事故情報一覧
No. 発生年月 事故種別 概要 原因 再発防止対策 添付書類
1 令和6年1月 その他(高圧ガスを充填した容器が危険な状態となった) 大阪府内の事業所において、露天商が保有しているLPガス容器が付近で発生した火災の熱を受け、危険な状態となったもの。人損はなし。 その他(火災)
  • 設備管理の徹底
2 令和6年1月 噴出 大阪府内の事業所において、冷凍設備の冷却器交換作業中に冷媒(R22)が噴出し、店舗従業員1名が軽傷を負ったもの。原因は交換すべき系統の隔離作業終了後、三方弁バルブがゆるんでいることに気づかず、別機器系統の機器を作動させるためにメインバルブ開いたために冷媒が噴出したもの。物損はなし。 確認不良
  • 確認の徹底
3 令和6年1月 漏えい 兵庫県内の事業所において、液化酸素CE(コールドエバポレーター)の安全弁が作動し、酸素が漏えいしたもの。原因は経年劣化によって、内部配管あるいは内槽溶接部からのリークが発生、真空断熱層内の圧力が上昇して安全弁が作動したものと推定。人損、物損はなし。 その他(経年劣化)
  • 設備の撤去
4 令和6年1月 漏えい 大阪府内の事業所において、配管の腐食点検をしている際、異常減肉腐食を覚知したため装置を停止。その後配管を確認すると錆こぶがあり、LPGの漏れ跡らしきものを発見した。ガス検知器の反応はなかったが、配管の錆を落とすと穿孔が確認された。原因は配管とサポートが直接接触しているところに雨水等が染みこんだことによる外面腐食と推定。人損、物損はなし。 腐食管理不良
  • 腐食管理の徹底
5 令和6年1月 漏えい 和歌山県内の事業所において、乾燥機の燃料として、バルク貯槽から液化石油ガスを供給している設備の高圧ホースひび割れによる、LPGの漏えいが発生したもの。原因はバルク貯槽高圧ホースの経年劣化により、ホースにひび割れが発生したもの。人損、物損はなし。 その他(経年劣化)
  • 設備管理の徹底
6 令和6年1月 漏えい 兵庫県内の事業所において、停止中の冷凍設備のアンモニアガス検知器を整備中、アンモニア臭気を感じたため調査したところ、冷凍設備のメカニカルシール部からのアンモニアの漏えいを確認したもの。原因は長期停止中により、メカニカルシール摺動面の油膜切れによるもの。人損、物損はなし。 シール管理不良
  • シール管理の徹底
7 令和6年1月 漏えい 大阪府内の事業所において、CNGスタンドのガス漏洩検知警報設備が鳴動し、設備が緊急停止。調査したところ、圧縮機周りの配管に亀裂を確認し圧縮天然ガスの漏えいを確認したもの。原因は、運転時の振動により配管に応力が集中し破損したことによるもの。人損、物損はなし。 その他(疲労破壊)
  • 設備管理の徹底
8 令和6年1月 漏えい 兵庫県内の事業所において、アンモニア臭気を感じたため調査したところ、アンモニア吸収式冷凍設備のストレナー蓋フランジ部からの漏えいを確認したもの。原因は、保温材の経年劣化により生じた隙間から大気が侵入・水分が凝縮し、湿潤環境が発生。その状態が長く続いたことでストレナー蓋のフランジ部の締結ボルトが外面腐食し、断面積が減り、締結力が弱まったことでフランジ面圧が低下、漏えいに至ったもの。人損、物損はなし。 締結管理不良
  • 締結管理の徹底
9
New
令和6年1月 漏えい 大阪府内の事業所において、冷凍設備より吸込圧力低下を知らせる警報を発したため、職員により機器の緊急停止を行った。設備を調査したところ、冷媒(R134a)の漏えいを確認したもの。原因は、冷凍設備下部の配管が腐食し減肉したことによるもの。人損、物損はなし。 腐食管理不良
  • 腐食管理の徹底
10 令和6年2月 漏えい 大阪府内の事業所において、冷凍設備のガス漏えい警報器の作動により、アンモニアの漏えいを確認したもの。原因は事故前日、点検業者がバルブの開閉作業を行う際、開閉が困難だったためグランドパッキンの締め付けを少し緩めたことによるもの。人損、物損はなし。 施工管理不良
  • 施工管理の徹底
11 令和6年2月 漏えい 大阪府内の事業所において、LPGを移動式製造設備(ローリー)から貯槽への受け入れ作業中、受け入れ配管の安全弁が作動し放出管からLPGが噴出・漏えいし警報器が作動した。その後、ただちに手動にて緊急遮断弁を作動させ危険排除を行った。原因は、経年による誤作動と推定。人損、物損はなし。 その他(経年による誤作動)
