自然劣化) ・VCB及びアークにより損傷を受けた機器の取替を実施。
・高圧ケーブル等の老朽化した設備についても、順次取替を実施予定。
37 H29.9 感電外
負傷事故
下請工事会社の作業者が不要となった高圧ケーブル(3.3kV)の撤去工事中、誤って充電中のケーブルをセーバーソーで切断した際に、スパークによる熱線を浴び火傷し、入院加療を要した。作業者が対象ケーブルを誤認したことが主な要因であるが、ケーブルが輻輳し、電気設備技術基準に適合しない状態であり、更に作業手順の考慮・明文化がされないままに作業が実施されていたことが判明した。 作業準備不良
被害者の過失
・下請工事会社に対し、作業者への安全教育実施、KY活動の充実、作業手順書の作成及び手順書に基づく作業の徹底を指示。
・電線の混触等の不適切な敷設を解消し、電気設備技術基準に適合するよう改修する予定。
38 H29.10 波及事故 キュービクル内LBSのR相1次側における固定側接触子と可動側接触子との接触不良により、樹脂碍子部の過熱・炭化が進み地絡。再閉路時に相間短絡を起こした。地絡継電器は動作したがR相の刃が熱で固着し、LBSはトリップしなかった。原因はLBSの経年劣化(1980年製)と推定される。
供給支障電力:1,205kW、供給支障時間:28分
保守不備(自然劣化) ・老朽化した高圧設備機器の順次取替を実施。
・放電探知器リークホンの活用を検討。
・臨時点検により、LBS1次側の固定側接触子の樹脂ガイドを外し、可動側接触子との接触状況を確認。
39 H29.10 波及事故 高圧引込みケーブル(1996年製)が絶縁不良を起こし、地絡。出迎え式で、保護範囲外のため波及事故に至った。高圧引込みケーブルについては取替えを完了した。原因は経年劣化に伴う水トリーによる絶縁不良と推測される。
供給支障電力:451kW、供給支障時間:1時間
保守不備(自然劣化) ・高圧受電から低圧受電への変更を検討。
・低圧受電に変更完了後、負荷設備のメンテナンスを実施。
40 H29.10 感電外負傷事故 協力会社作業員が低圧計器の検定満了に伴う計器取替の準備作業中に、電源側配線のインシュロックを切断した際、施設中の計器からアークが発生し、受傷した。計器内部で発生・成長したウィスカ(スズめっきから針状に金属単結晶が生成される現象)が電流線間または内部端子に接触、短絡したことにより、アークが発生したものと推測される。 その他 ・安全管理責任者による関係者への事例の周知を実施。
・計器工事は、計器を停電させた上での実施を徹底。
・計器に振動等を与える作業の実施前には、防災面・低圧手袋を装着し、安全策を実施。
・今年度中に、ウィスカによる内部短絡の恐れの無い全数ユニット式計器への取替を実施。
41 H29.10 物損等事故 台風の影響により、太陽電池モジュールの一部(160枚)が脱落、うち6枚が構外に飛散し、周辺に駐車していた自動車3台と個人宅のカーポートの屋根部を損傷させた。 自然現象(風雨) ・太陽電池モジュールの押さえ金具の枚数を増量させ、風害が予想される場合には、前日までに締め付け確認の実施を検討。
・南側フェンスの高さの改善を検討。
42 H29.10 破損事故 台風による大雨の影響により、太陽電池発電所の裏山より土砂及び雑木が流出し、太陽電池モジュールの一部(約210枚)が損傷した。破損に係る発電出力は54.6kW。 自然現象(山崩れ) ・集中豪雨、台風の通過前後に臨時点検を実施し、電気設備及び裏山の異常の確認を実施。
・竣工検査、月次・年次点検実施時には、併せて、裏山の異常の確認を実施。
・裏山に異常が生じた際には、主任技術者参画の下、再発防止・対策を講じる打ち合わせを実施。
43 H29.10 破損事故 倉庫の屋根上に設置した太陽光モジュール(屋根貸し)において、一部に屋根に直接固定することが困難な部分があり、L字型の脚部にコンクリートブロックを置いておさえていたが、台風の影響により、モジュール20数枚が飛散し、倉庫屋根の防水施工部を損傷。また、この内4枚が発電所構外の屋根下(倉庫敷地内)に落下した。 自然現象(風雨) ・太陽電池モジュールの飛散防止対策を実施。
