中部近畿産業保安監督部近畿支部 > 事故災害等情報   > 平成26年度電気事故情報

平成26年度電気事故情報(月更新)

中部近畿産業保安監督部近畿支部
電力安全課 技術係

最終更新日:平成27年8月27日

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
 〔↑ クリックすると当該月の欄に移動します。〕

  発生年月 事故
種別
概要 原因 再発防止対策
1 H26.4 破損 事故 特高トランスタップの畜勢機構の可動部品に摩擦が発生したため、タップの動作速度が遅くなり、アークの発生により油圧が上昇し噴油した。 設備不備(製作不完全) ・同型機種を重点的に点検
・異音や油中の気泡の有無を巡視で確認し、設備異常の把握を行う。
2 H26.4 波及 事故 高圧地絡継電器用の架空電源線が、途中の建屋屋上で建屋と接触し、損傷して漏電。当該地絡継電器の電源元であるVTに過大電流が流れVTが焼損し、地絡した。地絡継電器は電源喪失のため不動作となり波及事故となる。 保守不備(保守不完全) ・適正な離隔距離の確保
・高圧地絡継電器の電源元の標示
3 H26.5 破損
事故
停電点検後、復電時に、コンデンサーの充電電荷のため変圧器が破損し、連鎖的に電気事故(地絡、他の変圧器破損など)が起こり、構内全停となった。 故意・過失(作業者の過失) ・破損機器の取替
・停電、復電時の手順の見直し
・継電器の整定値変更
・メーカーとの連係(技術アドバイス)
4 H26.5 波及
事故
経年劣化及び雨の影響のため、絶縁低下が起こり、PASから関電柱までの高圧引込ケーブルS相端末部で放電し地絡し波及した。(地絡保護範囲外) 保守不備(自然劣化) ・電力会社との責任分界点をPASまでとし、引込みケーブルを電力会社で保護する。
・財産責任分界点の再確認
5 H26.5 波及
事故
新築工事中、建柱用大型ドリル機で駐車場侵入防止ポール用の縦穴(φ30cm程度)を掘削していたときに、FEP管路の高圧ケーブルを損傷し、波及した。 故意・過失(公衆の故意・過失) ・主任技術者への工事連絡を徹底
・埋設物位置確認の徹底
6 H26.5 波及
事故
構内PAS二次側にヘビが侵入、地絡し、PAS(GR付)不動作により波及した。 他物接触(鳥獣接触) ・構内柱周辺の樹木伐採
・継電器の整定値変更
7 H26.5 感電
死傷
事故(負傷)

四階建て自宅兼店舗建物の外構修繕工事中、工事業者作業員が、足場の上で、材料(銅製雨樋)を両手に持って横移動させた際に、高圧ケーブルに材料が接触し感電した(左手甲及び頭部に火傷)。SOGのGR作動しPASは開放。
なお、工事に関して、主任技術者への連絡は無かった。

    (図)

故意・過失(公衆の故意・過失) ・工事の事前に、作業内容の確認と主任技術者への連絡事前打ち合わせの徹底
・電気主任技術者による保安教育の徹底
8 H26.5 波及
事故
地質調査ボーリングで掘進中、埋設されていた高圧ケーブルを損傷させ地絡し波及した。DGRの電源も同時に損傷させたため、PAS不動作。 故意・過失(公衆の故意・過失) ・主任技術者への工事連絡を徹底
・埋設物位置確認の徹底
9 H26.6 感電死傷事故
(負傷)
電灯変圧器2次MCCB取替作業のため、主任技術者の許可無く、現場工事責任者が受電盤の施錠を外し、作業者にD種接地接続作業を指示し高圧の受電盤に立ち入らせ、作業者がVTに接触し感電負傷した。 故意・過失(作業者の過失) ・工事は可能な限り全停電にて行う
・工事中充電箇所には「充電中」の標示をおこなう
・主任技術者は設備の現状を把握するとともに、予定にない作業は主任技術者の許可を得る
10 H26.6 波及
事故
高圧受電用電力ケーブルの絶縁低下により地絡し、保護範囲外のため波及事故となった。 保守不備(自然劣化) ・経年したケーブルの取替え
11 H26.6 波及
事故
キュービクル内で火災が発生し地絡、波及した。 不明 ・PGSをVT付PASに取り替える
12 H26.6 波及
事故
構内柱上のPAS負荷側高圧ケーブルB相耐塩ヘッドカバー内にヘビが侵入し地絡、DGR不動作のため波及した。 他物接触(鳥獣接触) ・構内柱周辺の除草
・構内柱及び配管に防蛇テープを巻く
・DGRの整定値の変更
13 H26.6 波及
事故
受電用高圧ケーブル(1999年製 出迎え方式)の電力会社側ケーブル端末部A相が絶縁破壊のため地絡し波及した。 保守不備(自然劣化)
・更新推奨年の3年前より電気設備の改善計画を作成する。
・確実な点検を行い、設備の状態を把握する。

