No. | 発生年月 | 事故種別 | 概要 | 原因 | 再発防止対策 | 添付書類 |
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1 | 令和4年1月 | 火災 | 大阪府内の事業所において、アセチレン容器及び酸素容器の調整器付近から火災を確認した。当該火災によりボンベ4本(アセチレン(7kg)、酸素(10kg)、二酸化炭素(7kg)2本)、調整器、溶接機が一部焼損した。原因は、アセチレンボンベ調整器のダイヤフラム部分が、長期使用及び直射日光により劣化(メーカー取替推奨3年に対し、20年以上使用)していた。また、アセチレンボンベ使用後、元栓が開放状態であったため、長時間圧力が加わり、劣化したダイヤフラム部分からアセチレン及びアセトン溶剤が漏えい。アセトンが高圧で噴出されたことにより、アセトンのミストが噴出帯電し、その静電気が漏えいしたアセチレンガスに引火、調整期付近から燃焼し、付近にあったボンベに延焼。酸素ボンベから漏えいした酸素が燃焼を促進させたものと推定。人損は無し。 | 締結管理不良 その他(バルブの閉め忘れ) | 締結管理の徹底 元弁閉止措置の徹底 |
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2 | 令和4年1月 | 漏えい | 大阪府内の事業所において、冷凍設備の圧縮機と四路切換弁を接続する配管に亀裂が生じ冷媒(R22)が漏えいした(漏えい量:62.0kg)。原因は長期間にわたって機械の振動を受けたことにより、配管に亀裂が入ったと推定される。人損、物損は無し。 | その他(経年劣化) | 設備管理の徹底 | |
3 | 令和4年1月 | 漏えい | 大阪府内の事業所において、冷凍設備の冷却水製造用の熱交換器において、吸込み圧力低下による動作不良が発生したため、メーカーによる調査を実施した結果、熱交換器内のプレート部分から冷媒(R134a)が漏えいしていることが判明。原因は、結露等により、熱交換器プレート部分の腐食が進行し、微少な穴が生じ漏えいに至ったもの。人損、物損は無し。 | その他(経年劣化) | 設備管理の徹底 | |
4 | 令和4年1月 | 漏えい | 福井県内の事業所において、生産設備の温度上昇が発生したため、冷凍設備の点検を実施したところ、凝縮器チューブから冷媒(R404A)が漏えいした(漏えい量:38.9kg)。原因は地下水に含まれる塩化物イオンにより凝縮器チューブが腐食したと推定される。人損、物損は無し。 | 腐食管理不良 | 腐食管理の徹底 | |
5 | 令和4年1月 | 漏えい | 兵庫県内の事業所において、冷凍設備の配管部分にピンホールが認められ、当該箇所から冷媒(R410A)が漏えいした(漏えい量:29.3kg)。原因は冷媒配管振動防止用の結束バンドが劣化により切断したため、配管振動による疲労でクラックが生じたと推定される。人損、物損は無し。 | その他(金属疲労) | 設備管理の徹底 | |
6 | 令和4年1月 | 漏えい | 兵庫県内の事業所において、精錬実験に使用するガス供給設備に接続しているCO容器の接続部より一酸化炭素が漏えいした。漏えい量は不明。原因は、接続部パッキンに埃等が付着していたものと推定。人損、物損は無し。 | その他(埃の付着) | 清掃管理の徹底 | |
7 | 令和4年1月 | 漏えい | 滋賀県内の事業所において、冷凍設備で異常が発生したため、点検を実施したところ、蒸発器から冷媒(R22)が漏えいした(漏えい量:30.0kg)。蒸発器の腐食によりピンホールが発生したと推定される。人損、物損は無し。 | 腐食管理不良 | 腐食管理の徹底 | |
8 | 令和4年1月 | 漏えい | 大阪府内の事業所において、アルキレーション装置内の反応器入口配管のフランジ部分からLPGが漏えいした(漏えい量:8.3L)。当該装置設置工事の際、チェーンブロックによる吊り上げが過剰になっていたため、吊り上げていた配管下部フランジのガスケットの面圧が低下したことでガスが漏洩したと推定される。人損、物損は無し。 | 施工管理不良 | 施工管理の徹底 | |
9 | 令和4年1月 | 漏えい | 和歌山県内の事業所において、冷凍設備の低圧異常により異常停止したため、メーカーによる調査を実施した結果、蒸発器のチューブ部より冷媒(R404A)が漏えいした(漏えい量:50.0kg)。原因は蒸発器のチューブが割れ、ブライン水側に冷媒が漏れたと推定。人損、物損はなし。 | 原因不明 | 設備管理の徹底 | |
10 | 令和4年2月 | 漏えい | 大阪府内の事業所において、附属冷凍設備から冷媒(R22)が10.9kg漏えい。原因は冷却器配管の外部腐食によるもの。人損、物損はなし。 | 腐食管理不良 | 漏えい箇所修繕 冷凍関係機器の更新時期見直し |
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11 | 令和4年2月 | 漏えい | 滋賀県内の事業所において、液化酸素CEの蒸発器の日常点検を行ったところ、水面揺動および泡立ちを確認した。保守業者が調査を実施した結果、蒸発器液入口管から酸素が漏えいしていた(漏えい量:134kg)。蒸発器の能力に対して通常の使用量が少なすぎる運転(低流量運転)を実施したため、従来はコイル部で気化するものだが液入口管で気化しており、液入口管の温度変化が大きくなり、溶接部に繰り返し応力が掛かり、割れに至ったと推定される。人損、物損は無し。 | 設計不良 | 設計管理の徹底 機器の取り替え |
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12 | 令和4年2月 | 漏えい | 大阪府内の公共施設において、冷媒漏れ点検時に検知器が反応したため、業者にて調査を実施した結果、冷凍設備水熱交換器内銅管チューブより冷媒(R22)が漏えいしていた(漏えい量:120kg)。原因は腐食によるものと推定。人損、物損はなし。 | 腐食管理不良 | 腐食管理の徹底 | |
13 | 令和4年2月 | 喪失 | 福井県内の事業所において、アセチレン容器(41L×1本)、酸素容器(7㎥×1本)が喪失。 | その他(喪失) | 容器管理の徹底 | |
14 | 令和4年2月 | 盗難 | 京都府内の事業所において、溶接機に接続状態で保管していた混合ガス容器(炭酸ガス及びアルゴンガス 1.5㎥×1本)が溶接機とともに無くなっていた。 | 盗難 | 容器管理の徹底 | |
15 | 令和4年2月 | 漏えい | 大阪府内の事業所において、冷凍設備付近でアンモニア臭がすると従業員から連絡があり、メーカーに漏えい調査を依頼したところ、液面計バルブよりアンモニアの微量漏えいが確認された。液面計のバルブシールパッキンが経年により腐食劣化したものと推定される。人損、物損はなし。 | シール管理不良 | シール管理の徹底 | |
16 | 令和4年2月 | 漏えい | 京都府内の水素ステーションにおいて、充填ノズル付近から水素の微量漏えいを確認した。当該ノズルに使用しているOリングは低温耐久性が不十分であり、本来Oリングのみでシール性を確保するところを、Oリングの劣化が進んだ際にバックアップリングでシール性を維持する形になっていた。そのため、バックアップリングの僅かな変形でシール性を失い漏えいに至ったと推定される。人損、物損はなし。 | シール管理不良 | シール管理の徹底 | |
