このたび、強い勢力を持つ令和6年台風10号が九州~東北にかけて接近するおそれがあると予報されているため、緊急に注意喚起します。
 台風が到来した場合、その大雨や強風により、電気設備に事故をもたらすことがあります。設置者及び電気主任技術者におかれましては、台風が到来したとしても、被害を最小限に抑えられるように、予防点検や水没対策、飛散防止対策等、事前の備えをしておくことが大切です。 
 平成30年台風21号や令和元年房総半島台風(以下「令和元年台風15号」)では、電柱の倒壊や断線が広域的に多数発生し、復旧に時間を要したことなどから、停電が長期化しました。
 

飛来物対策のお願い 

 令和元年台風15号の被害状況を検証した結果、電柱倒壊原因の1割強(約14%)は飛来物によるものであったことが判明しています。

参考:令和元年台風15号における鉄塔及び電柱の損壊事故調査検討ワーキンググループ中間報告書(経済産業省ウェブサイトへ)外部リンク

 皆様方におかれましては、建物の屋根材、屋外広告物、農業用ビニールシート等が飛散しないよう、台風が来る前に点検し、補修・補強等の対策を講じるようお願いいたします。

浸水・破損した太陽電池発電設備は感電する恐れがあります

 太陽電池発電設備は、浸水・破損をした場合であっても光が当たれば発電する事が可能ですので、破損箇所等に触れた場合、感電するおそれがあります。このような場合には、周囲にロープを張るなど、関係者以外が不用意に立ち入らないような対策を行ってください。
 浸水・破損をした太陽電池発電設備を見かけた場合には、むやみに近づかず、設置者やメーカー、施工会社等に速やかに連絡するようにお願いいたします。

切れたり垂れ下がった電線に絶対に近づかないでください

 災害時には、切れた電線が垂れ下がっていたり、電柱が倒壊している場合があります。
 感電する恐れがありますので、絶対に近づかないでください。
 

参考:(お知らせ)断線した電線等による感電防止及び停電情報の入手方法について

このページに関するお問合せ先

中部近畿産業保安監督部近畿支部 電力安全課 事故担当
所在地:〒540-8535 大阪市中央区大手前1-5-44
電話:06-6966-6056(直通)
FAX:06-6966-6092
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最終更新日:2024年8月27日