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電気主任技術者によるPAS強制投入に伴う波及事故に係る注意喚起    

令和2年3月12日

中部近畿産業保安監督部
近畿支部

 今年度、近畿管内の自家用電気工作物設置事業場において、構内の地絡事故によって柱上開閉器(PAS)が正常に動作したものの、事故対応にあたった電気主任技術者(電気管理技術者)が事故原因を除去しないままPASを投入したことにより、波及事故に至るという電気事故が4件発生しました。(PDF参照) 

 電気主任技術者の皆様におかれましては、これらの事例を参考に、自らが担当する事業場における事故対応手順を改めて見直すとともに、事故対応時は、確認漏れや判断の誤りによって波及事故に至る可能性があることを念頭に、事故対応手順に基づき慎重に対応していただくようお願いします。

<主なポイント>
 ①  事故原因が確実に除去されていることの確認を徹底して下さい。
 4件の事例とも、PAS開放後の絶縁抵抗測定において、1000Vメガーによる測定結果を異常とは判断できていません。高圧電路での構内事故が疑われる場合は、さらに高い電圧による絶縁抵抗測定の実施を検討して下さい。
 また、事故後の外観点検において、機器の焼損箇所や電線への樹木接触箇所など、通常であれば気付けるような異常箇所が、一刻も早く停電を復旧させようとする焦りから、確認されていない事例もあります。

 ②  継電器の制御用電源が喪失していないことの確認を徹底して下さい。
 3件の事例は、継電器の制御用電源が喪失状態であるにも関わらずPASが再投入されています。近年はVT内蔵型のPASが使用されることが多いので誤認されることもありますが、変圧器2次側から電源が取られていることもあるので注意して下さい。
 

 電気主任技術者によるPAS強制投入に伴う波及事故に係る注意喚起
(PDFファイル)


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