17 | 令和4年2月 | 漏えい | 京都府内の事業所において、現場作業員が業務中に装置異常停止の警報を確認したため、保守業者に調査を依頼したところ、冷凍設備のドライヤーから冷媒(R404A)の漏えいを確認した(漏えい量:不明)。原因はドライヤーの経年劣化によるものと推定される。人損、物損はなし。 | その他(経年劣化) | 設備管理の徹底 | |
18 | 令和4年2月 | 漏えい | 兵庫県内の事業所において、冷凍設備内部の製氷板と分配器(ディストリビュータ)の接合部より冷媒(R22)が漏えい(微量)。原因は冷凍設備の経年劣化によるもの。人損、物損は無し。 | 締結管理不良 その他(経年劣化) | 漏えい箇所の修繕 老朽化した設備の計画的更新 |
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19 | 令和4年3月 | 漏えい | 大阪府内の事業所において、冷凍設備で吸込圧力低下防止制御作動異常が発報したため、点検を実施したところ、熱交換器冷媒配管から冷媒(R407C)の微量漏えいを確認した。冷凍設備本体の振動により冷媒配管と配管外部にあるアルミフィンが擦れ、破損したと推定される。人損、物損は無し。 | その他(配管の振動接触によるもの) | 施工管理の徹底 | |
20 | 令和4年3月 | 漏えい | 和歌山県内の事業所において、定期巡回点検時に窒素製造装置の加圧蒸発器に違和感があり周辺を点検したところ、加圧蒸発器入口配管より微量の窒素の漏えいを確認した。外面目視検査および放射線透過試験の結果、不具合部に顕著な腐食は認められず、外部からの応力は認められなかったことから、製作時の溶接欠陥を起点として不具合に至ったと推定される。人損、物損はなし。 | 製作不良 | 製作管理の徹底 | |
21 | 令和4年3月 | 噴出・火災 | 大阪府内の公共施設において、改修工事に伴い、アセチレンガス及び酸素ガスを使用し溶接作業を行っていたところ、作業開始30分程度経過後に、アセチレン容器から爆発音とともに圧力調整器と接続するアセチレン用ツインホースが外れ、接続部から火炎が噴出した。原因は不明だが、作業中にガス溶接トーチの火口の先端が塞がれガス噴出速度が低下し、逆火現象が発生し出火に至ったと推定。なお、逆火防止器の点検は実施していなかったとのこと。人損:無し、物損:アセチレン容器、消費機器類(調整器、消費用ホース、トーチ)焼損。 | 誤操作 点検不良 | 点検管理の徹底 (機器管理の徹底、監視員の配置) |
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22 | 令和4年3月 | 漏えい | 福井県内の事業所において、アンモニア気化器用圧力スイッチ入口弁からのアンモニアガス漏えい(微量)。原因は、構成部品に異常は確認されておらず、使用における温度変化がボディとガスケットの接触面に微妙な変化を及ぼすことで、僅かな緩みがボンネット・ボディの締め付け部に発生、ガスケット接触面の面圧が部分的に低下した部位からアンモニアガスの微小漏えいに至ったと推定される。人損、物損は無し。 | 締結管理不良 | 設備管理の徹底 | |
23 | 令和4年3月 | 漏えい | 大阪府内の事業所において、冷凍設備の点検時に、高圧ガス配管の損傷による冷媒(R134a)の漏えいを確認した(漏えい量:50kg)。原因は空気熱交換機器の冷媒配管が長期間にわたり高圧ガス配管と振動接触し、その摩耗により高圧ガス配管が破損したと推定される。人損、物損は無し。 | その他(配管の振動接触によるもの) | 設備管理の徹底 | |
24 | 令和4年3月 | 漏えい | 滋賀県内の事業所において、冷凍設備の点検時に、室外機下部に漏れが確認されたため、調査した結果、当該冷凍設備の冷媒配管から冷媒(R410A)の微量漏えいを確認した(漏えい量:6.3kg)。原因は腐食によるものと推定される。人損、物損は無し。 | 腐食管理不良 | 腐食管理の徹底 | |
25 | 令和4年3月 | 火災 | 大阪府内の事業所において、夜間稼働中に防災センターの中央監視盤にて機械の異常を示すメッセージが表示されたので確認したところ、冷凍設備から炎が上がっているのを発見した。原因はアイスジェネレーターのダッシャー※内に氷が溜まり過ぎたことで、ダッシャー内のシャフトの回転が妨げられたもので、これによりシャフトを回転させるためのファンベルトが空転し、摩擦熱により当該ファンベルトが焼損、周りの断熱材に拡大したもの。人損は無し。物損はファンベルト及び断熱材が焼損。※ダッシャー:長さ約4m、直径約30 センチの円筒で、筒周囲のブライン(不凍液)により筒内壁で製氷する装置。筒の中心に羽根つきのシャフトが備わっており、シャフトを回転させることで筒内壁に製氷された氷を羽で掻き取る仕組み。 | 点検不良 | 点検強化 | |
26 | 令和4年3月 | 漏えい | 兵庫県内の事業所において、夜間点検時に、気化器の温水槽上部ベント口からガス(LNG)の漏洩(微量)を確認した。原因は、LNG気化器液入口管に設備負荷変動による熱応力が生じ、経年的な劣化とともに熱応力による疲労破壊の蓄積により、液入口管とエルボの溶接線からの微量漏洩が生じたもの。人損、物損は無し。 | その他(熱応力疲労) | 配管の取替え | |
27 | 令和4年3月 | 漏えい | 大阪府内の事業所において、運転員がパトロール時に配管にいつもより霜が多くついているため、配管を確認したところ、配管に亀裂があることが判明、窒素の漏えいを確認した。原因は、本配管は設置後48年経過しており、周辺のポンプによる振動が繰り返されたことによる金属疲労による割れと推定。人損・物損は無し。 | その他(経年劣化) | 設備管理の徹底 配管の交換 材質の変更(炭素鋼→SUS) |
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28 | 令和4年4月 | 漏えい | 大阪府内の事業所において、日常点検にて、酸素圧縮機配管接続部において、酸素ガス漏えいを発見。原因は、振動による応力が溶接部分に集中し亀裂を生じたもの。人損、物損は無し。 | 設計不良 | 設計管理の徹底 (溶接方法の変更) |
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29 | 令和4年4月 | 漏えい | 滋賀県内の事業所において、冷凍設備の凍結防止異常が発報したため、点検を実施したところ、停止時冷媒圧力が正常時よりも低いことを確認。蒸発器の液抜きした水からフロン(R410a)を検知したため、蒸発器からのフロン(R410a)漏れと判断。原因は、 冷水中の塩化物イオンにより、プレート熱交換器の冷水側に局部的な腐食減肉が発生したため。人損、物損は無し。 | 腐食管理不良 | 腐食管理の徹底 | |
30 | 令和4年4月 | 漏えい | 和歌山県内の事業所において、第2プロパン脱蝋装置(PD2)ポンプ(P-404B)が停止した。その後、洗浄油(灯油)にてP-404B内部を洗浄中にP-404B吐出ポンプアウト弁上流配管から灯油(微少のプロパン漏洩の可能性を含む)の微量漏洩を覚知。過去に行った検査において評価誤りがあり、実際よりも小さい腐食率で余寿命評価を行ったため不具合が発生したと推定される。人損、物損は無し。 | 腐食管理不良 | 検査要領実施の徹底 | |