44 H29.10 物損等事故 台風の影響により、太陽電池モジュール287枚及び架台が破損し、うち9枚が架台ごと構外へ飛散し、個人宅のフェンスを損傷させた。破損に係る発電出力は85kW。 自然現象(風雨) ・杭の増設、杭仕様の変更、基礎部のコンクリート補強、太陽電池モジュールの固定方法の変更を検討。
45 H29.10 物損等事故 台風の影響により、校舎屋上に設置されていた太陽電池モジュール6枚が地上へ脱落、うち3枚が構外に飛散し、隣接の個人宅の窓ガラスと車を損傷させた。 自然現象(風雨) ・強度計算を行い、技術基準への適合を確認した後に施工を実施。
46 H29.10 感電負傷事故 当該事業所の従業員(負傷者)が、脱水機を使用していたところ、脱水機の制御盤内タイマー(プラグイン式)の調子が悪かったため、プラグを抜き差ししている際に、誤って台座端子部(210V)に触れて感電負傷した。事故当時の負傷者の状況は、素手・スニーカー・作業着であり、脱水機周辺は水で濡れており、負傷者の手も濡れていた。 故意・過失(公衆の故意・過失) ・従業員に対し、電気基礎知識に関する安全講習の受講を指示。
・緊急時の連絡系統図を各作業場所に掲示。
・脱水機の回路専用に漏電遮断器を取り付けるとともに、脱水機タイマーの修理を実施。
47 H29.10 供給支障事故 台風の影響により、33kV配電線が倒木の接触により短絡し、供給支障が発生。
供給支障電力:12,290kW、供給支障時間:2時間37分。
自然現象(風雨) ・自然現象のため、再発防止措置無し。(復旧工事を実施。)
48 H29.10 物損等事故 台風の影響により、太陽電池モジュール25枚及び架台が破損し、うち12枚が構外へ飛散した。その12枚のうち2枚が隣接倉庫の屋根を損傷させた。破損に係る発電出力は6.125kW。 自然現象(風雨) ・太陽電池モジュール及び架台の全てを撤去し、再施工を実施。
・太陽電池モジュールの取付金具の交換、補強を検討。
49 H29.11 破損事故 停電を伴う年次点検終了後、受電断路器1次側に作業接地(3相短絡)を取り付けた状態で受電したため、受電用遮断器(VCB)が破損した。事故原因は、短絡接地器具の取付について設置者と電力会社間で認識の相違があり、事前の確認無しに線路送電を再開したことによるものである。 故意・過失(作業者の過失) ・設置者と電力会社間における作業時の相互確認を徹底するとともに、連絡体制の見直しを実施。
50 H29.11 感電外
負傷事故
下請工事会社の作業者数名が、電動機に係る配線の取り外し作業を開始するため、電動機制御室の盤内において対象負荷の配線用遮断器を切り、別フロアにある電動機を検電後に解線した。制御室側と電動機側の二班に分かれ、取り外す配線に間違いがないかを確認するため導通試験を実施した際に、制御室側の作業者が誤って充電中の配線用遮断器の一次側に導通ブザーを取り付けたことにより短絡。アークにより目と手を火傷し、入院加療を要した。本来の手順としては、制御室の盤内のサーマルリレー二次側に導通ブザーを取り付けることとなっていた。 故意・過失(作業者の過失) ・指示確認方法の明確化と検電確認事項のルール化及び教育を実施。
・通電部分接触防護箇所へ注意喚起表示の取付。
・導通試験時には、検電機能付ボルトテスタの使用を徹底。
51 H29.11 破損事故 ボイラードラム水位低警報が発令し、火炉下部温度低下を確認。その後、ボイラードラム水位低下警報が発令し、ボイラーが自動停止した。原因は、火炉蒸発管の給水側にスケール(金属表面に発生する酸化皮膜)が生成したことで減肉及び腐食が進展した結果、強度不足により火炉蒸発管が破損、漏洩し、ボイラードラム水位が低下したものと想定される。 保守不備(自然劣化) ・火炉蒸発管のうち、減肉により交換が必要な管の取替実施。
52 H29.11 波及事故 電力会社AS(区分開閉器)と出迎えケーブル(1992年製)の接続部であるケーブルヘッド(自家用構内)において、被覆が剥がれ絶縁破壊し、地絡。出迎え方式で、保護範囲外であり波及事故に至った。
