番号 | 事故種別 | 概要 | 原因 | 再発防止対策 |
---|---|---|---|---|
1 | 波及事故 | 高圧引込みケーブル(CVT、1991年製)の柱上端末部で地絡が発生した。出迎え方式で事故点が保護範囲外であったため、波及事故に至った。調査の結果、地絡の原因はシュリンクバック現象によるものと推定される。 供給支障電力:1,169kW、供給支障時間:50分 |
保守不備(自然劣化) |
|
2 | 破損事故 | 太陽電池発電所において、PCS1台(100kW、2013年製)が警報により停止した。メーカーによる調査の結果、PCS内冷却ファン8台中4台の故障に伴う温度上昇によってPCSが停止したことを確認した。冷却ファンが故障した原因は、8年以上使用したことによるモーターなどの内部部品の経年劣化と推定される。 | 保守不備(自然劣化) | 冷却ファンを交換推奨年(5年)毎に更新する計画を立てる。 |
3 | 波及事故 | 主任技術者が年次点検を終えてPASを投入した際、SOG制御装置の電源ランプの異常に気づきPASを手動開放したが、その直後、PASを再投入したところ、配電線の自動再閉路が失敗し、波及事故に至った。PAS内蔵VTが地絡していたことによるもので、地絡の原因は、地絡方向継電器(DGR)の試験時に外したVTからの電源線が短絡し、VTが損傷したためと推定される。 供給支障電力:1,100kW、供給支障時間:43分 |
故意・過失(作業者の過失 |
|
4 | 破損事故 | 太陽電池発電所において、PCS1台(500kW、2013年製)で警報が発報したため、現地を確認したところ、PCSから発煙があった。当該PCSには製造不良のコンデンサが内蔵されており、コンデンサが過熱溶融し、PCS内部の焼損に至った。 | 設備不備(製作不完全) | 製品不良の情報を収集し必要な対策を講じる。 |
5 | 破損事故 | 小出力の太陽電池発電設備において、追尾式架台1基のパネルが地上に脱落した。調査の結果、設置時にスプリングワッシャーが支柱とパネル固定用部材をつなぐボルト・ナットに、取付けられていなかったことが原因で、風の振動によりボルト・ナットが緩み、ボルトがせん断され支柱からパネル固定材ごと脱落したと推定される。 | 設備不備(製作不完全) | |
6 | 破損事故 | 太陽電池発電所において、PCS3台(1台あたり50kW、2016年製)が警報により停止した。メーカーが調査した結果、原因はPCS内部の信号ケーブルのコネクタ接触不良による動作不安定と推定される。 | 設備不備(製作不完全) |
|
7 | 破損事故 | 太陽電池発電所において、PCS2台(1台あたり50kW、2016年製)が警報により停止した。メーカーが調査した結果、原因はPCS内部の信号ケーブルのコネクタ接触不良による動作不安定と推定される。 | 設備不備(製作不完全) |
|
8 | 破損事故 | 太陽電池発電所において、PCS1台(60kW、2019年製)が警報により停止した。メーカーが確認した結果、内部回路に損傷が見られた。原因は、当該PCSに搭載されているファームウェアが交流系統側の不安定さを検知した際、発電を維持するため交流リレーの開閉動作が稀に不適切に行われ、内部回路に不要な負荷がかかったためと推定される。 | 設備不備(製作不完全) | ファームウェアの更新 |
9 | 破損事故 | 太陽電池発電所において、PCS1台(80kW、2019年製)が異常警報により停止し、再起動不能となった。メーカーによる調査の結果、外来サージによるPCS内部の検出回路へのダメージ、もしくは通信ケーブルの長さ不足による接続部へのストレスや接触不良により制御信号の検出が不安定となり、異常警報が発生したと推定される。 | 設備不備(製作不完全) | PCS内部の通信ケーブルを保護する絶縁チューブのインシュロックの固定位置を標準化し、絶縁チューブの両端部で信号ケーブルにストレスが掛からないようにした。 |
10 | 波及事故 | 高圧引込みケーブル(CVT、1988年製)の柱上端末部で地絡が発生した。出迎え方式で事故点が保護範囲外であったため、波及事故に至った。地絡の原因はシュリンクバック現象によるものと推定される。 供給支障電力:1,201kW、供給支障時間:68分 |
保守不備(自然劣化) |
|
11 | 波及事故 | 高圧引込みケーブル(CVT、1990年製)で地絡が発生した。出迎え方式で事故点が保護範囲外であったため、波及事故に至った。高圧引込ケーブルには外傷があり、NITEによる調査の結果、外傷付近に打痕、水漏れ及び腐食が認められたことから、地絡の原因は、飛来物が高圧引込ケーブルに接触して裂傷が発生し、時間経過により水漏れ及び腐食が発生して絶縁破壊に至ったためと推定される。 供給支障電力:82kW、供給支障時間:38分 |
その他(その他) |
|
番号 | 事故種別 | 概要 | 原因 | 再発防止対策 |
---|---|---|---|---|
1 | 破損事故 | 太陽電池発電所において、PCS1台(60kW、2019年製)が警報により停止した。現地確認したところ、当該PCSからの発煙を確認した。調査の結果、当該PCSの蓋の内側に水の跡が認められたことから、入水によって機器内部が高湿となり故障に至ったと推定される。 また、当該PCSに搭載されているファームウェアが交流系統側の不安定さを検知した際、発電を維持するため交流リレーの開閉動作が稀に不適切に行われ、内部回路に不要な負荷がかかり故障に至った可能性も推定される。 |
その他(その他) | ファームウェアの更新 |
2 | 波及事故 | 高圧引込みケーブル(1998年製)で地絡が発生し、PASが開放して再閉路に成功した。構内停電の復旧にあたった主任技術者は、遮断器(VCB)を開放してケーブル側の絶縁抵抗を測定し、異常はないと判断してPASを投入したが、ケーブルで再び地絡が発生した。このとき、VCBを開放したままだったため、地絡継電器(DGR)の制御電源がない状態であり、DGR及びPASが動作せず波及事故に至った。なお、ケーブルの地絡の原因は水トリーと推定される。 供給支障電力:752kW、供給支障時間:114分 |
故意・過失(作業者の過失) |
|
3 | 波及事故 | 建物解体工事中に解体作業員が、高圧引込みケーブルを不要配線と誤認し、切断した。出迎え方式で事故点が保護範囲外であったため波及事故に至った。 供給支障電力:816kW、供給支障時間:44分 |
故意・過失(公衆の故意・過失) |
|
4 | 波及事故 | 高圧引込みケーブル(CVT)がキュービクル内で、避雷器用断路器のブレードに接触し、地絡した。出迎え方式で事故点が保護範囲外であったため波及事故に至った。引込みケーブルは絶縁体で覆われているものの、表面上の埃や湿気などを通して徐々に放電し、部分的に損傷した箇所から地絡したものと推定される。 供給支障電力:550kW、供給支障時間:68分 |
保守不備(保守不完全) | 引込みケーブルがキュービクル内で充電部に接触しないよう、ケーブルをキュービクルの構造物に固定した。 |
5 | 破損事故 | 太陽電池発電所において、PCS4台(1台あたり80kW、2018年製)が警報により停止し、うち1台が再起動不能となった。当該1台についてはメーカーに連絡し、本体交換が必要と判断された。原因はメーカーにて調査中。 | 事業者において調査中 | |
6 | 破損事故 | 太陽電池発電所において、PCS1台(102kW、2014年製)が停止し、再起動不能となった。メーカーによる調査の結果、制御基板内のリード線1本が腐食により断線していた。また当該箇所には塵埃が付着していた。フィルターの清掃又は交換が適切に実施されていなかったため、制御基板に塵埃が蓄積し、空気中の水分を吸湿したことによりリード線が腐食・断線し、故障に至ったたと推定される。 | 保守不備(保守不完全) |