14 H26.6 波及
事故
PASの2次側零相電圧検出用コンデンサー部位で、今般雷サージを受けたことにより、過去の雷サージによる沿面閃絡が進行し、地絡に至ったが、SOG制御装置にも地絡電流が流れ故障したため、動作せず波及事故となった。 自然現象(雷) ・GR付PAS,制御装置の取替
・絶縁抵抗値の経年変化管理
15 H26.7 波及
事故
経年劣化(1993年製)及びキュービクル内に雨水が浸入したことによる吸湿のため、真空遮断器の絶縁材で短地絡が発生し焼損した。地絡継電器が動作し、当該機器は遮断したが、事故点が保護範囲外であったため波及事故となった。 保守不備(自然劣化) ・老朽設備の更新
・キュービクルの通気孔を遮蔽し雨水の浸入を防止する。
・部分放電測定を月次点検以外でも湿度の高い時期に実施する。
16 H26.7 波及
事故
深夜からの天候不順により雷が発生し引込設備付近に落雷したため、出迎え受電方式の高圧受電ケーブル及び支持碍子が焼損し絶縁破壊となり、波及事故に至った。
自然現象(雷) ・損傷機器の取替え
17 H26.7 感電死傷事故
(死亡)

店舗天井裏の低圧回路の改修工事中(工事内容:配線ダクトの撤去及びコンセント設置)に感電し気絶(心肺停止)した。他の作業員が気づき、救急要請し病院に搬送された。搬送中に心肺停止から蘇生したが、数日後、入院先で死亡した。なお、被災者は半袖Tシャツを着用し、保安帽及び手袋は未装着であった。

      (図)

故意・過失(作業者の過失) ・主任技術者へ工事の事前連絡
・工事発注時の安全確保の徹底・確認
18 H26.7 感電外死傷事故
(負傷)
マンションの屋内電気室の集合計器盤内のブレーカーの不良調査をマンション管理者から請負った電気工事会社の作業員2名が、電力会社の電力量計の電源側配線をあやまって、取り外したときに、アークにより火傷した。うち1名が治療のため入院した。 故意・過失(作業者の過失) ・電力会社から、電力会社の計量器を無断で工事しないよう、関係先等へ注意喚起を行う。
19 H26.7 感電死傷事故
(死亡)

工場内で夜勤をしていた従業員が、感電し死亡した。制御用電源線(200V)の末端部が未処理のため、接地不良であった機械に接触し電流が流れ、被災者、他の機械、他の機械からの接地線と電流が流れたと推定される。
 なお、機械類の接地抵抗測定など測定点検を行っていなかったものがあり、制御用電源線からの漏電も複数回にわたって警報等があったが放置されていた。

     (図)