31 | 令和4年4月 | 漏えい | 和歌山県内の事業所において、窒素製造装置ドラムに液体窒素を受け入れたが、レベル計が通常より変動するため、現場を確認した結果、周辺にわずかな粉末(外槽と内槽の間に充填されている断熱材(パーライト))が飛散しており、窒素製造装置ドラム外槽破裂板から微量の窒素ガスリークを覚知した。原因は繰り返し熱応力が作用する外槽、内槽間にある上部接続配管溶接部での割れと推定。人損、物損は無し。 | その他(金属疲労) | 設備の廃止 | |
32 | 令和4年4月 | 漏えい | 兵庫県内の事業所において、冷凍設備が自動停止したため、点検した結果、冷凍設備の蒸発器伝熱チューブから冷媒(R134a)が漏えいしているのを発見した。原因は冷水水質の管理不足から蒸発器伝熱チューブに穴があき、チューブ内の冷媒が胴側の冷水側に漏れたことによるもの。人損、物損はなし。 | その他(冷水水質の管理不足) | 設備管理の徹底 | |
33 | 令和4年4月 | 漏えい | 大阪府内の事業所において、冷凍設備(A-3ユニット)の電磁弁より微量のアンモニア漏れが発生した。原因は電磁弁ガスケットの経年劣化によるものと推定される。人損、物損は無し。 | 締結管理不良 | 故障部品及び類似部品の早期取り替え | |
34 | 令和4年4月 | 噴出・漏えい | 大阪府内のビルの地下立体駐車場において、消火のために設置された不活性ガス消火設備(二酸化炭素)が漏えい噴出した。 原因は駐車場利用者が車の出庫の際の操作の中で、出入口付近に設置された二酸化炭素消火設備の手動起動装置の扉を誤って開放し、それにより流れた火災の警報音で実火災と誤認し起動スイッチを押下し、設備が作動したもの。人損、物損は無し。 | 誤操作 | 注意喚起表示の設置、駐車場利用者への周知 | |
35 | 令和4年4月 | 漏えい | 兵庫県内の事業所において、冷凍設備の蒸発器伝熱チューブから冷媒(R22)が漏えいしているのを発見した。原因は水冷却器(熱交換器)シェル側の水流の影響によりチューブ外面にエロージョンが発生し減肉、開孔に至ったもの。人損、物損はなし。 | その他(経年劣化) | 設備管理の徹底 | |
36 | 令和4年4月 | 漏えい | 大阪府内の事業所において、冷凍設備の日常点検を行った際、表示盤に低圧エラー表示が示されていたため、点検を実施したところ、熱交換器の配管の一部から冷媒ガス(R410A)が漏えいしていた。原因は、運転時の振動及び経年劣化により、配管に穴があき、そこから冷媒が漏えいしたもの。人損、物損は無し。 | 腐食管理不良 | 腐食管理の徹底 熱交換器の取替え |
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37 | 令和4年4月 | 漏えい | 兵庫県内の事業所において、日常の冷媒漏えい点検実施時に漏えい反応があったため、点検したところ冷媒ガス(R22)の漏えいを発見したもの。原因は、当該配管が結露により腐食したため、漏えいに至ったもの。人損、物損は無し。 | 腐食管理不良 | 配管の取替え | |
38 | 令和4年4月 | 盗難 | LPG販売業者が定期的にLP容器を納品している兵庫県内の事業所において、空容器の回収に行ったところ、容器(20kg×10本)が見当たらなかった。 | 容器管理不良 | 容器管理の徹底 | |
39 | 令和4年4月 | 漏えい | 滋賀県内の事業所において、冷凍設備のプレート熱交換器更新工事をする前に現物確認した結果、冷凍設備熱交換器からフロン(R410A)が漏えいしているのを発見した。原因は、プレート熱交換器製作時点で微小の割れがあり、プレート内部の銅に沿って割れが進展したと推定。人損、物損は無し。 | 製作不良 | 製作管理の徹底 | |
40 | 令和4年5月 | 漏えい | 大阪府内の事業所において、冷凍設備の点検中に冷凍設備の圧力計指針が0になっている事に気付いたため、点検したところ、冷媒ガス全量(R407E)(97kg)が漏えいしていることが発覚した。 原因は圧力計配管に亀裂が生じており、そこから冷媒が漏えいしたもの。なお、破損部について、外観観察、波面状況等調査するも原因は不明。人損、物損は無し。 |
原因不明 | 日常点検の管理強化 | |
41 | 令和4年5月 | 漏えい | 福井県内の事業所において、LPGバルクローリー車が客先のスーパーマーケットに到着し、980kgのバルク容器に充填するためバックで止めようとしたところ誤って駐車場から後輪が脱輪した。その際、車両下部の液受入配管のボールバルブ接続部からLPGが漏えいした。原因はバックモニターのみで判断を行ったことにより、目測を誤ったために脱輪したことによるもの。人損、物損は無し。 | 誤判断、自損事故 | 保安教育の徹底 | |
42 | 令和4年5月 | 漏えい | 大阪府内の事業所において、冷凍設備のメーカー点検時、アキュムレータの液面計の低下を発見。気密試験を実施した結果、熱交換器の配管部分より冷媒ガスの漏えいを確認。原因は熱交換器の配管が、長年の結露の影響で腐食し漏えいしたものと推定。人損、物損は無し。 | 腐食管理不良 | 熱交換器の取替え | |
43 | 令和4年5月 | 漏えい | 大阪府内の事業所において、冷凍設備のガス漏えい検知警報設備が鳴動。現場を確認したところ、圧縮機吸入主止弁からアンモニアガスが漏えいしているのを確認。原因は、フランジのボルトの締め付け力が不十分であったことから、運転と停止を繰り返すことにより圧力変化によるパッキンの一時的な変形や、温度変化による収縮等により、漏れが発生したと考えられる。人損、物損は無し。 | 締結管理不良 | 締結管理の徹底 (全てのバルブのねじ込み作業実施) |
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44 | 令和4年5月 | 漏えい | 京都府内の事業所において、圧縮機コイル過熱警報装置が作動した。現地調査を実施したところ、蒸発器冷媒出口配管から冷媒(R407C)が漏洩していることを確認。原因は、圧縮機や配管内を循環する冷媒の流れによる運転振動等で冷媒配管ろう付け部から漏えいがあったものと推定。人損、物損は無し。 | その他(冷媒配管ろう付け部の経年劣化) | ろう付け部の溶接補修 | |
45 | 令和4年5月 | 漏えい | 和歌山県内の事業所において、LPGタンクの圧力調整のため、コンプレッサーを運転したところ、コンプレッサーのドレン切り配管からLPGが漏えいしていることを発見。原因は、ドレン配管の配管サポート(Uボルト)が緩んでおり、運転中の振動により配管サポート(Uボルト)と配管の接触部で経年的に摩耗が進行したもの。人損、物損は無し。 | 点検不良 | 配管サポート締結方法の変更 | |
46 | 令和4年5月 | 漏えい | 京都府内の事業所において、冷凍設備点検中にフィルタードライヤーから冷媒ガス(R407C)の少量(石鹸水を塗布したら気泡が発生する程度)漏洩を確認。原因は経年劣化による漏えい部位の腐食によるものと推測される。人損、物損は無し。 | 腐食管理不良 その他(経年劣化) | 腐食管理の徹底 当該部品の交換 |
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47 | 令和4年5月 | 漏えい | 大阪府内の一般家庭において、在宅酸素療法用の設置用容器から携帯用容器に液体酸素を供給する際、酸素ガスが漏えいした。原因は液体酸素充填コネクタの使用を誤ったことによるもの。人損、物損は無し。 | 誤操作 | 取り扱い方法の徹底 | |