|
7 | 感電負傷事故 | 変電所の構内で停止中の変圧器上部にて33kV電路の保護柵を設置作業中に、電路と保護柵の離隔距離を拡げようとした際、誤って隣の変圧器(充電中)の電路に触れて感電した。 | 感電(作業者) (作業方法不良) |
|
8 | 破損事故 | 小出力の太陽電池発電設備において、PCS2台(1台あたり定格10kW)が停止した。メーカーによる調査の結果、1台目については制御回路故障、2台目についてはACサブ基盤板故障が確認されたが、それらの原因は、特定には至らなかった。 | 不明 | |
9 | 波及事故 | 隣接する工事現場の重機が掘削作業中、高圧地中引込みケーブルに接触し、柱上引き留め部でケーブルシースが破損し、地絡が発生した。出迎え方式で事故点が保護範囲外であったため、波及事故に至った。 供給支障電力:1224kW、供給支障時間:38分 |
故意・過失(公衆の故意・過失) |
|
番号 | 事故種別 | 概要 | 原因 | 再発防止対策 |
---|---|---|---|---|
1 | 波及事故 | 高圧引込みケーブル(CVT、2013年製)で地絡が発生し、地絡方向継電器(DGR、2017年製)が動作せず、波及事故に至った。地絡の原因は水トリーと推定される。DGR不動作の原因は、零相電圧要素(V0)の動作不能によるもので、メーカーによる調査の結果、V0検出回路の断線が確認された。断線の原因は、異常なサージ等の侵入と推定される。なお、事故4日前の年次点検で、高圧引込みケーブルの絶縁不良及びDGRの動作不良が確認され交換予定だった。 供給支障電力:718kW、供給支障時間:108分 |
保守不備(保守不完全) | 高圧引込みケーブル及びDGRに不良がある場合は復電よりも更新を優先する。 |
2 | 波及事故 | 隣接する工事現場において、工事業者が地面を掘削中に、誤って地中の高圧引込みケーブル及び地絡継電器の制御線を損傷させた。高圧引込みケーブルで地絡が発生したが、DGR不動作のため波及事故に至った。 供給支障電力:926kW、供給支障時間:41分 |
故意・過失(公衆の故意・過失) |
|
3 | 波及事故 | 落雷によりPAS(避雷器なし)が焼損して絶縁不良となり、波及事故に至った。 供給支障電力:671kW、供給支障時間:133分 |
雷 | |
4 | 電気火災事故 | 電柱上の高圧架空配電線(絶縁電線)にツタが巻き上がり、当該電線の被覆が損傷し、リークが発生したことにより、ツタ及び電線被覆が約1m焼損した。 | 保守不備(保守不完全) |
|
5 | 波及事故 | 受電用遮断器(VCB、1988年製)の1次側で地絡が発生し、出迎え方式で事故点が保護範囲外であったため、波及事故に至った。地 絡の原因は、受電用遮断器の絶縁物表面にトラッキングが生じたためと推定される。 なお、受電用遮断器は直近の年次点検で絶縁不良が確認されていた。 供給支障電力:524kW、供給支障時間:187分 |
保守不備(自然劣化) |
|
6 | 破損事故 | 火力発電所のガスタービンが起動中に振動上昇によりトリップした。点検の結果、ガスタービンブレードの破損が確認された。調査の結果、原因は、動翼内面のコーティングが経年劣化して剥がれたことで、母材の酸化により割れが進展し、破断に至ったと推定される。 | 保守不備(自然劣化) | ガスタービンを入れ替える。 |
7 | 破損事故 | 受電用遮断器(VCB、22kV、1999年製)が地絡及び相間短絡により破損した。メーカーによる調査の結果、地絡及び相間短絡の原因は、VCBが長期間、多塵埃高湿潤の環境下におかれたことで縁物表面の絶縁抵抗が低下して部分放電が発生し、絶縁不良となったためと推定される。 | 保守不備(保守不完全 |
|
8 | 破損事故 | 太陽電池発電所において、PCS2台(1台あたり80kW、2019年製)が警報により停止した。復帰しなかったためメーカーが確認した結果、PCSを取り替えることとした。原因はメーカーにて調査中。 | 事業者において調査中 |
番号 | 事故種別 | 概要 | 原因 | 再発防止対策 |
---|---|---|---|---|
1 | 波及事故 | 落雷によりPAS(避雷器なし)が焼損し、波及事故に至った。 供給支障電力:562kW、供給支障時間:188分 |
雷 | |
2 | 波及事故 | 落雷によりPAS(避雷器あり)が焼損し、波及事故に至った。 供給支障電力:1,666kW、供給支障時間:109分 |
雷 | |
3 | 破損事故 | 太陽電池発電所において、PCS1台(500kW、2014年製)が警報により停止し、再起動不能となった。メーカーによる調査の結果、IGBTチップの熱破壊及びIGBTモジュールの短絡故障が確認されたが、それらの原因は、特定には至らなかった。 | 不明 | 巡視点検等を確実に実施し、再発防止に努める。 |
4 | 供給支障事故 | 変電所において、キュービクル内の33kV母線の支持碍子が破損したため、供給支障が生じた。原因は、キュービクル内にて母線支持導体と部材(絶縁バリア固定金物)との絶縁距離が短かったため、外部から侵入した雷サージにより絶縁破壊したと推定される。当該キュービクルでは過去に母線を延長する改造工事が行われ、絶縁バリアが取り外されたが、その際に絶縁バリア固定金物も取り外すべきところ、設置当初の図面管理に不備があったため、工事設計者は同金物の存在に気付かず、また現場の作業者は絶縁距離が短いとは分からなかったため、取り外されていなかった。 供給支障電力:20.6MW、供給支障時間:94分 |
設備不備(施工不完全) |
|
5 | 破損事故 | 太陽電池発電所において、PCS1台(100kW、2013年製)が警報により停止し、再起動不能となった。メーカーによる調査の結果、原因は外来サージ及びノイズの影響により、インバーターユニットが故障に至ったためと推定される。 | 保守不備(自然劣化) |
|
6 | 感電負傷事故 | 集合住宅の解体作業中、作業員が仮設の組立足場上で高圧配電線に触れて感電し、約8.8mの高さから墜落した。被災者は、左手及び右手に電撃傷による火傷を負ったほか、打撲や擦り傷を負い入院治療した。 解体作業に伴う電気設備撤去の工程について、一般送配電事業者と解体業者で認識の相違があり、解体業者は停電を確認できていない状態で作業を実施した。 |
感電(公衆) (被害者の過失) |
|
7 | 波及事故 | 落雷によりPAS(避雷器あり)が焼損し、波及事故に至った。 供給支障電力:2587kW、供給支障時間:202分 |
雷 | |
8 | 電気火災事故、物損等事故 | 6.6kV高圧架空配電線の保護カバーが溶損し、下方に設置されている通信線に滴下し、同通信線の被覆を損傷させた。原因は、電柱に沿って新竹が伸長し、高圧線引留金具保護カバー内に入り、高圧線引留クランプと接触したためと推定される。 | 保守不備(保守不完全) |
|
9 | 電気火災事故 | 22k特別高圧架空電線の電線被覆が損傷し、リークが発生したことにより、樹木の枝が約1cm程度焼損した。原因は、風などの影響により樹木の枝が当該電線と接触したためと推定される。また、樹木接触に至った背景として、当該箇所の樹木管理データを、作業者が誤って上書きし、伐採を計画する際に当該箇所を処置不要と判断していた。 | 保守不備(保守不完全) |
|
10 | 破損事故 | 太陽電池発電所において、PCS1台(80kW、2019年製)が異常警報により停止し、再起動不能となった。メーカーによる調査の結果、外来サージによるPCS内部の検出回路へのダメージ、もしくは通信ケーブルの長さ不足による接続部へのストレスや接触不良により制御信号の検出が不安定となり、異常警報が発生したと推定される。 | 設備不備(製作不完全) | PCS内部の通信ケーブルを保護する絶縁チューブのインシュロックの固定位置を標準化し、絶縁チューブの両端部で信号ケーブルにストレスが掛からないようにした。 |