設備不備(施工不完全) ・不良機械等の改修
・電気機械器具取扱いに関する保安教育
・測定、点検などの保安業務担当者遵守事項の徹底
20 H26.8 波及
事故
工事業者が鉄杭を打設する工事中、配管及び高圧ケーブルを損傷させたため地絡し波及事故となった。高圧ケーブルは出迎え方式で保護範囲外であった。 故意・過失(公衆の故意・過失) ・工事実施時の内容確認及び保安教育
・埋設表示シートの確認
・PASの設置の検討
21 H26.8 波及
事故
増築工事のため、工事業者がボーリング機によりボーリング調査を実施した際、受電用高圧ケーブル(地中埋設)を貫通(地絡)し波及事故となった。高圧ケーブルは出迎え方式で保護範囲外であった。 故意・過失(公衆の故意・過失) ・工事業者に対する保安教育
・工事前の連絡・打合せの徹底
22 H26.8 波及
事故
構内第1柱上PASが直撃雷により絶縁破壊し、波及事故となった。 自然現象(雷) ・PAS DGRの取替
23 H26.8 波及
事故
屋内電気室での雨漏りのため高圧計器用変圧器(VT)に水がかかり地絡。保護範囲外であったため波及事故となった。 保守不備(保守不完全) ・キュービクルの新設
24 H26.8 波及
事故
台風11号のため、1Fに設置してあったキュービクルの換気扇口から雨水が浸入し、LBS1次側で地絡、地絡継電器は動作したが、保護範囲外であったため波及事故となった。 自然現象(風雨) ・LBS及び地絡継電器の取替
・キュービクル内の清掃
・雨水侵入防止用の保護板取り付け
25 H26.8 波及
事故
台風11号のため、受電用ケーブル保護配管に緩みが生じ、ケーブル端末に荷重がかかったため、テープ巻処理部に隙間が生じ雨水が浸入、地絡し波及した。 自然現象(風雨) ・高圧受電ケーブルのブラケット部をジュートテープ巻きからゴムスペーサーに変える
26 H26.8 波及
事故
台風11号のため、ハンドホールに雨水がたまり、高圧ケーブルで地絡し波及した。(CVT 1999年製 出迎え 保護範囲外) 自然現象(風雨) ・PASの設置
・台風・豪雨後の年次点検実施
27 H26.8 波及
事故
高圧ケーブルの絶縁が低下しており、雨のため地絡し、波及した。なお、直前にもキュービクル内浸水のため地絡し波及事故となっており、復旧時の絶縁抵抗測定結果は良好とされていた。  保守不備(保守不完全) ・高圧ケーブルの損傷箇所撤去
・PASの設置
28 H26.8 破損
事故
台風11号の大雨のため、川沿いの県道が陥没し、水力発電所の水路が埋没、放水口が破損した。 自然現象(風雨) ・土嚢(フレコンバッグ)蛇籠などで仮復旧し、放水口の確保
・河川管理者、道路管理者と本復旧工事の打合せ実施
29 H26.8 感電死傷事故
(負傷)
工場敷地境界付近で、道路側に止めてあるトラックへの不要物の積み込みを一人作業で高所作業車のバケットに乗り実施していたところ、電力会社の送電線(77kV)に接近し感電した。 故意・過失(公衆の故意・過失)
・送電線付近での作業が必要な場合は電力会社へ連絡するようPRする(送電線付近の事業所、重機リース会社等)
・送電線下に注意喚起を明示する
30 H26.8 異常
放流
ダムにおいて、台風11号の影響により常時満水位を超えるおそれがあり放流したところ、限度放流量以上の放流となった。 自然現象(風雨) ・放流開始の判断基準を見直し、早めに放流を判断する。
・判断基準の徹底(保安教育)
31 H26.8 波及
事故
電気室に雨水が吹き込み、計器用変圧器に雨水がかかり地絡した。出迎え方式のため保護範囲外であり、波及事故に至った。 自然現象(風雨) ・キュービクルの新設
32 H26.9 感電死傷事故
(負傷)

一般職員がキュービクル内に保管中であったPCB入り機器を取り出すためキュービクルに立入ったところ、高圧ケーブル接続端子部に右肩が触れ感電負傷した。

     (図)
故意・過失(公衆の故意・過失) ・PCB入り機器について、キュービクルから倉庫に移動
・保安教育の実施
・作業にあたり保安法人への事前連絡を徹底
33 H26.9 感電死傷事故
(負傷)
工事業者がキュービクル内に仮置きした機器を取り出そうとした際に、充電中の高圧交流負荷開閉器(LBS)負荷側電力ヒューズ(PF)下部に頭頂部が接触し感電負傷した。 故意・過失(公衆の故意・過失)
・キュービクルの鍵の管理、保安に係る指揮命令系統を明確化し、報告・連絡・相談の連携を密にする
・安全帽の着用など保安教育の実施
34 H26.9 波及
事故
受電VCBから火花が発生しVCB焼損。(1990年製のVCBであり、年次点検にて不良が出ていたものの交換していなかった。)出迎え方式のため波及事故に至った。 保守不備(保守不完全) ・VCB更新工事の実施
・巡視点検測定及び手入れ基準の項目追加
35 H26.9 波及
事故
工場火災のため、キュービクル内DGR及び同電源回路焼損のためPASが不動作となり波及事故に至った。 故意・過失(火災) ・VT内蔵のPASの使用
36 H26.9 感電死傷事故
(死亡)
建物解体に伴い作業員が地上7mの足場上で足場組み立て作業を行っていたところ、保持していた金属管(足場組み立て用の金属製単管)を高圧線(6600V)に接触させたため感電、墜落し死亡した。 故意・過失(公衆の故意・過失) ・防護管取付け等電気事故防止措置の実施
・足場工事業者やハウスメーカー等への電気事故防止PRの実施
37 H26.10 波及
事故
高圧引込ケーブル(1987年製)の絶縁不良により地絡が発生し波及事故となった。高圧ケーブルは出迎え方式で保護範囲外であった。 保守不備(自然劣化) ・点検頻度の増加
・年次点検時に各機器の更新推奨年を確認
38 H26.10 感電死傷事故(負傷)
空調機器設備会社社員が、電源確保のため、借用した鍵束の中にあった鍵を用いて無断でキュービクル内へ立ち入り、充電中の計器用変流器に左肩が接触し感電負傷した。