48 | 令和4年5月 | 漏えい | 大阪府内の事業所において、アルキレーション装置のスタートアップ中に撹拌機手前に設置しているフィルター下部の配管からLPGが漏洩(0.02L)した。原因は、アルキレーション装置に残留している濃硫酸が大気中の水分と反応、あるいは洗浄作業後のパージ等の不十分による希硫酸の発生により配管が腐食し、事故に至ったものと推測される。人損、物損は無し。 | 腐食管理不良 | 腐食管理の徹底 | |
49 | 令和4年5月 | 漏えい | 滋賀県内の事業所において、移動式製造設備(バルクローリー)が液化石油ガスの充填を受けるために積込準備をしている際、乗務員が充填場側の払出ホースを接続のうえバルクローリー側の液受入弁を開けたところ、接続具のロックが不十分だったため払出ホースが外れ、液受入弁から液化石油ガスが流出した。原因は接続具のロックの確認および安全確認の不足によるものと推定される。人損:軽傷者1名(乗務員)、物損は無し。 | 誤操作 その他(確認漏れ) | 保安教育の徹底 | |
50 | 令和4年5月 | 漏えい | 滋賀県内の事業所において、冷凍設備の警報器が作動。冷凍設備の熱交換器側の水からわずかにフロンガスが検出された。原因は凝縮器循環水に接するロウ材が腐食消失し、循環水回路に穴があき、冷却水漏れに至ったもの。人損、物損は無し。 | 腐食管理不良 | 腐食管理の徹底 | |
51 | 令和4年6月 | 漏えい | 大阪府内の事業所において、LPGを移送するための配管からLPGが漏えいした。原因は配管本体の防食が不完全であったため、雨水により腐食し漏えいしたもの。人損、物損は無し。 | 腐食管理不良 | 腐食管理の徹底 | |
52 | 令和4年6月 | 漏えい | 大阪府内の事業所において、巡視点検時に圧縮機へ入る冷媒配管付近から冷媒漏れを確認した。原因は、冷凍設備圧縮機の振動及び冷媒温度変化により、圧縮機近傍に設けられたバルブ本体の上部(ボンネット部)と下部(ボディ部)を繋ぎ合わせるボルトが緩み、冷媒が漏えいしたもの。人損、物損は無し。 | 締結管理不良 | 締結管理の徹底(ガスケットの交換、ボルトの締め付け) | |
53 | 令和4年6月 | 漏えい | 大阪府内の事業所において、消火設備検査のため集合管にテスト用の窒素ガスボンベ2本をつなぎ、放出試験を行った。その際、容器弁と集合管接続部のナットが外れ、窒素ガスが漏えいしたもの。原因は、ナットの締め付け不良及び増し締めの確認不足で本事象に至ったもの。人損、物損は無し。 | 点検不良 | 点検管理の徹底 (試験時の作業手順(チェック表)作成) |
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54 | 令和4年6月 | 漏えい | 京都府内の事業所において、操業中に冷風が温風になり異変を感じ、設備を確認したところ、冷凍設備圧縮機の電磁弁がショートしており、その電磁弁から冷媒用のフロンが漏えいしているのを発見した。原因は絶縁不良により電磁弁がショートしたものと推測(絶縁不良の原因は不明)。人損、物損は無し。 | 原因不明 | 腐食管理の徹底 (電磁弁の交換) |
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55 | 令和4年6月 | 漏えい | 大阪府内の事業所において、パトロール中にアンモニア臭がしたため、アンモニア温水気化器のドレン水を検査したところ、アンモニアの漏えいを確認した。原因は、温水気化器のコイル内部でアンモニアが気化する範囲内に溶接部があったことで、振動により溶接部の疲労破壊が起こり、漏えいに至ったもの。人損、物損は無し。 | 設計不良 | 設計管理の徹底 | |
56 | 令和4年6月 | 火災 | 大阪府内の事業所において、定置式製造設備(CE:液化酸素)から容器への充填作業中に、高圧ポンプ設備のケーシングの破壊板が溶接部分から破損及び高圧ポンプ設備の電気配線及び配管の保温材が燃焼。原因は経年劣化によりケーシング内槽底部の液抜き配管に亀裂又は穴が生じ、同箇所から液化酸素が漏れ出した結果、何らかの要因で内槽の外面全体を覆っている断熱材に着火し、1次事象である火災に至ったものと推定。2次事象である破損については、槽間の真空槽の真空状態が保持できなくなり、内槽底部の液抜き配管から漏れ出した液化酸素が気化し、内圧が上昇したことに伴うものであると推定する。人損なし、物損は付近配管の保温材の一部燃焼。 | 原因不明 | 設備の更新、教育等の徹底 | |
57 | 令和4年6月 | 漏えい | 大阪府内の事業所において、ビル空調用の冷凍設備のメーカー点検時、圧力計の低下を確認。調査の結果、熱交換器付近より冷媒(R22)が漏れていることが発覚したもの。原因は、熱交換器配管の一部が冷却配管と接触し機器の振動摩擦により、配管に亀裂が生じ、冷媒が漏えいしたもの。人損、物損は無し。 | 設計不良 点検不良 | 設計の見直し (配管サポートの設置(ゴム製のクッション)) |
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58 | 令和4年6月 | 漏えい | 和歌山県の事業所において、作業員が水添脱硫装置(※)周辺で臭気を感知したため付近を点検したところ、流量コントロールバルブ本体からジエタノールアミン水溶液(5L)の漏えいを発見した。原因は流量コントロールバルブ本体の内面のエロ―ジョン・コロージョンによるものと推測される。人損、物損は無し。 ※水添脱硫装置:硫黄などの不純物を含む石油留分を、触媒の存在下で水素と反応させる水素化脱硫方式を使って精製する装置 |
腐食管理不良 | 腐食管理の徹底 材質の変更(炭素鋼→SUS) |
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59 | 令和4年6月 | 漏えい | 滋賀県内の事業所において、冷凍設備年次点検中、ガス検知器による点検を行ったところ、凝縮器から冷媒ガス(R407C)の漏えいを確認。原因は、冷却水水質によるスケールが堆積し、腐食成分が濃縮され、局部腐食が進行したと推定される。人損、物損は無し。 | 腐食管理不良 | 腐食管理の徹底 | |
60 | 令和4年6月 | 漏えい | 和歌山県内の事業所において、定修工事後の生産再開に向け準備中していたところ、運転員が冷凍設備の圧力計が0MPaになっている事に気付いた。翌日、メーカーによる調査の結果、冷却器より冷媒ガス(R407C)が漏えい(28kg)している事が判明した。原因は不明であるが、何らかの原因により蒸発器のプレート熱交換器部分より冷水側にフロンガスが漏れたと推定。人損、物損は無し。 | 原因不明 | 設備管理の徹底 | |
61 | 令和4年6月 | 漏えい | 和歌山県内の事業所において、月例点検を依頼している業者より、冷凍設備の圧縮機の吸入・吐出圧力が低いと報告を受けた。メーカーに調査を依頼したところ、冷媒ガス(R407C)の漏えい(17kg)を確認した。原因は不明であるが、何らかの原因により蒸発器のプレート熱交換器部分より冷水側にフロンガスが漏れたと推定。人損、物損はなし。 | 原因不明 | 設備管理の徹底 | |
62 | 令和4年7月 | 漏えい | 大阪府内の事業所において、タンクローリーから貯槽にフロンを受け入れるホースが破裂し、残留冷媒ガス(R32)が漏えいした。原因は、受け入れホース元側のハンドバルブについて、常時開状態にすべきところを閉状態にしており、ホースが液封状態になっていたため、気温上昇によりホース内圧力が上昇し破裂に至ったと推測。人損・物損は無し。 | 点検不良 誤操作 | 作業手順の見直し 作業者への教育 誤開閉防止対策 |