11 | 波及事故 | 公道上で作業をしていた水道工事業者が、重機のアームを、公道上に設置されている電力会社の電柱側面の高圧引込みケーブルに引っかけ切断し短絡した。出迎え方式で事故点が保護範囲外であったため、波及事故に至った。 供給支障電力:930kW、供給支障時間:68分 |
その他の他物接触 | 次回設備更新時にPAS設置を検討する。 |
番号 | 事故種別 | 概要 | 原因 | 再発防止対策 |
---|---|---|---|---|
1 | 破損事故 | 太陽電池発電所において、PCS1台(60kW、2018年製)が停止し、再起動不能となった。原因はメーカーにて調査中。 | 事業者において調査中 | |
2 | 破損事故 | 太陽電池発電所において、PCS1台(80kW、2019年製)が異常警報により停止し、再起動不能となった。メーカーによる調査の結果、外来サージによるPCS内部の検出回路へのダメージ、もしくは通信ケーブルの長さ不足による接続部へのストレスや接触不良により制御信号の検出が不安定となり、異常警報が発生したと推定される。 | 設備不備(製作不完全) | PCS内部の通信ケーブルを保護する絶縁チューブのインシュロックの固定位置を標準化し、絶縁チューブの両端部で信号ケーブルにストレスが掛からないようにした。 |
3 | 破損事故 | 太陽電池発電所において、PCS1台(500kW、2014年製)が停止し、再起動不能となった。メーカーによる調査の結果、PCS内部にある直流変流器の故障が確認された。事故発生当日に激しい雷雨があったことから、故障の原因は雷サージと推定される。 | 自然現象(雷) | |
4 | 破損事故 | 小出力の太陽電池発電設備において、PCS1台が過流電異常で停止した。メーカーによる調査の結果、過電流により制御回路が故障したと推定されるが、過電流が流れた原因は、特定には至らなかった。 | 不明 | |
5 | 波及事故 | 落雷によりPAS(避雷器なし)が焼損して絶縁不良となり、波及事故に至った。 供給支障電力:851kW、供給支障時間:120分 |
雷 | |
6 | 破損事故 | 太陽電池発電所において、PCS1台(100kW、2012年製)が停止し、再起動不能となった。メーカー及びNITEによる調査の結果、PCS内部のIGBTユニットに塵埃の付着が見られたことから、湿気を帯びた塵埃が電子部品に付着して内部部品間でリークが発生し、故障に至ったと推定される。 | 保守不備(保守不完全) |
|
7 | 破損事故 | 太陽電池発電所において、PCS1台(100kW、2014年製)が停止し、再起動不能となった。メーカー及びNITEが調査した結果、塵埃によるPCS内部の基板故障が原因と推定される。 | 保守不備(自然劣化) |
|
8 | 破損事故 | 太陽電池発電所において、PCS1台(50kW、2017年製)が警報により停止し、再起動不能となった。メーカーによる調査の結果、故障の原因は、信号ケーブルのコネクタ接触不良により電圧検出回路の出力が不安定となったためと推定される。 | 設備不備(製作不完全) |
|
9 | 波及事故 | 高圧引込みケーブル(CVT、2014年製)で地絡が発生した。出迎え方式で事故点が保護範囲外であったため、波及事故に至った。地絡の原因は水トリーと推定される。なお、事故発生前月に実施した停電点検では、高圧引込みケーブルの絶縁劣化は見受けられなかった。 供給支障電力:2290kW、供給支障時間:110分 |
保守不備(自然劣化) |
|
10 | 破損事故 | 太陽電池発電所において、PCS1台(250kW、2013年製)が停止し、再起動不能となった。メーカーによる調査の結果、経年劣化により耐サージ性能が低下し、雷サージによりPCS内部の電源基板が損傷して故障に至ったと推定される | 雷 |
|
11 | 波及事故 | 内装リフォーム作業中、内装業者の作業員が天井裏にて、空調配管と誤って高圧引込みケーブル(6.6kV)の電線管を切断し、内部のケーブルを損傷させた。出迎え方式で事故点が保護範囲外であったため、波及事故に至った。なお、設置者は当該工事について不動産経営代行会社から事前に連絡を受けておらず、電気主任技術者にも事前に工事の連絡が行われていなかった。 供給支障電力:1248kW、供給支障時間:39分 |
故意・過失(作業者の過失) |
|
12 | 破損事故 | 構内受変電設備から電気室への電線路(77kV、CVT、1995年製)にて地絡が発生した。メーカーによる調査の結果、水トリー現象による絶縁劣化により地絡に至ったと推定される。なお、事故点近傍に水トリーを誘発させる水分が発見された。 | 保守不備(自然劣化) |
|
13 | 電気火災事故 | 倒壊した樹木が高圧架空配電線(6.6kV、絶縁電線)に接触し、倒木の電線接触部が20cm程度焼損した。当該箇所には耐摩耗性ポリエチレン絶縁管が取り付けられていたが、倒木の重みで絶縁管と電線被覆が損傷したためリークが発生し、局部的な温度上昇が発生したと推定される。 | 他物接触 (樹木接触) |
|
14 New | 破損事故 | 太陽電池発電所において、PCS1台(80kW、2018年製)が停止し、再起動不能となった。調査の結果、外来サージによる検出回路部品のダメージ、ケーブル長の不足による接続部ストレス、信号配線系の接触不良による抵抗増加によって機器を制御するための信号検出が不安定になることで発生した故障と推定されたが、原因の特定には至らなかった。 | 不明 | 信号ケーブルにストレスがかからないようにケーブルを固定する。 |
15 | 破損事故 | 太陽電池発電所において、PCS1台(50kW、2016年製)が停止し、再起動不能となった。原因は外来ノイズによる過電圧印可、もしくはPCS内部の信号ケーブルのコネクタ接触不良による動作不安定と推定される。 | 設備不備 (製作不完全) |
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16 | 波及事故 | 落雷によりPAS(避雷器なし)が焼損し、波及事故に至った。 供給支障電力:845kW、供給支障時間:120分 |
雷 | |
17 | 感電負傷事故 | 電気管理技術者が月次点検中、キュービクル内にツタを発見したため、除去しようとしたところ、LBSにツタが接触して左手から左肘が感電した。なお、被災者は軍手を着用していたが、絶縁手袋は着用していなかった。 | 感電(作業員) (作業準備不良) |
|
18 | 破損事故 | 太陽電池発電所において、PCS1台(500kW、2012年製)が停止し、再起動不能となった。メーカーによる調査の結果、PCS内部のコンデンサの破損が確認されたが、その原因特定には至らなかった。 | 不明 |
|
19 | 波及事故 | 溶接作業に伴う火災によって工場建屋の一部が焼失し、工場建屋の側壁に施設していた高圧引込みケーブル(6.6kV)とPASの制御ケーブルが焼損し、波及事故に至った。 供給支障電力:998kW、供給支障時間:130分 |
故意・過失(火災) | 火気使用後の点検と見回りを徹底する。 |
20 | 感電死亡事故 | 電気工事業者の作業員が、テナントビルのパイプスペース内で、低圧不要配線の撤去工事を実施中、脚立の上で意識不明となって倒れていたため、救急搬送されたが死亡が確認された。パイプスペース内の一部の配線(100V)で芯線が露出している箇所があり、漏電警報の動作があったこと等から、芯線露出箇所に触れて感電し、死亡したと推定される。被災者は、不要配線の撤去作業中、充電中の配線を不要配線と誤認し、配線の接続コネクタを外した際に充電部が露出し、感電したと推定される。なお、工事に際して、設置者は主任技術者への連絡が必要な工事とは認識していなかったため、主任技術者への事前連絡はなかった。 | 感電(作業員) (被害者の過失) |