供給支障電力:735kW、供給支障時間:1時間40分
保守不備(自然劣化) ・GR付PASを設置。
・年次点検の確実な実施を計画。
53 H29.11 波及事故 高圧引込みケーブル(1993年製)が絶縁不良を起こしたため地絡。出迎え方式で、保護範囲外となり波及事故に至った。
供給支障電力:955kW、供給支障時間:2時間17分
保守不備(自然劣化) ・高圧受電用ケーブル等の取替を実施。
・更新推奨時期を超過した機器の取替を計画。
54 H29.12 波及事故 高圧引込みケーブル(1994年製)が電力会社AS2次側の端末処理部付近において焼損し、出迎え方式のため保護範囲外となり波及事故に至った。原因は端末処理部に雨水が浸入し絶縁劣化が進行したことによるもので、設置者及び主任技術者が責任・財産分界点の位置を誤認識していたことにより、当該箇所の点検が適切に実施されていなかった。
供給支障電力:1,268kW、供給支障時間:51分
保守不備(保守不完全) ・構内柱を移設し、責任・財産分界点の再確認を実施。
・高圧ケーブル端末処理部、支持固定部の点検を重点的に実施。
55 H29.12 感電負傷事故 高圧ケーブルの更新工事中に、作業者が誤って充電部に接触し感電した。更新工事区間は停電していたが、当該区間以外は充電中であったことから、作業者は誤って充電部に接触し、感電したものと推測される。充電部には絶縁シートでの保護や危険表示をしておらず、また、被災者は防護具や高圧用ゴム手袋、ゴム長靴を着用していなかった。 故意・過失(作業者の過失) ・作業前の作業手順等の確認強化を実施。
・充電部の検電確認等の作業前の安全対策の実施を徹底。
56 H29.12 破損事故 水力発電所において、自動応水停止による遮断器開放後に保護装置が動作し急停止した。現地調査の結果、水車発電機の調速機の不具合が判明。事故原因は、調速機内部のギア部分(リミトルク)にて経年劣化による摩耗が進行したものであることが判明。 保守不備(自然劣化) ・定期点検等でニードルの開閉試験時にサーボモーターの動作状況を確認し、管理値以上のがたつきを認識した時点で装置本体の取替を計画。
57 H29.12 感電死亡事故 設備の改修を行っていた作業員が、変圧器二次側ケーブル充電部に接触し、感電したものと推測されるもの。被災した作業員は監督者が把握していない範囲の作業を行い被災したものと見られるが、詳細は不明。作業員は翌日に死亡が確認された。
調査中  
58 H29.12 波及事故 直近の年次点検で絶縁抵抗値が良好で無かった高圧受電用ケーブル(1989年製)の絶縁低下に伴い、電力会社側の保護継電器が動作。出迎え方式で、保護範囲外となり波及事故に至った。
供給支障電力:951kW、供給支障時間:38分
保守不備(自然劣化) ・高圧受電用ケーブルの取替を実施。
・更新推奨時期を超過した機器の取替を計画。
59 H29.12 波及事故 高圧受電用ケーブル(1993年製)が絶縁不良を起こしたため地絡。出迎え方式で、保護範囲外となり波及事故に至った。
供給支障電力:886kW、供給支障時間:44分
保守不備(自然劣化) ・高圧受電用ケーブルの取替を実施。
・更新推奨時期を超過した機器の取替を計画。
60 H29.12 波及事故 高圧受電用ケーブル(1992年製)の絶縁不良により地絡。PGS(区分開閉器)の二次側で地絡したが、PGSはトリップせず。当該ケーブル端末部の雨水侵入により、アークを伴う地絡が発生し、高調波成分を多く含む地絡電流の影響で電力会社の地絡継電器が先行動作したことから、波及事故に至ったものと推測される。
供給支障電力:1,162kW、供給支障時間:53分
保守不備(自然劣化) ・高圧受電用ケーブル等の取替を実施。
・更新推奨時期を超過した機器の取替を計画。
・停電年次点検を年1回計画的に実施。
61 H29.12 波及事故 高圧受電用ケーブル(1998年製)の絶縁不良により地絡。PGS(区分開閉器)の二次側で地絡したが、PGSはトリップせず、電力会社の地絡継電器が先行動作したことから、波及事故に至った。開閉器内部に異常が生じたものと推測されるが、原因の特定には至らなかった。