     (図)
故意・過失(公衆の故意・過失) ・関係者に対し保安教育を実施
・キュービクル扉の鍵の厳正管理
39 H26.10 波及
事故
保安法人の作業者が、保護継電器の試験中に、受電用高圧断路器の高圧側に作業用接地を取り付けていたことを失念し高圧気中負荷開閉器を投入したことで三相短絡事故に至った。 故意・過失(作業者の過失) ・作業手順の確認を徹底
・失念防止のため、作業時に掲示する操作禁止札にシールを添付
40 H26.10 感電死傷事故(負傷)
警備会社社員が、工事のためキュービクル内に保管していた太陽光発電設備の鍵を取り出そうとして、誤ってLBS負荷側に左手を接触させ、感電負傷した。

    (図)
故意・過失(公衆の故意・過失) ・キュービクルを鍵などの保管場所にしないように徹底
・キュービクルの鍵の管理の徹底
・工事時には事前に保安法人へ連絡するよう保安教育を実施
41 H26.10 感電外死傷事故(負傷) 電力会社の作業者が、気中開閉器新設工事中、開閉器開放状態で作業すべきところ、誤って開閉器投入状態で開閉器1次側リード線を高圧本線へ接続してしまい、バインドで結束していた2次側リード線で短絡、本線接続部でアークが発生し火傷した。 故意・過失(作業者の過失) ・災害事例を周知するとともに、作業手順の遵守を徹底
42 H26.11 感電死傷事故(負傷) 電気管理技術者が、屋内キュービクル月次点検中にバランスを崩し、充電中のLBSに左手が接触して感電負傷した。なお、手袋は革手袋であり、ヘルメットは未着用であった。 故意・過失(作業者の過失) ・LBS前面に保護板を取付
・点検用通路を確保
・保護具着用を徹底
43
H26.11 破損事故
送電線の点検のためループ受電状態から片側受電状態となっていたところ、オペレーターが受電系統の遮断器を誤って開放。自社発電機による単独運転となり、誤りに気づき遮断した遮断機を投入したが、手順を間違えて非同期投入したことにより発電機の破損事故に至った。
故意・過失(作業者の過失) ・オペレーター等作業者を対象とした勉強会を実施し、運用や操作方法を徹底
・シミュレーターによる操作訓練の定期的な実施
44 H26.12 波及
事故
高圧引込ケーブル(1990年製)の絶縁不良により地絡が発生し波及事故となった。高圧ケーブルは出迎え方式で保護範囲外であった。 保守不備(自然劣化) ・高圧ケーブル取り替え
・更新推奨時期を考慮し、更新計画を立て更新
45 H26.12 感電死傷事故
(死亡)

電気工事士が、開放型電気室内で高圧コンデンサー入れ替え工事について事前打ち合わせ中、身振り手振りで説明している際に誤って高圧充電部に接触し、感電死亡した。

    (図)
故意・過失(作業者の過失) ・保安教育を実施
・高圧充電部にアクリル板を取付
・危険表示板を取付
46 H26.12 波及
事故
火災によりキュービクル内の高圧機器及び高圧ケーブルが焼損し短絡した。出迎え方式のため保護範囲外であり、波及事故に至った。 故意・過失(火災) ・自家用電気工作物を廃止
47 H26.12 波及
事故
受電用高圧引込みケーブル(1985年製)が経年劣化により絶縁低下し地絡、出迎え方式のため波及事故に至った。なお、当該事業所は電気主任技術者を選任しておらず、保守が不十分であった。 保守不備(保守不完全) ・更新推奨時期を考慮し、更新計画を立て更新
・保安規程に基づく保守点検を徹底
・高圧受電を廃止し、低圧受電へ切替予定
・低圧受電へ切り替えるまで電気主任技術者を選任
48 H26.12 感電死傷事故(死亡) 構内第1柱の社名看板掛け替え作業のため、構内第1柱に垂直梯子をかけて作業していた看板業者が地面に落下し死亡した。作業中に構内第1柱上気中開閉器の負荷側の高圧ケーブル(1990年製)接続部(経年劣化により、絶縁が低下していた)に頭部が触れ、電撃により約6m下の地面に転落したものと推測される。被災者は、ヘルメット未着用であり、胴綱は携帯していたが未使用であった。