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番号 | 事故種別 | 概要 | 原因 | 再発防止対策 |
---|---|---|---|---|
1 | 破損事故 | 太陽電池発電所において、PCS1台(50kW、2018年製)が停止した。メーカーによる調査の結果、故障の原因は、DCリレー接点の接触抵抗増加又は信号ケーブルコネクタの接触不良と推定される。 | 設備不備 (製作不完全) |
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2 | 電気火災事故 | ツタの巻き付いた樹木が倒壊して高圧架空電線(6.6kV)に接触し、ツタが15cm程度焼損した。当該箇所には耐摩耗性ポリエチレン絶縁管が取り付けられていたが、樹木が倒壊した際、絶縁電線が損傷してツタの間でリークが発生し、絶縁管が溶損したことが原因と推定される。 | その他(その他) |
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3 New | 破損事故 | 太陽電池発電所において、PCS1台(80kW、2019年製)が停止した。現地確認したところ、交流側コネクター及び筐体下部に煤が確認された。調査の結果、PCS内部のDCヒューズとヒューズクリップ金具間の接触不良により発熱し、焼損に至ったと推定される。 | 設備不備 (製作不完全) |
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4 | 破損事故 | 太陽電池発電所において、PCS1台(50kW、2020年製)が停止した。メーカーによる調査の結果、PCS内部の基盤損傷が判明した。警報履歴と当時の天候を確認したところ、PCSが故障した時間帯に雷が発生していたことから、原因は雷による影響と推定される。なお、PCSの交流側及び直流側にサージアブソーバは設置されていなかった。 | 雷 | PCSの交流側及び直流側にサージアブソーバの設置を検討する。 |
5 | 破損事故 | 太陽電池発電所において、PCS1台(100kW、2012年製)が停止し、再起動不能となった。メーカーによる調査の結果、湿気と塵埃によりPCS内部の基板に腐食や錆びが発生し、直流入力電圧検出回路の動作が不安定となって制御システムが電圧不足(日没状態)と判定し、運転停止を継続したことが原因と推定される。 | 保守不備(自然劣化) |
|
6 | 感電死亡事故 | 看板撤去工事のための足場を解体していた作業員が、構内第1柱に設置されているPASの1次側接続点(6.6kV)に触れて感電し、約5m下の地上に墜落した。被災者は緊急搬送されたが、死亡が確認された。 PAS1次側接続点には端子カバーが取り付けられていたが、カバーはずれ、充電部が露出していた。作業員が触れた際にずれた可能性があるが、詳細は不明。 看板撤去工事に際して主任技術者への事前連絡がなかったため、高圧部の停電や防護がないまま、構内柱に近接して足場が設置され作業が行われていた。 |
感電(公衆) (第三者の過失) |
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7 | 破損事故 | 水力発電所にて、調速機の故障警報が発生し、水車発電機が停止した。原因は、サーボドライバの電装品である電磁開閉器の経年劣化と推定される。 | 保守不備(自然劣化) | 電装品の取替を実施する。 |
8 | 破損事故 | 太陽電池発電所において、PCS1台(100kW、2013年製)が停止した。メーカーによる調査の結果、PCS内部基盤に塵埃の付着と腐食があり、基板上のチョークコイル中にあるリード線が腐食により断線していることが判明した。よって、故障の原因は、塵埃により空気中の湿気が凝縮されて基盤の腐食が進んだためと推定される。 | 保守不備(自然劣化) |
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9 | 破損事故 | 太陽電池発電所において、PCS1台(50kW、2017年製)が停止し、再起動不能となった。メーカーによる調査の結果、故障の原因は、DCリレー接点の接触抵抗増加又は信号ケーブルコネクタの接触不良と推定される。 | 保守不備(自然劣化) | PCSよりエラーメッセージが発生し、停止を確認、または異常が発生した場合は、速やかに電気主任技術者へ報告または指導・助言を求める。 |
番号 | 事故種別 | 概要 | 原因 | 再発防止対策 |
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1 | 波及事故 | 年次点検終了後に復電した数分後、PAS内の計器用変圧器(VT)で地絡が発生した。事故点は構内地絡方向継電器(DGR)の保護範囲内であったが、DGRが動作しなかったため、波及事故に至った。地絡の原因は、DGR試験の際、作業者がVT内蔵PASからDGR制御装置への電源線を外さないまま、継電器試験器によりDGR制御装置に100V電源を印加したため、VTにより高圧電路に6600Vが印加され、さらに高圧電路は短絡接地器具により短絡されていたので、短絡電流によりVTが焼損して地絡に至ったと推定される。 なお、短時間での停電作業であったため、年次点検作業においてダブルチェックや主任技術者による各手順の確認ができておらず、試験手順書は作成されていたが利用されていなかった。 供給支障電力:1462kW、供給支障時間:71分 |
故意・過失(作業者の過失) |
|
2 | 破損事故 | 太陽電池発電所において、PCS1台(80kW、2019年製)が異常警報により停止し、再起動不能となった。メーカーによる調査の結果、外来サージによるPCS内部の検出回路へのダメージ、もしくは通信ケーブルの長さ不足による接続部へのストレスや接触不良により制御信号の検出が不安定となり、異常警報が発生したと推定される。 | 設備不備(製作不完全) | PCS内部の通信ケーブルを保護する絶縁チューブのインシュロックの固定位置を標準化し、絶縁チューブの両端部で信号ケーブルにストレスが掛からないようにした。 |
3 | 波及事故 | 高圧引込みケーブル(CVT、1996年製)で地絡が発生した。出迎え方式で事故点が保護範囲外であったため、波及事故に至った。地絡の原因は、シュリンクバック現象が発生し、雨天時にケーブル内部へ雨水が浸入して放電し、絶縁破壊に至ったためと推定される。 供給支障電力:84kW、供給支障時間:72分 |
保守不備(自然劣化) |
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4 | 破損事故 | 太陽電池発電所において、PCS1台(80kW、2019年製)が停止し、再起動不能となった。現地確認したところ、PCS内部の基板の焼損が確認された。詳細な原因はメーカーにて調査中。 | 事業者において調査中 | |
5 | 破損事故 | 太陽電池発電所において、PCS1台(定格100kW、2020年製)のインバータ部及び保護リレー部が焼損した。メーカーによる調査の結果、プリント基板上のコイル取付部(スルーホール)周辺から焼損が始まっていることが確認された。焼損の原因はコイルのはんだ付け不良又はプリント基板のスルーホール不良が推定される。 | 設備不備 (製作不完全) |