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63 | 令和4年7月 | 漏えい | CO2容器運搬後、分析作業のため容器バルブを開けたが、ガスが放出されなかったため、確認したところCO2の漏えいが判明。原因は、CO2容器搬送中、外気温が高温であったため、その影響により破裂板が作動し、CO2が漏えいしたと推測。人損・物損は無し。 | その他(外気温による内圧上昇) | 充填量の変更 容器への反射断熱シートの使用 |
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64 | 令和4年7月 | 破損 | 京都府内の事業所において、炭酸ガスを容器に充填中、液化炭酸ガス貯槽より大きな音がしたため、現場を確認したところ、貯槽の液戻り弁の上部よりガスが漏洩していることを発見した。原因は、当該貯槽は設置後45年が経過しており、配管とバルブを接続したロウ付け部分が長年の疲労により破断したと推測。人損・物損は無し。 | その他(経年劣化) | 設備の廃止 | |
65 | 令和4年7月 | 漏えい | 大阪府内の事業所において、水素製造装置の計装空気圧縮機出口の空気ドラムの安全弁が作動し、圧縮空気が漏えいした。原因は、圧縮機の運転、停止を制御するマグネットスイッチの端子の一つが経年劣化により熱で変形して電源がONの状態で固着されたために、吐出圧力が上昇を続けて、計装空気ユニット出口に設置されている空気ドラムの安全弁が作動したもの。人損、物損は無し。 | 点検不良 | 点検管理の徹底 | |
66 | 令和4年7月 | 漏えい | 消防から事業所付近の通行人からガスの漏れる音とにおいがするとの通報を受けたとの連絡があった。保安係員が現地へ向かったところ、20㎏容器一本の口金からガス(プロパン)が霧状に噴射していることを発見した。原因は不明だが、外的要因による可能性も考えられるため、施錠の強化と防犯カメラ設置を検討。人損、物損は無し。 | 原因不明 | 施錠強化、防犯カメラ設置 | |
67 | 令和4年7月 | 漏えい | 大阪府内の事業所において、敷地内の流動接触分解装置にてLPGが漏えいしたもの。原因は当該装置停止時にスチーミング(蒸気による配管洗浄)を実施しているが、配管内に残留している苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)がスチーミングによる温度上昇のため、応力腐食割れ(※)が進行したもの。人損、物損は無し。 ※応力腐食割れ:装置、機器を組み立てるときに行われる溶接や冷間加工(室温で加工するプレス成形、曲げ等)による残留応力及び使用時にかかる外部応力により、材料に引張応力がかかりこれと特定の環境の腐食作用とによって材料に割れをもたらす現象 |
腐食管理不良 | 腐食管理の徹底 | |
68 | 令和4年7月 | 漏えい | 大阪府内の事業所において、冷凍設備の低圧エラーを確認し、調査したところ冷媒ガス漏れを確認した。原因は圧縮機の整備点検用蓋のパッキンの劣化によるもの。人損、物損はなし。 | シール管理不良 | シール管理の徹底 | |
69 | 令和4年7月 | 漏えい | 滋賀県内の事業所において、室内機から冷風が出ないため、点検業者が点検を実施したところ、冷媒ガス(R410A)の漏えいが判明した。原因は、サービスポートバルブの虫ピンが戻りきっていなかった。または、サービスポート内部のネジが緩んでいたと推定される。人損、物損はなし。 ※サービスポート:エアコン室外機へ冷媒を充填する際の注入口 |
締結管理不良 | 締結管理の徹底 | |
70 | 令和4年7月 | 漏えい | 兵庫県内の事業所において、LPGタンク周辺で臭気を感じたため点検したところ、整備を終えたばかりのサイトガラス液面計のガラスにひび割れを確認。LPGが漏えいしたもの。原因はサイトガラス液面計の整備を行うに当たり、通常は重機を用いるところを手作業で液面計ノズルに接続したため、ガラス押さえ部(フランジ部)に負荷がかかった状態となり、ガラスの破損(ひび割れ)に至ったと推定。人損、物損はなし。 | 施工管理不良 | 施工管理の徹底 | |
71 | 令和4年7月 | 火災 | 解体中の建物において、解体作業員がアセチレンガス溶断機で鉄骨を解体中に溶断火花が下階の直下に置いていたツインホース(酸素(10kg×2本)・アセチレンガス(7kg×3本))に着火し、付近の防音シート及び空地内の枯草類が若干焼損。原因は、溶断箇所周辺への火花飛散防止措置が十分に行われていなかったことによるもの。人損なし。物損:ツインホース、防音シート | その他(溶断火花) | ①作業手順の見直し、②作業者への教育 | |
72 | 令和4年7月 | 噴出・漏えい | 作業員が冷媒回収作業の完了を確認した後、回収ガンを接続ホースから取り外した瞬間、回収ガンから冷媒(R32)が噴き出した。漏えい量は約0.15L。原因は回収ガン内の弁の設計不良によるもの。人損:作業員の左手人差し指付け根凍傷、物損はなし。 | 設計不良 | 設計管理の徹底(動作ソフトの変更) | |
73 | 令和4年7月 | 漏えい | 大阪府内の事業所において、生産準備中(予備冷却中)にアンモニア冷凍設備のトンネル急凍フリーザー集中器付近よりアンモニア臭があり調査したところ、アンモニアの漏えいを確認した。原因は配管の腐食と推定される。人損、物損はなし。 | 腐食管理不良 | 腐食管理の徹底 | |
74 | 令和4年7月 | 漏えい | 大阪府内の工事現場において、屋外に設置していた濁水/pH処理装置に使用する液化炭酸ガスボンベ2本のうち、予備用のボンベ1本の安全弁から炭酸ガスが漏洩したもの。原因は予備ボンベが直射日光によりボンベ内温度が上がったことにより、ボンベ内圧が上昇し安全弁から炭酸ガスが噴出したと推定。人損、物損はなし。 | 容器管理不良 | 容器管理の徹底 | |
75 | 令和4年7月 | 漏えい | 大阪府内の事業所において、エアコンの冷えが悪くなり、エラーコードを示していたため運転を停止し、設備点検業者による点検を行ったところ、室外機内部の配管が破断し冷媒(R410A)が漏えいしている事を確認した。原因は圧縮機の異常振動と経年劣化の影響により配管が破断したものと推定。人損、物損はなし。 | 腐食管理不良 | 腐食管理の徹底 | |
76 | 令和4年8月 | 漏えい | 大阪府内の事業所において、冷凍設備の点検時、熱交換器部分において油漏れを確認。調査したところ、冷媒ガス(R134A)の漏えいが発覚したもの。原因は、熱交換器の配管が振動により他配管と接触し、減肉したことにより漏えいしたものと推定。人損、物損はなし。 | 設計不良 | 設計管理の徹底 | |
77 | 令和4年8月 | 漏えい | 和歌山県内の事業所において、停止している液体塩素設備周辺の配管内残ガスをエアー置換作業中、接続していたエアーホースが抜けたことにより、配管内の残塩素ガスが漏洩した。原因は、エアー置換作業でのエアーホース接続箇所の締め付けがあまく、ホースが抜けてしまったため。人損、物損はなし。 | 締結管理不良 | 締結管理の徹底 | |