  • 設備の更新
12 令和6年2月 漏えい 大阪府内の事業所において、アンモニア及び二酸化炭素を冷媒とする冷凍設備のガス漏えい検知警報器が鳴動。漏えい箇所を調査したところ、圧力センサー及び高圧圧力センサー配管の元弁グランド部よりアンモニアの漏えいを確認したもの。原因は運転と停止の温度、圧力変化によりグランド部が経年的に緩んだことによるもの。人損、物損はなし。 締結管理不良
  • 締結管理の徹底
13 令和6年2月 漏えい 大阪府内の事業所において、冷凍設備のインジェクション用配管が損傷し冷媒(R134a)の漏えいを確認したもの。原因は老朽化により圧縮機の振動が大きくなったことから、インジェクション用配管に応力がかかり亀裂が入ったことによるもの。人損、物損はなし。 腐食管理不良
  • 腐食管理の徹底
14 令和6年2月 漏えい 大阪府内の事業所において、ローリーからCE(コールドエバポレーター)へ酸素を充填しようとした際、充填配管の漏えいの疑いがあったため点検したところ、溶接部にピンホールがあり、酸素の漏えいを確認したもの。原因は配管溶接部の経年劣化による腐食によるもの。人損、物損はなし。 腐食管理不良
  • 腐食管理の徹底
15 令和6年2月 漏えい 大阪府内の事業所において、冷凍設備の定期点検において、膨張弁入口付近の配管にピンホールがあり冷媒(R22)の漏えいを確認したもの。原因は老朽化による腐食によるもの。人損、物損はなし。 腐食管理不良
  • 腐食管理の徹底
16 令和6年2月 漏えい 大阪府内の事業所において、設備定期点検の際に室外機より冷媒(R410a)の漏えいを確認したもの。原因は室外機の疲労により締結部のフレア配管が変形したことによるもの。人損、物損はなし。 その他(疲労)
  • 設備管理の徹底
17 令和6年2月 漏えい 大阪府内の事業所において、始業時にCE(コールドエバポレーター)のバルブ操作をしようとしたところ、バルブ部に大量の霜が付着していたことで窒素の漏えいを覚知したもの。原因は、漏えい部である液取出し弁の締め付け不足とバルブを凍結状態で繰り返しハンドル操作をしたことで袋ナットが供回りしグランド部に隙間が出来たことによるもの。人損、物損はなし。 締結管理不良
  • 締結管理の徹底
18 令和6年2月 漏えい 大阪府内の事業所において、巡回点検時に臭気を覚知し、ガス検知を実施したところ、液面計配管溶接部の割れ部分から可燃性ガス(水素、炭化水素、硫化水素)の漏えいを覚知したもの。原因は、高温かつ長尺の液面計のため熱膨張により伸びが発生。ドラム本体と接合フランジとの温度変化により熱応力が繰り返し発生し、溶接部が疲労割れに至ったもの。人損、物損はなし。 設計不良
  • 設計管理の徹底
19 令和6年2月 漏えい 兵庫県内の事業所において、部品交換の為に冷媒(R407C)を全量抜いた際、冷媒の残量が減少していることが発覚した。漏えい検査をおこなったところ、冷媒配管の一部から漏えいしていることが判明した。原因は、チラーユニットの運転における振動により、空気熱交換器(凝縮器)配管部が摩耗しピンホールが発生したことによるもの。人損、物損はなし。 その他(経年劣化)
  • 設備管理の徹底
20 令和6年3月 噴出 大阪府内の路上において、LGC(可搬式超低温容器)4本を3tトラック後部荷台に固定し運搬中に、鉄道高架下の高さ制限の鉄枠にボンベ上部(フロート計部分)が接触破損し、LGC1本から酸素が噴出したもの。原因は、LGCの車両積載時の高さが車両全高を超えることを認識せずに高架下を通過し、橋桁防護工に4本全ての液面計と1本の保圧弁が接触し損傷したもの。人損、物損はなし。 確認ミス
  • 教育の徹底
  • 手順書の見直し
21 令和6年3月 漏えい 大阪府内の事業所において、日常点検時にガスが漏れる音がしたため、付近設備の漏えい検査を実施したところ、バッファータンクのノズル溶接部にピンホールを2箇所発見し、水素の漏えいを覚知したもの。原因は、タンク外面の漏えい箇所が発錆しており、塩害による局部的な腐食と推定される。人損、物損はなし。 腐食管理不良