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6 | 社会的影響を及ぼした事故 | 送電線(154kV)の線路停止操作を実施していたところ、変電所(154kV/77kV)の77kV系統にて周波数低下リレーが動作して供給支障が生じ、大規模遊園地設備の停止等、社会的影響を及ぼした。周波数低下リレーは、本来、系統電圧がない場合は動作しないが、線路停止操作により遮断器を開放した際の鉄共振現象による残留電圧が、動作条件を満たすものであったと推定される。 | その他(その他) | 同事象が発生する可能性のある変電所において線路停止する場合、周波数低下リレーが動作しないようにロックする。 |
7 | 破損事故 | 太陽電池発電所において、PCS1台(80kW、2019年製)が停止した。現地確認したところ、MCCBがトリップしていたため再投入し、PCSを再起動させたところ、PCSから異音がしてMCCBが再びトリップした。温度異常の警報も表示されたため、再起動させずに、詳細な原因調査をメーカーに依頼中。 | 事業者において調査中 |
番号 | 事故種別 | 概要 | 原因 | 再発防止対策 |
---|---|---|---|---|
1 | 破損事故 | 太陽電池発電所において、PCS1台(80kW、2019年製)が停止した。現地確認したところ、MCCBがトリップしていたため再投入し、PCSを再起動させたところ、PCSから異音がしてMCCBが再びトリップした。原因はメーカーにて調査中 | 事業者において調査中 | |
2 | 波及事故 | 高圧引込みケーブル(CVT、2002年製)の柱上端末部で地絡が発生した。出迎え方式で事故点が保護範囲外であったため、波及事故に至った。ケーブルが固定金具から大きくズレ落ちて外装部が破断していたことから、地絡の原因はシュリンクバック現象と推定される。なお、直前の月次点検では、ケーブル固定部にズレ等の異常は認められなかった。 供給支障電力:1,483kW、供給支障時間:88分 |
保守不備(自然劣化) |
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3 | 波及事故 | 高圧引込みケーブル(CVT、2013年製)で地絡が発生した。出迎え方式で事故点が保護範囲外であったため、波及事故に至った。原因調査の結果、周囲環境の影響により高圧引込みケーブルで水トリー現象が発生し、急激な絶縁劣化により地絡に至ったと推定される。 供給支障電力:68kW、供給支障時間:34分 |
保守不備(自然劣化) |
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4 | 破損事故 | 太陽電池発電所において、PCS4台(1台あたり50kW、2016年製)が停止し、再起動不能となった。メーカーによる調査の結果、破損したPCS4台のうち3台については、PCS内部の信号ケーブルのコネクタ接触不良により出力が不安定となり、故障に至ったと推定される。残りの1台については、PCS内部回路のリレーの初期不良により、故障に至ったと推定される。 | 設備不備(製作不完全) |
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5 | 物損等事故 | 道路端の電柱(鉄筋コンクリート柱、1974年製)が地際で折損して家屋の敷地に倒壊し、家屋の外構フェンス、低圧引込線支持点の壁、自動販売機の引込小柱を損傷した。原因は、経年的な不平衡荷重により、電柱下部に横ひび割れが発生し、ひび割れから水分が浸入して複数の鉄筋が腐食したことにより、鉄筋強度が低下したため倒壊に至ったと推定される。 | 保守不備(保守不完全) |
|
6 | 波及事故 | 高圧引込みケーブル(CVT、1991年製)で地絡が発生した。出迎え方式で事故点が保護範囲外であったため、波及事故に至った。NITEによる調査の結果、地絡の原因は、経年劣化により絶縁低下し、雨天時にケーブル内部へ雨水が浸入して、絶縁破壊に至ったためと推定される。 供給支障電力:2,325kW、供給支障時間:49分 |
保守不備(保守不完全) |
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7 | 破損事故 | 太陽電池発電所において、PCS3台(60kW、2018年製)が停止し、再起動不能となった。メーカーによる調査の結果、故障の原因は、当該PCSに搭載されているファームウェアが交流系統側の不安定さを検知した際、発電を維持するため交流リレーの開閉動作が稀に不適切に行われ、内部回路に不要な負荷がかかったためと推定される。 | 設備不備(製作不完全) | PCSのファームウェアを対策済みのバージョンに更新した。 |
8 | 感電外負傷事故 | 電気工事業者の作業員1名が、400Vブレーカーへの電線接続作業中、工具によって短絡を起こし、アーク熱によって火傷を負った。本来は停電状態で作業する予定だったところ、活線状態であった。作業指示者は検電確認済みと思い込み、作業員は活線状態である認識が無く、作業前に検電を実施していなかった。また、電源回路が共用回路である認識が無かった為、電源供給する回路に「操作禁止」の表示をしておらず、他者が投入していた。 | 感電(作業員) (作業準備不良) |
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9 | 破損事故 | 変圧器(77kV/6.6kV、16000kVA、2021年製)にて比率差動継電器が動作し、タップ切替装置上部の放圧弁から絶縁油が吹き出した。内部を調査したところ、変圧器巻線の崩れ、タップ切替装置内の放電痕等が確認された。メーカーによる調査の結果、原因特定には至らなかった。 | 設備不備 (製作不完全) | 機器設置前のメーカー試験を拡充する。 |
番号 | 事故種別 | 概要 | 原因 | 再発防止対策 |
---|---|---|---|---|
1 | 破損事故 | 太陽電池発電所において、PCS1台(80kW、2019年製)が停止した。現地確認したところ、MCCBがトリップしていたため再投入し、PCSを再起動させたところ、PCSから異音がしてMCCBが再びトリップした。原因はメーカーにて調査中。 | 事業者において調査中 | |
2 | 波及事故 | 産業廃棄物処理施設において、搬入された産業廃棄物からの出火により高圧引込みケーブル(CVT)が焼損したため地絡が発生した。出迎え方式で事故点が保護範囲外であったため、波及事故に至った。 供給支障電力:1,280kW、供給支障時間:87分 |
故意・過失(火災) |
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3 | 破損事故 | 太陽電池発電所において、PCS1台(500kW、2013年製)が警報により停止した。メーカーによる調査の結果、原因は、PCSのタッチパネルが経年劣化により故障したためと推定される | 保守不備(自然劣化) |
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4 | 破損事故 | 火力発電所において、廃熱回収ボイラーの通常運転中に低水位警報が発報し、焼却炉が自動停止した。原因調査の結果、排ガス中の灰がボイラ内の水管プロテクタ端面に堆積し、灰に含まれる溶融塩腐食により水管が減肉し、内圧により噴破に至ったためと推定される。 | 保守不備(保守不完全) |