78 | 令和4年8月 | 喪失 | 福井県内の事業所において、事業所内の小屋に保管していた酸素ガス3㎥(20L)容器2本(1本は充瓶、1本は空瓶)が土砂災害により事業所外へ流出した。人損、物損はなし。 | 自然災害 | 容器管理の徹底 | |
79 | 令和4年8月 | 漏えい | 和歌山県内の事業所において、係員が現場点検中にアルキレーション装置の配管からLPGの漏えいを発見した。原因は、外面腐食により若干薄肉となっていた部分に、配管自重による応力によって割れが発生したと推定。人損、物損はなし。 | 設計不良 | 設計管理の徹底 | |
80 | 令和4年8月 | 漏えい | 大阪府内の事業所(構外導管)において、当該事故導管近くで作業していた他社作業員が漏洩(LPG)に気づき当該事業所に連絡した。現地確認したところ、事業者間を結ぶ導管からの漏洩(LPG)を確認した。原因は雨水により配管の防食テープが劣化し、配管外面腐食により穿孔したものと推定される。人損、物損はなし。 | 腐食管理不良 | 腐食管理の徹底 | |
81 | 令和4年8月 | 漏えい | 大阪府内の事業所において、圧縮機内の定期メカニカルシール(パッキン)交換を実施。試運転を実施したところ、ガス検知が作動。アンモニアガスの漏えいを確認した。原因はメカニカルシールの不良と推定される。人損、物損はなし。 | 施工管理不良 | 施工管理の徹底 | |
82 | 令和4年8月 | 漏えい | 兵庫県内の事業所において、冷凍設備が冷媒圧力低下によって故障停止。冷媒が全量漏えいした。原因は運転中の繰り返し応力により、配管に疲労割れが生じたものと推定。人損、物損はなし | その他(経年劣化) | 設備管理の徹底 | |
83 | 令和4年8月 | 漏えい | 大阪府内の事業所において、コールドエバポレーター(液化窒素貯槽)の液出側の手動バルブ取付け部(ネジ部)から窒素ガスが漏洩していることを確認した。原因はコールドエバポレーター液体払出ラインバルブ凍結により閉そくが不完全であったか若しくは、氷か何らかの異物が挟まった状態であったかと推測される。人損、物損はなし。 | その他(異物混入) | 点検項目の見直し | |
84 | 令和4年8月 | 漏えい | 大阪府内の事業所において、係員が機器を稼働させるため機械室内へ入室した際に若干のアンモニア臭を確認。その後メーカーによる調査を行ったところ、蒸発圧力調整弁からの漏洩(微量)を確認したもの。原因は、圧力調整弁のパイロット弁内にあるダイヤフラムが経年劣化のため破損したものと推定。人損、物損はなし。 | その他(経年劣化) | 点検項目の見直し | |
85 | 令和4年8月 | 漏えい | 大阪府内の事業所において、空調設備の日常点検を実施した際、表示盤に低圧エラー表示が示されていた。点検業者による内部点検を実施したところ、圧縮機吸入側のろう付け箇所から冷媒が漏洩していることが判明。原因は圧縮機吸入側のろう付け箇所が、機器作動時に生じる振動によって摩耗し、冷媒(R410A)が漏れたもの。人損、物損はなし。 | 腐食管理不良 | 腐食管理の徹底 | |
86 | 令和4年8月 | 漏えい | 大阪府内の事業所において、空調設備の点検中、配管から冷媒(R410A)が漏えいしていることを確認。原因は、熱交換器配管の経年劣化による摩耗と推定される。人損、物損はなし。 | 腐食管理不良 | 腐食管理の徹底 | |
87 | 令和4年8月 | 漏えい | 大阪府内の事業所において、圧縮水素スタンドの保安検査前検査中の気密試験において、当該冷凍設備の電子膨張弁の一次側配管ろう付け部より冷媒(R134A)が漏えいしたもの。原因は、溶接時の製作(溶接)不良と推定。人損、物損はなし。 | 製作(溶接)不良 | 製作管理の徹底 | |
88 | 令和4年8月 | 漏えい | 大阪府内の病院において、可搬式液化酸素の取り換え中に、液化酸素が噴出した。原因は、バルブ誤操作による容器と配管の接続不良により液化酸素が噴出したもの。人損:重傷者1名、両手に凍傷(全治2か月)、物損無し。 | 誤操作、誤判断 | 教育の徹底 | |
89 | 令和4年8月 | 漏えい | 兵庫県内の事業所において、液化酸素ボンベ(175L)及び液化窒素ボンベ(175L)の安全弁の作動によりガスが漏えいした。原因は、容器の圧力管理を怠っており、内槽の圧力が高いままであった。その状態で休日に入り、容器内の液化ガスの自然気化により、内槽の圧力がさらに上昇し、安全弁が作動したもの。人損、物損は無し。 | 容器管理不良 | 容器管理の徹底 | |
90 | 令和4年9月 | 漏えい | 滋賀県内の事業所において、冷凍設備の移設作業を行うにあたり、冷媒回収を実施しようとしたところ、フロン(R410A)の漏えいを確認した。原因は室外機内の配管同士が干渉し、擦れたことで配管が摩耗してフロンが漏洩したもの。人損、物損はなし。 | 設計不良 | 設計管理の徹底 | |
91 | 令和4年9月 | 漏えい | 福井県内の事業所において、始業前点検を実施した際、液化窒素ローリーの加圧器本配管フランジ溶接部から微量の窒素ガス漏洩を発見した。原因は走行中のシャーシの振動や捻じれにより、操作室内の加圧器出口側配管(配管サイズ40A)の管押え(Uバンド)が破断したもの。人損、物損はなし。 | 施工管理不良 | 施工管理の徹底 | |
92 | 令和4年9月 | 漏えい | 京都府内の事業所において、燃料電池自動車に水素圧縮ガスを充填中、水素圧縮機が自動停止した。この際、安全弁が作動し、水素ガスが漏えいしたもの。原因はピストンリングとバックアップリングの破砕による圧縮機4段吐出チャッキ弁(※)の動作不良と推察する。人損、物損はなし。 ※水素圧縮機は1段から5段まで順に昇圧していく圧縮機である。各段はシリンダ内でピストンが上下することでガスの昇圧(送出)、吸込みを行っており、吸込みと吐出にチャッキ弁が設置されている。チャッキ弁の動作原理は弁前後の圧力差と内部のばねで一方向だけにガスを流すもので、一般的なチャッキ弁と同じである。 | 施工管理不良 | 施工管理の徹底 | |
93 | 令和4年9月 | 漏えい | 和歌山県内の事業所において、第1接触改質装置配管から陽炎と液滴を発見。微量のメタンC1・エタンC2が漏えいしたもの。原因は製作時の溶接不良、配管サポート取り付け位置不良等が推測される。人損、物損はなし。 | 製作不良 | 製作管理の徹底 | |
94 | 令和4年9月 | 漏えい | 京都府内の事業所において、液化窒素供給設備の安全弁より気化した窒素ガスが噴き出しているのを発見した。原因は流量調整用ではないメイン供給側元バルブの開度を絞って設備を稼働させたため、配管内で気化した窒素ガスが逃げ場を失い圧力が上昇し、安全弁が作動して噴出したと推定される。人損、物損はなし。 | 操作基準等の不備 | 操作基準等の整備 | |
95 | 令和4年9月 | 漏えい | 滋賀県内の事業所において、冷凍設備の冷却不良を確認したため、製造メーカーに点検を依頼したところ、フリーザー上部配管から冷媒(R22)漏えいを確認した。原因は、設備の運転と停止により温度変化で配管が結露と乾燥を繰り返すため、経年により腐食し漏えいしたものと推定。人損、物損は無し。 | その他(経年劣化) | 設備管理の徹底 | |
96 | 令和4年10月 | 漏えい | 福井県内の事業所において、点検時に冷凍設備コントローラーのエラーメッセージ(冷媒不足)を確認した。調査したところ、冷凍設備の2号機と3号機の凝縮器Uベント部からのフロン(R410A)の漏えいを確認した。原因は 冷媒ガス配管と凝縮器の接触を防止するために設置されていた緩衝材が、運転時の振動によりずれ、冷媒ガス配管と凝縮器が接触し、凝縮器Uベンド部が摩耗し、貫通に至ったもの。人損、物損はなし。 | 製作不良 | 製作管理の徹底 | |