    (図)
故意・過失(公衆の故意・過失) ・絶縁劣化箇所の改修
・連絡責任者及び従業員に対する保安教育の実施
・看板を構内第一柱以外に移設
・工場及び事務所内に「緊急時の連絡体制表」を掲示し、電気工作物に係る工事の際は電気工事でなくとも事前に保安協会との打ち合わせを実施するよう徹底電気工事でなくとも事前に保安協会との打ち合わせを実施するよう徹底
49 H26.12 波及
事故
高圧引込ケーブル(1996年製)のキュービクル引込み配管にブッシングが取り付けられておらず、ケーブルのすり切れによる絶縁不良のため地絡が発生し波及事故となった。高圧ケーブルは出迎え方式で保護範囲外であった。 設備不備(施工不完全) ・キュービクル引込配管にブッシングを取付
・高圧引込ケーブルを更新
50 H26.12 波及
事故
高圧引込みケーブル(1992年製)の経年劣化及び雨の影響のため、絶縁低下が起こり、高圧引込ケーブルT相端末部で放電し地絡。構内PGSにあるSOG装置(1992年製)が経年劣化により動作せず、波及事故となった。 保守不備(自然劣化) ・高圧引込ケーブル、PGS、SOG制御装置の取替え
・更新推奨時期を考慮し、更新計画を立て更新
51 H26.12 公共の用に供する施設の使用を不可能にさせた事故 鉄筋の腐食により強度が低下していた電柱が倒壊し、道路の通行を妨げた。 調査中 ・巡視点検にて傾斜している電柱を確認し、倒壊防止措置を早期に実施
・電柱建て替え基準の検討を実施
52 H26.12 破損
事故
PCS地絡警報により風車が重故障停止した。発電機の回転子巻線中性点ニュートラルリングの損傷が原因と推定される。 保守不備(自然劣化) ・他号機についてニュートラルリングの修理
53 H27.1 波及
事故

扉が開いていたキュービクル内に猫が侵入し、コンデンサ用LBS負荷側充電部に接触し地絡、地絡継電器動作によりPAS開放中に、さらにLBS二次側(猫接触箇所)で短絡が発生し、PAS内でアークが発生、PAS電源側で内部短絡し波及事故に至った。キュービクル扉について、保安法人の点検担当者は開錠しておらず、開放していた原因は不明である。本キュービクルは港湾地区の道路に面しており、誰でも容易に近づくことが出来た。

他物接触(鳥獣接触) ・PAS、DGR、PFの取り替え
・小動物による短絡防止対策としてLBSに相間絶縁板を取付け
・いたずら防止のため、キュービクル鍵の取替、キュービクル本体を鎖で巻き鍵を取付け二重施錠
54 H27.1 感電外死傷事故
(負傷)
作業者が一次側動力に係る遮断器を開放せずに動力分電盤内MCB交換作業をしていたところ、使用していた工具が一次側バーに接触して短絡。アークにより顔面を火傷した。 故意・過失(作業者の過失) ・作業範囲の停電と検電の徹底
・電気工事の際は電気主任技術者の許可・監督の下実施するよう徹底
・工事開始前に作業手順を確認
55 H27.1 感電死傷事故
(負傷)
公園内樹木伐採工事において、高所作業車に2名搭乗して、作業を行っていたところ、過って高圧線に接触し2名とも感電し負傷した。なお、電力会社への作業の事前連絡は無かった。 故意・過失(公衆の故意・過失) ・公園管理者へ事前連絡徹底等の申入れ
・孫請け会社も含めて伐採工事業者への電気事故防止の周知
56 H27.1 破損
事故