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5 | 波及事故 | 高圧引込みケーブル(CVT、1998年製)で地絡が発生した。出迎え方式で事故点が保護範囲外であったため、波及事故に至った。調査の結果、地絡の原因は経年劣化と推定される。なお、保安規程で定める毎年停電点検の実施が遅れていた。 供給支障電力:1,236kW、供給支障時間:50分 |
保守不備(保守不完全) |
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6 | 破損事故 | 水力発電所において、導水路に取水したが水槽に着水がなかったため、導水路の内部調査を実施したところ、導水路の破損(無巻トンネル地山部の崩落)を確認した。崩落箇所である無巻区間とアーチコンクリート巻立区間の境目付近の地質を調査した結果、破砕帯が確認された。破砕帯下盤と破砕帯の境界に長年に亘り雨水が浸透することで破砕帯内部の細粒分が流出し、導水路無巻区間の崩落に至ったと推定される。 | 保守不備(自然劣化) | 地盤及び導水路無巻区間の鉄筋コンクリートでの補強を検討する。 |
7 | 供給支障事故 | 積雪により樹木の枝(約3m)が折れて22kV架空電線路の碍子部に接触し、地絡したことによって供給支障が生じた。 供給支障電力:8,000kW、供給支障時間:184分 |
自然現象 (氷雪) | |
8 | 波及事故 | 構内の火災(放火)により高圧引込みケーブル(CVT)が焼損したため地絡が発生した。事故点が保護範囲外であったため、波及事故に至った。 供給支障電力:669kW、供給支障時間:51分 |
故意・過失(火災) | |
9 | 破損事故 | 太陽電池発電所において、PCS1台(80kW、2019年製)が停止した。現地確認したところ、MCCBがトリップしていたため再投入し、PCSを再起動させたところ、PCSから異音がしてMCCBが再びトリップした。原因はメーカーにて調査中。 | 事業者において調査中 | |
10 | 破損事故 | 太陽電池発電所において、PCS1台(100kW、2013年製)が停止した。メーカーによる調査の結果、原因は外来サージ及びノイズの影響により、インバーターユニットが故障に至ったためと推定される。 | 保守不備(自然劣化) |
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11 | 破損事故 | 太陽電池発電所において、PCS1台(500kW、2013年製)が停止した。メーカーによる調査の結果、電磁接触器の接点内部に粉塵などの異物が混入し、動作が不安定となってコンデンサが焼損し、故障に至ったと推定される。 | 保守不備(自然劣化) |
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12 | 波及事故 | 計器用変圧器(VT、1975年製)が絶縁破壊したため地絡が発生した。出迎え方式で事故点が保護範囲外であったため、波及事故に至った。調査の結果、原因はVTの経年劣化と推定される。 供給支障電力:694kW、供給支障時間:51分 |
保守不備(自然劣化) |
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13 | 波及事故 | PAS(2019年製)の電源側接続部にて地絡が発生した。保護範囲外であったため、波及事故に至った。メーカーによる調査の結果、原因は暴風や突風によって波しぶきがPASに直接かかってブッシング部に塩分が付着し、トラッキングが発生して絶縁低下したためと推定される。なお、PASの設置場所は海岸から数十メートルの距離にあった。 供給支障電力:296kW、供給支障時間:120分 |
自然現象(塩、ちり、ガス) |
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番号 | 事故種別 | 概要 | 原因 | 再発防止対策 |
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1 | 波及事故 | 高圧引込みケーブル(CVT、1998年製)で地絡が発生した。出迎え方式で事故点が保護範囲外であったため、波及事故に至った。調査の結果、地絡の原因は水トリーと推定される。 供給支障電力:1,448kW、供給支障時間:121分 |
保守不備(自然劣化) |
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2 | 破損事故 | 水力発電所において、導水路に取水したが水槽に着水がなかったため、導水路を調査したところ、導水路の破損(コンクリート製の側壁及び上蓋の破損)を確認した。原因調査の結果、降雪時に取水口から流入したスノージャムが水槽に堆積し、導水路出口付近で導水路の水位が上昇して内部水圧が高くなっていたことがわかった。また、導水路の破損箇所には、側壁付近の底板に鉛直方向のクラック等の不良箇所が見つかったため、その部分が弱点部となって内部水圧等による荷重に耐えきれず、破損に至った推定される。 | 保守不備(自然劣化) |
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3 | 破損事故 | 小出力の太陽電池発電設備において、架台が積雪により破損した。調査の結果、特定行政庁が定める地上垂直積雪量を超える積雪により架台の軒先に積雪が滞留し、想定を上回る積雪荷重により破損に至ったと推定される。 | 自然災害(氷雪) | |
4 | 破損事故 | 太陽電池発電所において、PCS2台(1台あたり50kW、2017年製)が停止し、再起動不能となった。メーカーによる調査の結果、1台目については、DCリレー接点の接触抵抗増加又は信号ケーブルコネクタの接触不良により故障に至ったと推定される。2台目については、部品内部の絶縁低下によるACフィルタ用コンデンサの不良により故障に至ったと推定される | その他(その他) | メーカーより不具合情報や対応策等の情報を入手し、該当品である場合はメーカーによる調査と改修を依頼して事故の未然防止を図る。 |
5 | 破損事故 | 太陽電池発電所において、PCS、太陽電池モジュール及び架台が積雪により損傷した。調査の結果、JIS C 8955:2017が定める地上垂直積雪量を超える積雪により架台が倒壊し、太陽電池モジュール及びDCケーブルが損傷して短絡が生じ、PCSも破損したと推定される。 | 自然災害(氷雪) | 復旧時は、以下のように架台の構造設計を行う。
|
6 | 破損事故 | 太陽電池発電所において、積雪により太陽電池モジュールが変形し、架台が倒壊した。また、架台に取付けられていたPCSも架台の倒壊により破損した。原因調査の結果、JIS C 8955:2017が定める値未満の地上垂直積雪量を用いて積雪荷重を過小に計算し、架台の構造設計を行っていたため、積雪により架台が倒壊したと推定される。 | 設備不備(製作不完全) |
|
7 | 破損事故 | 太陽電池発電所において、PCS3台(1台あたり50kW、2017年製)が停止した。メーカーによる調査の結果、PCS内部のケーブルのコネクタ接触不良により出力が不安定となり、故障に至ったと推定される。 | 設備不備 (製作不完全) | メーカーより不具合情報や対応策等の情報を入手し、該当品がある場合はメーカーによる調査や改修を依頼し、事故の未然防止を図る。 |
8 | 破損事故 | 太陽電池発電所において、太陽電池モジュール及び架台が積雪により破損した。原因調査の結果、JIS C 8955:2017が定める値未満の地上垂直積雪量を用いて積雪荷重を過小に計算し、架台の構造設計を行っていたため、積雪により破損に至ったと推定される。 | 設備不備(製作不完全) | 復旧の際は、技術基準に適合する架台及びモジュールを設置する。なお、構造設計の主な変更点は以下のとおり。