97 | 令和4年10月 | 火災 | 兵庫県内の事業所において、LPG容器の交換作業中にLPガスが漏えいし、ボンベから出火。交換作業を行っていた作業員1名が火傷(軽症)した。原因はボンベ庫内の容器の交換、搬出作業の際に、ボンベ庫外に出した一部の容器のバルブを開けて残ガスを放出。ボンベ庫内の一部の容器についてもバルブを開けて残ガスを放出した。その結果、何らかの原因で着火し火災に至ったものと推定。物損は無し。 | 不良行為 | 教育の徹底 | |
98 | 令和4年10月 | 漏えい | 兵庫県内の事業所において、冷凍設備機械室の日常点検において、CO2漏れ確認作業を行っていたところ、アンモニア冷媒と炭酸ガス冷媒の熱交換器の鏡板フランジ溶接部より炭酸ガス冷媒漏れを発見した。割れは胴板と管板の周溶接に連続的な亀裂が発生していることから、原因は経年運転による温度による伸縮や圧力変化の繰り返しにより、金属疲労、脆性低下に至ったものと推定。人損、物損は無し。 | その他(経年劣化) | 設備管理の徹底 | |
99 | 令和4年10月 | 漏えい | 滋賀県内の事業所において、冷凍設備の不具合が発生したため、メーカーにて点検を行ったところ、4か所の継手部から冷媒(R134a)の漏えいが確認された。原因は、詳細は不明だが、経年劣化と推定する。人損、物損はなし。 | その他(経年劣化) | 設備管理の徹底 | |
100 | 令和4年10月 | 漏えい | 福井県内の事業者が、トラックで工事現場に移動中に何らかの原因で車両後部ゲートが開きLPガス容器(10Kg)が落下し、衝撃でバルブがゆるみ、漏えいしたもの。原因は、ガス容器を車両にて移動させる際に車両に固定しなかったため。人損、物損はなし。 | 確認ミス | 作業確認の徹底 | |
101 | 令和4年10月 | 漏えい | 京都府内の事業所において、冷凍設備における空気熱交換器のファンが何らかの原因で破損し、飛び散った破片が空気熱交換器の冷媒ガス配管を破損させ冷媒ガスが漏洩(R407C) したもの。破損した空気熱交換器ファンのモーター、ファンの以上や落下物などは確認できず、原因は不明。人損、物損はなし。 | 原因不明 | 設備管理の徹底 | |
102 | 令和4年10月 | 漏えい | 大阪府内の事業所において、冷凍設備のVベルトの交換作業中、カバーを外す際、誤ってカバーを落下させてしまい、熱交換器を損傷し、フロン(R410A)が漏洩したもの。原因は、作業者の人為的ミスによるもの。人損、物損はなし。 | 確認ミス | 作業確認の徹底 | |
103 | 令和4年10月 | 漏えい | 大阪府内の事業所において、冷凍設備の運転中に、作業員が目のかすみを感じたため設備の確認を行ったところ、水分除去装置(ドライヤー)の溶接部の損傷による、フルオロカーボン(R22)の漏えいを発見したもの。原因は、当該機器は設置後26年経過しており、経年劣化によるものと考えられる。人損、物損はなし。 | その他(経年劣化) | 設備管理の徹底 | |
104 | 令和4年10月 | 漏えい | 福井県内の事業所において、冷凍設備より冷媒ガス(R22)の減少が認められたため、メーカーに調査を依頼したところ配管の腐食個所から漏えいが確認された。原因は、保温材の経年劣化により防熱効果が減少したことで、保温材内部(配管表面)に結露が発生し、その結果、配管が腐食して穴が開き、冷媒が漏えいしたと推定する。人損、物損はなし。 | 腐食管理不良 | 腐食管理の徹底 | |
105 | 令和4年10月 | 漏えい | 兵庫県内の事業所において、ローリー車から液化窒素を受入中に、加圧蒸発器の溶接線部から窒素ガスの微小漏えいを確認したもの。原因は液化窒素の受入れ、払出しを繰り返したことによる温度疲労が原因と推定される。人損、物損はなし。 | その他(経年劣化) | 設備管理の徹底 | |
106 | 令和4年11月 | 漏えい | 和歌山県内の事業所において、高圧低温分離槽液面計の加熱蒸気出口付近より、水素、ハイドロカーボン、若干の硫化水素の漏えいを確認した。原因は高圧低温分離槽液面計の下部取り出しバルブ内部にて硫化物を含む水分による湿性硫化物腐食が発生したものと推定。人損、物損はなし。 | 腐食管理不良 | 腐食管理の徹底 | |
107 | 令和4年11月 | 噴出・漏えい | 京都府内の事業所において、冷凍設備の吸込圧低下異常の警報が発報。凝縮器からフロン(R407E)が漏洩していることを確認。原因は凝縮器入り口に付着したスケールにより流速が低下し、凝縮器プレート面にもスケールが堆積した。スケールに含まれているアンモニア、塩素が濃縮し、局所的にプレートの減肉に至ったと推定。人損、物損はなし。 | 腐食管理不良 | 腐食管理の徹底 | |
108 | 令和4年11月 | 漏えい | 兵庫県内の事業所において、混合ガス(酸化エチレン+炭酸)の充填作業中、酸化エチレンの充填段階においてホース口から酸化エチレンが漏えいしたもの。原因は、容器バルブ口に充填ホースを接続したものと誤認し、充填開始したことによるもの。人損、物損はなし。 | 誤操作、誤判断 | 教育の徹底、マニュアルの見直し | |
109 | 令和4年11月 | 漏えい | 大阪府内の事業所において、冷凍設備から異常信号を発したため、使用を停止した。設備点検業者に点検を依頼したところ、冷凍設備本体付近からフルオロカーボン(R134a)の漏洩が判明したもの。原因は冬季中のため冷凍設備を停止していたため、冷却水が凝縮器内に滞留。徐々に水質が悪化し、配管が腐食したものと推定。人損、物損はなし。 | 腐食管理不良 | 腐食管理の徹底 | |
110 | 令和4年11月 | 漏えい | 和歌山県内の事業所において、ブタン貯槽タンク下部のガス警報器が作動したため、現場確認を行ったところ、緊急遮断弁からブタンガスの漏えいを確認したもの。原因は、3週間前に検査機関による開放検査後のナットの締め付けが緩かったことで、その後の運転でナットが緩み、ガスが漏えいしたものと推定。人損、物損はなし。 | 締結管理不良 | 締結管理の徹底 | |
111 | 令和4年11月 | 漏えい | 和歌山県内の事業所において、運転中のLPG出荷設備コンプレッサー配管からLPGの漏えいを運転員が発見し、コンプレッサーを停止および関係するバルブを閉止した。その後、目視検査を実施した結果、配管に摩耗を認めた。原因は、コンプレッサーの振動で当該配管が周囲のサポートと接触し、摩耗減肉が発生し穿孔した。人損、物損はなし。 | 施工管理不良 | 施工管理の徹底 | |
112 | 令和4年12月 | 喪失・盗難 | 大阪府内の路上において、トラックの荷台に乗せていたアセチレンボンベ×1本と酸素ボンベ×1本の内、アセチレンボンベ7kg×1本が落下し、喪失したもの。原因は、ボンベ運搬時にボンベを固定していなかったため。人損、物損はなし。 | その他 | 容器管理の徹底 | |
113 | 令和4年12月 | 漏えい | 福井県内の事業所において、冷凍設備の低圧異常により、設備が停止したため点検を実施したところ、凝縮器から冷媒(R404A)の漏えいを確認したもの。原因は凝縮器の冷却水出口に設置されている制水弁が動作不良を起こして冷凍設備起動時の高圧圧力制御ができず、凝縮器付属の安全弁シート部の劣化箇所から漏えいが発生したものと推定。人損、物損はなし。 | 点検管理不良 | 点検管理の徹底 | |
