近年、近畿管内の自家用電気工作物設置事業場において、比較的新しい高圧引込みケーブルが、地中埋設部で水トリー現象により絶縁破壊し、電力会社に供給支障を与えるという波及事故が増加しています。

電気工作物設置者及び電気保安業務担当者におかれましては、更新推奨時期に満たない高圧ケーブルであっても地絡事故が発生する場合があることを念頭に、以下の点に留意ください。

  • 定期的に高圧ケーブルの点検を実施し、劣化の兆候が確認された場合は、更新推奨時期に満たなくても速やかに更新するようお願いいたします。
  • 高圧ケーブルはそれぞれその特性に応じて使用することが重要です。高圧ケーブルの設置に当たっては、その敷設環境を確認し、水の影響がない場合には、設置者のニーズ等に応じてE-E タイプ(外部半導電層が押出成形)または E-T タイプ(外部半導電層がテープ巻き)を選択してください。敷設環境に水の影響がある場合には、品質に関する説明を踏まえて E-Eタイプまたは E-T タイプを選択してください。

詳細は以下PDFファイルを御確認ください。

このページに関するお問合せ先

経済産業省 中部近畿産業保安監督部近畿支部 電力安全課 事故班
所在地: 〒540-8535 大阪市中央区大手前1-5-44
電話番号: 06-6966-6056(直通)
FAX番号: 06-6966-6092

最終更新日:2024年3月7日