|
9 | 波及事故 | 高圧引込みケーブル(CVT、1996年製)で地絡が発生し、地絡方向継電器(DGR、1996年製)が動作せず、波及事故に至った。DGR不動作の原因は、地絡継電器の電源ケーブルが経年劣化により断線したためと推定される。なお、事故2日前の年次点検で、外部電源によりDGRの動作試験を実施していたが、復電後にDGRの電源供給状況を確認していなかった。 供給支障電力:1,637kW、供給支障時間:8分 |
保守不備(保守不完全) |
|
10 | 波及事故 | 高圧引込みケーブル(CVT、2016年製)で地絡が発生した。出迎え方式で事故点が保護範囲外であったため、波及事故に至った。NITEによる調査の結果、原因の特定には至らなかった。 供給支障電力:2,463kW、供給支障時間:78分 |
不明 | PASの設置を検討する。 |
11 | 波及事故 | 高圧引込みケーブル(CVT、1992年製)で地絡が発生した。出迎え方式で事故点が保護範囲外であったため、波及事故に至った。調査の結果、地絡の原因は、水トリーによる絶縁低下と推定される。 供給支障電力:1,539kW、供給支障時間:72分 |
保守不備(保守不完全) |
|
12 | 破損事故 | 太陽電池発電所において、PCS1台(80kW、2018年製)が停止した。現地確認したところ、PCS内部に煙及び焼損跡が確認された。原因はメーカーにて調査中。 | 事業者において調査中 | |
13 | 破損事故 | 太陽電池発電所において、PCS1台(630kW、2014年製)が停止した。メーカーによる調査の結果、原因は振動または他外乱の影響により、PCS内部基盤の補助コンタクタが損傷して動作不良となり、メインコンタクタが投入できなかったためと推定される。 | 保守不備(自然劣化) | メーカーの推奨交換部品を含むメンテナンスを検討する。 |
14 | 破損事故 | 火力発電所において、通常運転時の巡視点検中に蒸気漏洩を認めたため設備を手動停止した。点検の結果、廃熱回収ボイラーの点検ニップルの金物取付溶接部に損傷が認められた。原因は、建設時の溶接不良と推定される。 | 設備不備 (製作不完全) |
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15 | 破損事故 | 火力発電所において、発電設備の起動中に排気室温度高警報が発報し、負荷降下を行うも排気室温度が低下しないため緊急停止した。調査の結果、低圧タービン内部車室ハンドホール部蓋外れを確認した。蓋外れの原因は、ハンドホール閉止時の締め付け不足と推定される。 | 設備不備 (製作不完全 |
|
16 | 破損事故 | 太陽電池発電所において、PCS1台(250kW、2013年製)が停止した。現地確認の結果、PCS内部の電源基盤及びリレー基盤の損傷を確認した。メーカーによる調査の結果、原因は、外来サージ及びノイズの影響をSPDで保護しきれなかったためと推定される。 | 保守不備(自然劣化) |
|
番号 | 事故種別 | 概要 | 原因 | 再発防止対策 |
---|---|---|---|---|
1 | 破損事故 | 太陽電池発電所において、PCS1台(80kW、2018年製)が停止した。メーカーに確認したところ、交換が必要と判断された。原因はメーカーにて調査中。 | 保守不備(自然劣化) |
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2 | 破損事故 | 太陽電池発電所において、PCS1台(80kW、2019年製)が異常警報により停止し、再起動不能となった。メーカーによる調査の結果、外来サージによるPCS内部の検出回路へのダメージ、もしくは通信ケーブルの長さ不足による接続部へのストレスや接触不良により制御信号の検出が不安定となり、異常警報が発生したと推定される。 | 設備不備(製作不完全) | PCS内部の通信ケーブルを保護する絶縁チューブのインシュロックの固定位置を標準化し、絶縁チューブの両端部で信号ケーブルにストレスが掛からないようにした。 |
3 | 波及事故 | 高圧引込みケーブル(CVT、1992年製)で地絡が発生した。出迎え方式で事故点が保護範囲外であったため、波及事故に至った。直前の年次点検では、ケーブルが絶縁不良と診断されていたため、更新工事を計画していたが、電材不足の影響により来月に実施する予定であった。 供給支障電力:1,954kW、供給支障時間:76分 |
保守不備(保守不完全) |
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4 | 破損事故 | 太陽電池発電所において、PCS2台(1台あたり80kW、2018年製)が停止した。現地確認したところ、1台目のPCS内部に焼損跡が確認された。原因はメーカーにて調査中。 | 事業者において調査中 | |
5 | 破損事故 | 太陽電池発電所において、PCS1台(250kW、2012年製)が破損した。メーカーによる調査の結果、故障の原因は外来サージ及びノイズの影響により、インバーターユニットが損傷したためと推定される。また、インバータユニットの損傷後に太陽電池モジュールから電流が流れ続けたため、PCS内部の損傷が拡大したと推定される。 | 保守不備(自然劣化) |
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6 | 破損事故 | 太陽電池発電所において、PCS1台(500kW、2013年製)が破損した。現地確認の結果、PCS内部のコンデンサ付近が焼損していた。メーカーによる調査の結果、原因は、当該PCSには製造不良のコンデンサが内蔵されており、コンデンサが過熱溶融し、PCS内部の焼損に至ったためと推定される。 | 設備不備 (製作不完全) |
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7 | 破損事故 | 太陽電池発電所において、太陽電池モジュール及び架台が積雪により破損した。原因調査の結果、JIS C 8955:2017が定める値未満の地上垂直積雪量を用いて積雪荷重を過小に計算し、架台の構造設計を行っていたため、積雪により破損に至ったと推定される。 | 設備不備(製作不完全) | 復旧時は、「発電用太陽電池設備に関する技術基準を定める省令」及び「JIS C 8955:2017」に基づいて構造設計を行う。電気主任技術者はその内容と施工状態を確認する。なお、構造設計の主な変更点は以下のとおり。
|
8 | 破損事故 | 太陽電池発電所において、太陽電池モジュール及び架台が積雪により破損した。原因調査の結果、JIS C 8955:2017で定める値未満の地上垂直積雪量を用いて積雪荷重を過小に計算し、架台の構造設計を行っていたため、積雪により破損に至ったと推定される。 | 設備不備 (製作不完全) | 復旧時は、「発電用太陽電池設備に関する技術基準を定める省令」及び「JIS C 8955:2017」に基づいて構造設計を行い、電気主任技術者もその内容と施工状態を確認する。構造設計の主な変更点は以下のとおり。
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番号 | 事故種別 | 概要 | 原因 | 再発防止対策 |
---|---|---|---|---|
1 | 破損事故 | 太陽電池発電所において、PCS1台(490kW、2013年製)が停止し、起動不能となった。メーカーによる調査の結果、原因はPCS内ACBの上側端子と盤内母線(銅バー)との接続部分が接触不良となり、過熱し焼損に至ったためと推定される。 なお、接触不良となった原因は特定には至らなかった。 |