114 | 令和4年12月 | 漏えい | 大阪府内の事業所において、冷凍設備のガス漏えい警報が発報したため、調査したところ、膨張弁付近のバルブからアンモニアの微量漏えいを発見。原因はバルブスピンドルのパッキン劣化によるもの。人損、物損はなし。 | シール管理不良 | シール管理の徹底 | |
115 | 令和4年12月 | 漏えい | 和歌山県内の事業所において、FCC(流動接触分解装置)ガスラインのバルブ本体から炭化水素ガスが漏えいしたもの。原因は塩酸による内面腐食と推定。同系統の腐食率は高く、配管の検査および取替えは実施していたが、弁については肉厚のため、目視検査のみで詳細検査を実施していなかった。人損、物損はなし。 | 腐食管理不良 | 腐食管理の徹底 | |
116 | 令和4年12月 | 漏えい | 大阪府内の事業所において、圧縮機1段吐出側圧力の低下を制御盤で確認したため、メーカーに確認を依頼したところ、2段シリンダ吸入側継手部から水素ガス漏れを確認した。増し締めを実施してもガス漏洩が止まらなかったため、PT検査を実施したところ、ねじ部に亀裂を確認した。原因は配管の振動等の応力により、ネジ部の底の応力集中部から亀裂が発生し、運転時の繰り返し応力により進展していき、亀裂に至ったものと推定。人損、物損はなし。 | その他(経年劣化) | 設備管理の徹底 | |
117 | 令和4年12月 | 漏えい | 和歌山県内の事業所において、定常運転中、運転員が定例作業をしていたところ異音を感じて周辺を調査したところ、接触改質装置熱交換器にて水素ガスの漏洩を確認した。原因は、塩化アンモニウム析出箇所で水分が凝縮したことによる塩酸腐食と推定。人損、物損はなし。 | 腐食管理不良 | 腐食管理の徹底 | |
118 | 令和4年12月 | 漏えい | 大阪府内の事業所において、日常点検時、圧縮機付近で異臭を確認。漏えい検知器で調査したところ、圧縮天然ガスの漏洩が確認されたもの。原因は配管に対して周状に亀裂が入っていたことから、圧縮機の振動を受けている部分である、配管継手の圧縮リングが食い込んでいる箇所から亀裂が発生したものと考えられる。人損、物損はなし。 | 点検管理不良 | 点検管理の徹底 | |
119 | 令和4年12月 | 喪失・盗難 | 大阪府内の事業所において、容器置き場にてヘリウム容器(1.5㎥ボンベ)1本を保管していたところ、約一ヶ月後に供給業者へ当該容器の返却を行うために容器置場を見た際に当該容器がないことを確認したもの。原因は不明。 | 原因不明 | 容器管理の徹底 | |
120 | 令和4年2月 | 漏えい | 大阪府内の事業用ビルにおいて、冷凍設備の日常点検を実施したところ圧力低下があり、メーカーが点検したところ、配管部分にピンホールがあり、冷媒(R134a)の漏えいを確認した。原因は機器の長期使用に伴う経年劣化によるもの。人損、物損は無し。 | その他(経年劣化) | 設備管理の徹底 | |
121 | 令和4年3月 | 漏えい | 大阪府内の事業所において、冷凍設備が冷えなくなったため点検を実施。冷媒(R407C)を回収したところ、初期充填量より少なかったため、窒素ガスによる漏えい検査を実施したところ、凝縮器からの漏えいを確認。何らかの原因により熱交換器が腐食し孔があいたものと推定。人損、物損は無し。 | 原因不明 | 設備管理の徹底 | |
122 | 令和4年9月 | 火災 | 大阪府内の建物解体現場において、火災が発生。原因は建物を解体する際に使用していたガス切断機の火花が外壁に設置されていた電力量計付近に飛び、出火したもの。人損は無し。物損:電力量計・工事用シート・外壁 | 確認ミス | 作業確認の徹底 | |
123 | 令和4年7月 | 漏えい | 兵庫県内の事業所において、冷凍設備の警報が発報。管理会社において、冷媒回路の圧力低下を確認。その後メーカーにおいて、冷媒配管から冷媒(R134a)が漏洩を確認した。原因は冷媒配管が底部の金属板と接していたため、擦れ等によって経年劣化により破損したものと推定。人損、物損はなし。 | その他(経年劣化) | 設備管理の徹底 | |
124 | 令和4年12月 | 漏えい | 兵庫県内の事業所において、製氷機稼働中に警報が出たため、運転を停止。調査した結果、冷凍設備の配管溶接部から冷媒(R404A)の微量漏れ(ピンホール漏れ)を検知した。原因は経年的な振動による配管の金属疲労によるものと推定。人損、物損はなし。 | その他(経年劣化) | 設備管理の徹底 | |
125 | 令和4年8月 | 漏えい | 奈良県内の事業所において、冷凍設備の安全弁が作動し、冷媒(R134a)の漏えいが確認されたもの。原因は、冷凍設備を止めた際、操作ミスにより冷水ポンプを止めるのを忘れた。冷水ポンプが単独で動き続けた結果、水が循環し続け、徐々に温度が上がり続け、圧力も上がり、安全弁から冷媒が漏洩した。人損、物損はなし。 | 誤操作、誤判断 | 教育の徹底 | |
126 | 令和4年11月 | 漏えい | 大阪府内の事業所において、冷凍設備の配管から冷媒(R134a)が漏えいしたもの。原因は凝縮器入口配管と出口配管が機器の振動により徐々に接触。接触後も振動し続けたことにより配管に亀裂が生じ、当該部分から冷媒が漏えいしたものと推定。人損、物損はなし。 | 点検不良 | 点検の徹底 | |
127 | 令和4年10月 | 漏えい | 滋賀県内の事業所において、冷凍設備が異常停止したためメーカーによる点検を実施した結果、配管に目視できる程度の亀裂があり、冷媒(R410a)の漏えいを確認したもの。原因は潤滑不良による異常摩耗及び老朽化により圧縮機が異常振動したものと推定。人損、物損はなし。 | その他(潤滑不良) | 設備管理の徹底 | |
128 | 令和4年10月 | 漏えい | 京都府内の事業所において、冷凍設備の膨張弁のグランドパッキン部から冷媒(R134a)漏洩したもの。原因はグランドパッキン経年劣化と推定。人損、物損はなし。 | 締結管理不良 | 締結管理の徹底 | |
129 | 令和4年8月 | 漏えい | 大阪府内の事業所において、空気充填を行うため空気圧縮機とボンベを接続し、ボンベのバルブを開放したところ、空気圧縮機の充填ホース部分に亀裂が生じ、当該箇所より圧縮空気が漏えいしたもの。原因は空気充填作業時のバルブの急速な開放により冷えた空気が流れ、ホース内に凍結水分が発生した事により、ホース強度が低下し破損したもの。人損、物損はなし。 | 誤操作 | 取り扱い方法の徹底 | |
130 | 令和4年7月 | 漏えい | 大阪府内の事業所において、日常点検時に冷凍設備の警報表示を確認。点検したところ、熱交換器の冷媒配管にピンホールがあり、冷媒(R407C)の漏えいが発覚したもの。原因は熱交換器内の冷媒配管の腐食によるものと推定。人損、物損はなし。 | 腐食管理不良 | 腐食管理の徹底 |
※ 平成31年1月より、締結部や開閉部等からの可燃性ガスの微量漏えいを、高圧ガス事故報告の対象から除外する。詳しくは以下をご参照下さい。
「高圧ガス・石油コンビナート事故対応要領の一部の改正について」が経済産業省ウェブサイトに掲載されました。(経済産業省ウェブサイトへ)
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最終更新日:2024年4月26日