供給支障電力:1,722kW、供給支障時間:1時間25分
保守不備(自然劣化) ・高圧受電設備機器の更新推奨時期を超過しないように機器の取替を計画。
62 H29.12 破損事故 水管式排熱ボイラーにおいて、ボイラーの水位・蒸気圧力低下が確認され、ボイラーが非常停止。炉内を点検したところ、ボイラー蒸発水管の破孔が確認された。ボイラー循環水ポンプ吸込部のストレーナがスラッジにより閉塞し、缶水の循環水量が低下したことにより、蒸発水管の冷却能力が低下し、過熱による短時間クリープ現象を生じて蒸発水管の損壊(破孔)に至ったものと推測される。 保守不備(保守不完全) ・ボイラー循環ポンプの性能及び循環流量を確認するため点検基準を見直し、監視対象とするよう運用変更を実施。
・ボイラーの立ち上げ時、立ち上げ後の点検・清掃等を実施。
・運転マニュアルの更新を実施。
・保安教育の徹底を実施。
63 H30.1 破損事故 作業員がガスタービン発電設備付近で白煙を確認し、直後、タービン燃焼器異常警報が発報されたため、ガスタービン発電設備を緊急停止。現場を調査したところ、ガスタービン本体に付属する配管の折損が確認された。配管サポートの緩みに伴う運転振動増加によって配管に疲労割れを生じた結果、折損により管内の圧力バランスが変化し、ガスタービン内のガスが逆流したことで異常警報に至ったものと推定される。なお、白煙は燃焼で発生した水分が含まれた排ガスが管外に放出された際の水蒸気によるものであった。 保守不備(保守不完全) ・工事検収項目に配管サポートの確認項目を追加し、実施記録を保存。
・ガスタービン試運転時の振動測定、運転中の継続的な状態監視を実施。
・定期改修に伴う停止時には、補修配管の追跡調査及び配管取替を実施。
64 H30.1 波及事故 高圧引込みケーブル(1991年製)が絶縁低下により地絡。出迎え方式で、保護範囲外のため波及事故となった。
供給支障電力:902kW、供給支障時間:1時間26分
保守不備(自然劣化) ・高圧受電用ケーブル等の取替を実施。
・構内PASの設置を検討。
・更新推奨時期を超過した機器の取替を計画。
65 H30.1 波及事故 高圧引込みケーブル(1998年製)が絶縁低下により地絡。出迎え方式で、保護範囲外のため波及事故となった。
供給支障電力:950kW、供給支障時間:1時間4分
保守不備(自然劣化) ・高圧受電用ケーブル等の取替を実施。
・更新推奨時期を超過した機器の取替を計画。
66 H30.1 破損事故 変電所内変圧器(2001年製)の負荷時切換タップ装置室内の圧力上昇とともに、比率作動継電器が動作し、変圧器が停止。現場を調査したところ、漏油とともに当該タップ切替装置の破損を確認した。なお、漏油に関しては、当該変圧器の絶縁油はPCB含有ではなく、構外への流出もなかった。原因は現在調査中。 調査中  
67 H30.2 感電負傷事故 工場内で従業員が単独で作業をしていたところ、気を失い倒れている状態で発見された。事故当時は制御盤の扉が開いており、制御盤内部の充電部分に接触したことで感電負傷したものと推定される。なお、制御盤は20cmほどの隙間に設置されており、十分な点検スペースがなかった。また、被害者は作業着を着用していたが、安全防保護具等の着用は無かった。 故意・過失(公衆の故意・過失) ・全従業員に対し、感電防止など電気保安に関する保安教育を実施。
・制御盤の扉を安全に開閉できるスペースを確保するとともに、危険標識を掲示。
・制御盤に施錠装置を設置し、管理者による施錠管理を実施。
68 H30.2 波及事故 受電用高圧ケーブル(1992年製)が絶縁低下により地絡。出迎え方式で、保護範囲外のため波及事故となった。
供給支障電力:1,006kW、供給支障時間:1時間33分
保守不備(自然劣化) ・高圧受電用ケーブルの取替を実施。
・更新推奨時期を超過した機器の取替を計画。
69 H30.2 波及事故 受電用高圧ケーブル(1993年製)が絶縁低下により地絡。出迎え方式で、保護範囲外のため波及事故となった。
供給支障電力:1,184kW、供給支障時間:1時間43分