設備不備 (製作不完全) |
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2 | 破損事故 | 水力発電所において、水車発電機1台(200kW)が軸受温度上昇警報により停止した。現場確認の結果、水車ガイド軸受の損傷を確認した。原因調査の結果、塗膜剥離によるオイルリングへの塗膜片の付着及び回転数低下による油の掻き上げ量の減少により油膜切れが生じて、軸受損傷に至ったと推定される。 | 保守不備(保守不完全) |
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3 | 破損事故 | 太陽電池発電所において、PCS1台(60kW、2018年製)が停止し、再起動不能となった。原因はメーカーにて調査中。 | 事業者において調査中 | |
4 | 破損事故 | 火力発電所において、停止操作中に集塵機下部からの漏水が確認され、緊急停止した。点検の結果、節炭器細管から漏洩していることが判明した。原因は、木材チップに付着した砂により管外面が浸食されたためと推定される。 | 保守不備(自然劣化) | バイパス管を取付けて復旧した。 |
5 | 感電負傷事故 | 電気主任技術者がキュービクル内設備の月次点検中に、機器管理台帳を作成するためにキュービクル内に侵入し、ZPDコンデンサ部の銘板を撮影しようとした際、左脚部が断路器に接触して感電した。右手から出血し、病院に搬送された。なお、電気主任技術者は活線近接作業にあたることを認識していたが、絶縁保護具は着用していなかった。 | 感電(作業員) (作業準備不良) | 【電気主任技術者の対策】
【電気主任技術者が所属する協会の対策】
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6 New | 破損事故 | 太陽電池発電所において、PCS4台(1台あたり50kW、2017年製)が破損した。調査の結果、PCS3台に関してはPCS内部の信号ケーブルコネクタの部接触不良、PCS1台に関しては外来サージ等によって制御回路への電源供給が不安定になったことが原因と推定される。 | 設備不備(製作不完全) |
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7 | 波及事故 | 構内のPGSで短絡が発生した。事故点が保護範囲外であったため、波及事故に至った。調査の結果、PGS内部に錆とパッキンの劣化が確認された。また、S相とT相のアークシュート部分の焼損が確認されたことから、原因は湿気による結露からS相とT相で相間短絡に至ったためと推定される。 供給支障電力: 2,041kW、供給支障時間: 30分 |
保守不備(保守不完全) |
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8 | 破損事故 | 太陽電池発電所において、PCS1台(490kW、2015年製)が故障警報により停止した。メーカーによる調査の結果、雷サージ等の外部から侵入する過電圧の影響及び冷却ファンの経年劣化による温度上昇によりIGBTモジュールが損傷したためと推定される。なお、冷却ファンは交換推奨年を超過していたが、交換等の保守はしていなかった。 | 保守不備(保守不完全) |
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9 | 波及事故 | 高圧引込みケーブル(CVT、1992年製)で地絡が発生した。出迎え方式で事故点が保護範囲外であったため、波及事故に至った。調査の結果、地絡の原因はシュリンクバック現象によるものと推定される。 供給支障電力:1,809kW、供給支障時間:150分 |
保守不備(自然劣化) |
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10 | 破損事故 | 太陽電池発電所において、PCS1台(250kW、2013年製)が停止した。現場確認の結果、PCS内部のインバータ部焼損が判明した。メーカーによる原因調査の結果、原因は雷サージ及び系統から流入する外部からの過電圧の影響を受けたためと推定される。 | 雷 | 当該PCSに搭載されているSPDを応答速度が速いものに変更することを検討する。 |
11 | 破損事故 | 太陽電池発電所において、PCS1台(80kW、2018年製)が停止した。メーカーに確認したところ、交換が必要と判断された。原因はメーカーにて調査中。 | 事業者において調査中 | |
12 | 波及事故 | 建物内装工事中に作業員が、不要配管と誤認して金属管内の高圧引込みケーブルを切断し、地絡した。出迎え方式で事故点が保護範囲外であったため波及事故に至った。なお、電気主任技術者は、工事があることを把握しており、10日に1回程度は現場へ赴き、現場責任者と日程及び進捗状況の確認を行っていた。 供給支障電力:671kW、供給支障時間:37分 |
故意・過失(公衆の故意・過失) |
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13 | 破損事故 | 小出力の太陽電池発電設備において、架台が積雪により破損した。調査の結果、特定行政庁が定める地上垂直積雪量を超える積雪により破損に至ったと推定される。 | 自然災害(氷雪) | |
14 | 波及事故 | 高圧地中引込みケーブル(CVT、2013年製)で地絡が発生した。出迎え方式で事故点が保護範囲外であったため、波及事故に至った。NITEによる調査の結果、地絡の原因は水トリーと推定される。なお、直近の年次点検で絶縁不良が見つかっていたが、高圧地中引込みケーブルの調達が遅れていたため、交換できていなかった。 供給支障電力:1,313kW、供給支障時間:42分 |
保守不備(自然劣化) | 毎年、停電年次点検を実施する。 |
15 | 波及事故 | 高圧引込みケーブル(CVT、1988年製)で地絡が発生した。出迎え方式で事故点が保護範囲外であったため、波及事故に至った。調査の結果、高圧引込ケーブルには絶縁抵抗不良と地絡痕(ピンホール)があり、地中埋設式で周囲に水の痕跡があったことから、地絡の原因は水トリー及び経年劣化と推定される。なお、高圧引込みケーブルの使用年数は更新推奨時期を超過していたが、無停電にて年次点検を実施していた。 供給支障電力:1,058kW、供給支障時間:112分 |
保守不備(保守不完全) |
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16 | 破損事故 | 太陽電池発電所において、PCS1台(250kW、2013年製)が停止し、再起動不能となった。メーカーによる調査の結果、集電箱及び接続箱のサージアブソーバが絶縁破壊しており、PCS内部のノイズフィルタの焼損及びコンデンサの膨張が確認されたことから、故障の原因は落雷による雷サージの流入と推定される。 | 雷 |
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- 事故発生を覚知した年月をもって発生年月と推定する場合があります。
- 発生年月は、事故報告後、さらに詳細な調査を経て変更となる場合があります。
このページに関するお問合せ先
中部近畿産業保安監督部近畿支部 電力安全課 事故受付担当
〒540-8535 大阪市中央区大手前1-5-44
(大阪合同庁舎1号館2階)
TEL:06-6966-6056(直通)
FAX:06-6966-6092
Mail:exl-kinki-denkijiko(アットマーク)meti.go.jp
※メールアドレスの(アットマーク)は@に置き換えてください。
最終更新日:2025年4月23日