発電所内において、出力1000kW、2号ボイラー1缶にて運転していたところ、「2号ボイラー給水流量 測定上限」 警報が発報された為、水管の破孔を疑い調査した結果、bS M/H付近より蒸気漏洩音を確認したので、ボイラーを停止。停止後、M/Hを開放し調査した結果、本体水管パネルの水管ビート部に破孔漏洩を確認した。スートブロワの噴出蒸気が一定箇所に繰り返し吹き付けられ、水管が減肉し破孔に至ったものと推測される。

保守不備(保守不完全) ・水管の減肉傾向を確認し、水管プロテクターの設置等を検討する。
57 H27.2 波及
事故
受電用高圧ケーブル(青相)絶縁破壊により地絡。出迎え方式で保護範囲外であったため、波及事故に至った。
供給支障電力:1,228kW 供給支障時間:1時間12分
自然現象(雷) ・受電用高圧ケーブル取替
・更新推奨年超過機器について取替を計画
58 H27.2 波及
事故
地下埋設されている高圧引込ケーブル(1998年製)が絶縁破壊のため地絡、出迎え方式で保護範囲外のため波及事故となる。
供給支障電力:1,989kW 供給支障時間:39分
保守不備(自然劣化) ・高圧受電ケーブルを取替
59 H27.2 波及
事故
地下埋設されている高圧引込ケーブル(1999年製)が絶縁破壊のため地絡、出迎え方式で保護範囲外のため波及事故となる。
供給支障電力:1,443kW 供給支障時間:41分
保守不備(自然劣化) ・年次点検時に各機器の更新推奨年を確認
・構内柱にPAS取付け
60 H27.2 感電死傷事故
(負傷)
製品開発中のUPS装置で被害者が計測器を用いて回路電圧を測定中、測定器の波形に異常が見られたため装置と計測器の配線(プローブ)を入れ替えをしようとした。配線を取り外した際、配線接続部の金属充電部に触れ、感電負傷した。 故意・過失(作業者の過失) ・充電部が露出しているプローブの使用を禁止、充電部が絶縁されたプローブに取替え
・プローブ接続時は主回路電源を開放するよう徹底
61 H27.2 波及
事故
地下2階機械室の汚水ポンプが更新工事(電気主任技術者への連絡無し)の施工ミスにより稼働しておらず、汚水が電気室内に浸入し、電気室内の高圧コンデンサが水没。地絡事故(R相)が発生した。地絡継電器の制御電源も水没し電源喪失していたため、主遮断装置がトリップせず、波及事故となる。
供給支障電力:186kW 供給支障時間:29分
設備不備(施工不完全) ・電気工事の際は電気主任技術者へ連絡するよう徹底
・浸水警報の設置を検討
・高圧コンデンサ更新時に設置高さ変更を検討
・継電器電源の設置高さ変更を検討
62 H27.3 波及
事故
高圧引込みケーブル(1996年製)の埋設部分の絶縁不良により地絡。出迎え方式で保護範囲外のため波及事故となる。
供給支障電力:1,384kW 供給支障時間:54分
保守不備
(自然劣化)
・高圧ケーブルを更新
63 H27.3 波及
事故
落雷により高圧ケーブル(1997年製)が絶縁破壊し地絡。出迎え方式で保護範囲外のため波及事故となる。
供給支障電力:640kW 供給支障時間:1時間28分
自然現象
(雷)
・高圧ケーブルを更新
64 H27.3 波及
事故
建物内装工事中、2階の天井部分に施設された高圧ケーブル保護管を不要配管と思い電動ノコギリにより切断し、配管内に収められていた受電用高圧ケーブルを損傷させ地絡。出迎え方式で保護範囲外のため波及事故となる。
供給支障電力:401kW 供給支障時間:44分
故意・過失
(公衆の過失)
・高圧配管に高圧危険表示札を取付け
・電気主任技術者への連絡を徹底するため連絡責任者等に保安教育を実施
・施工業者と電気主任技術者の事前打合せを確実に実施
65 H27.3 波及
事故
受電用高圧ケーブル(1990年製)C相が経年劣化により絶縁破壊し、地絡。出迎え方式で保護範囲外のため波及事故となった。
供給支障電力:268kW 供給支障時間:37分
保守不備
(保守不完全)
・高圧ケーブルを更新
・高圧ケーブルを保護範囲内にするため、気中開閉器の設置
・更新推奨時期を超過した設備については更新を計画
 

 

  中部近畿産業保安監督部近畿支部 電力安全課 技術係
   

Copyright (C) 2005 KINKI Ind.Safety All rights reserved.