保守不備(自然劣化) ・高圧受電用ケーブルの取替を実施。
・受電用高圧気中開閉器(PAS)の設置を検討。
70 H30.3 波及事故 高圧引込みケーブル(1997年製)が絶縁低下により地絡。PAS(1997年製)が設置されていたが不動作のため波及事故に至った。PASの不動作の原因についてはメーカー等に見解を確認したが、特定には至らなかった。
供給支障電力:1,062kW、供給支障時間:1時間21分
保守不備(自然劣化) ・高圧受電用ケーブル等の取替を実施。
・構内PAS及びSOG(地絡継電器)の取替を実施。
・点検基準を見直し、ケーブルを敷設するマンホール内の排水処理を継続して実施。
71 H30.3 波及事故 高圧引込みケーブル(1967年製)が発火したことにより地絡し、出迎え方式で、保護範囲外のため波及事故となった。
 なお、電気主任技術者は責任財産分界点をPGS(ガス開閉器)の一次側と認識しており、事故のあったケーブル(電力会社AS(気中開閉器)の二次側からPGSの一次側)については保守点検が行われていなかった。
供給支障電力:442kW、供給支障時間:20分
保守不備(保守不完全) ・高圧受電用ケーブル等の取替を実施。
・責任財産分界点の明確化。
72 H30.3 感電以外の死傷事故 ケーブル取替工事のため、停電前にキュービクル内の設備を確認していたところ、ヘルメットに装着したライト固定ベルト(前々日の雨で湿潤していた)が受電用高圧ケーブル終端部接続点の高圧電線に接触し、その際に発生したアークにより受傷した。作業者はヘルメットとゴム手袋を着用していた。 故意・過失(作業者の過失) ・連絡責任者及び全従業員に対し、保安教育を実施。
73 H30.3 感電死亡事故 保安業務担当者がキュービクル内での月次点検作業中に体勢を崩し、高圧機器の充電部に接触し感電。その衝撃により、工場建屋2階から転落、死亡が確認された。 故意・過失(作業者の過失) ・各事業所の管理者等に事故内容を通知し、伝達教育による水平展開を実施。
・定期的な安全教育の実施を検討。
・設置者に対し、転落防止のための防護柵設置を依頼。
74 H30.3 波及事故 高圧引込みケーブル(1990年製)が絶縁低下により地絡。出迎え方式で、保護範囲外のため波及事故となった。
供給支障電力:1,018kW、供給支障時間:34分
保守不備(自然劣化) ・高圧受電用ケーブル等の取替を実施。
・構内PASの設置を検討。
・更新推奨時期を超過した機器の取替を計画。
75 H30.3 波及事故 高圧引込みケーブル(1987年製)が絶縁低下により地絡。出迎え方式で、保護範囲外のため波及事故となった。
供給支障電力:406kW、供給支障時間:31分
保守不備(自然劣化) ・高圧受電用ケーブル等の取替を実施。
・構内PAS及びSOG(地絡継電器)を設置。
・更新推奨時期を超過した機器の取替を計画。
76 H30.3 波及事故 高圧引込みケーブル(2000年製)が絶縁低下により地絡。PAS(1999年製)は設置されていたが不動作のため波及事故に至った。経年劣化によるものと推定されるが、直近の年次点検で異常は確認できず、原因の特定には至らなかった。
供給支障電力:503kW、供給支障時間:1時間20分
保守不備(自然劣化) ・高圧受電用ケーブル、構内PAS等の取替を実施。
・点検基準を見直し、ケーブルを敷設する埋設管路への雨水侵入時には排水処理を実施。
77 H30.3 波及事故 高圧引込みケーブル(1991年製)が絶縁低下により地絡。出迎え方式で、保護範囲外のため波及事故となった。事故原因は、ケーブルの絶縁物の保護テープが劣化し、雨水が浸入したことによるものと推定される。
供給支障電力:793kW、供給支障時間:1時間36分
保守不備(自然劣化) ・高圧受電用ケーブル等の取替を実施。
・構内PASを設置。
・更新推奨時期を超過した機器の取替を計画。
 

 

  中部近畿産業保安監督部近畿支部 電力安全課 技術係
   

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