  • 腐食管理の徹底
22 令和6年3月 漏えい 大阪府内の事業所において、出荷作業中に他の容器よりも軽い容器が確認されたため調査したところ、バルブと容器のつなぎ目付近にピンホールを発見し、冷媒(R404A)の漏えいを確認したもの。原因は、当該事故容器の製造過程におけるバルブ溶接作業時に本来、外気を遮断したシールドガスの雰囲気下で当該作業をする必要があったが、バルブを溶接する際に使用する容器固定器具からのエアー漏れにより、適切な環境下での作業ができずに溶接不良となり、ピンホールが発生したことによるもの。人損、物損はなし。 製作不良
  • 製作管理の徹底
23 令和6年3月 漏えい 兵庫県内の事業所内の設備において、人的操作ミスにより14.7MPaの窒素ガスが設定圧3.82MPaの安全弁に流れ、安全弁が作動し、窒素を放出したもの。原因は、制御弁の上流側圧力が安全弁動作圧力(3.82MPa)以上あったことから、制御弁が開動作した際に二次圧が上昇。その際、作業員が制御弁上流に圧があったこと、フェールオープン動作することを失念して、制御空気の供給を断ってしまったことによるもの。人損、物損はなし。 誤操作
  • 教育の徹底
24 令和6年3月 漏えい 大阪府内の事業所において、ビル管理会社の職員が冷凍設備の設置されている床面に油にじみを発見したため、機器の運転を停止。その後、漏れ箇所を調査するも特定できなかったが、圧力低下を確認したため冷媒(R407C)の漏えいと判断したもの。原因は、オイルセパレーター部が腐食により開孔したことによるもの。人損、物損はなし。 腐食管理不良
  • 腐食管理の徹底
25 令和6年4月 漏えい 大阪府内の事業所において、冷凍設備の点検を実施した際に、吐出バルブのねじこみ部にオイル状のにじみを確認した。不審に思い、漏えいテスターを使用したところ、冷媒(R22)の漏えいを確認したもの。原因は、バルブ内部に付着した汚れによるものと推定。人損、物損はなし。 その他(バルブ内、汚れ)
  • 清掃管理の徹底
26 令和6年4月 漏えい 京都府内の事業所において、冷凍設備の圧力低下を覚知したため業者点検を行ったところ、膨張弁付近の配管2ヵ所から冷媒(R22)の漏えいを確認したもの。原因は、配管外側に断熱材を巻いており、断熱材の中の結露により配管が腐食したことによるもの。人損、物損はなし。 腐食管理不良
  • 腐食管理の徹底
27 令和6年4月 漏えい 大阪府内の事業所において、アルキレーション装置、脱プロパン塔行きコアレッサー上流配管のピンホールからLPGが少量漏えいしたもの。原因は、当該漏えい部上流にて除去できなかった亜硫酸ガスが配管内に滞留し、これが水分と反応して希硫酸となり腐食、開孔に至ったもの。人損、物損はなし。 腐食管理不良
  • 腐食管理の徹底
28 令和6年4月 漏えい 大阪府内の事業所において、水素を製造する工程で水素純度を高める吸着塔の溶接部から水素が漏えいしたもの。原因は、溶接内部に欠陥である低温割れを確認。溶接部の内在欠陥が容器内圧の応力集中により進行し、表面までの割れに至ったもの。人損、物損はなし。 製作不良
  • 製作管理の徹底
29 令和6年4月 漏えい 大阪府内の事業所において、冷凍設備の点検を実施した後、試運転をした際に性能低下を認めたのでガス検知器で検知したところ、アキュームレーターに接続する配管から冷媒(R22)の漏えいを確認したもの。原因は、配管接合部が経年劣化により腐食し、ピンホールが発生したことによるもの。人損、物損はなし。 腐食管理不良
  • 腐食管理の徹底
30 令和6年4月 漏えい 兵庫県内の事業所において、冷凍設備にエラーが発生。膨張弁が故障しており、冷媒回収後、取り替え工事を実施。冷媒の再充填後に気密試験を行ったところ、気密不良が認められたため調査したところ、冷媒配管にピンホールができており、冷媒(R407E)の漏えいを確認したもの。原因は、気密試験により微少なピンホールが発生したものと推定。人損、物損はなし。 点検管理不良
  • 点検管理の徹底
31 令和6年4月 漏えい 滋賀県内の事業所において、使用しているパッケージエアコンが異常停止したため、メーカーによる点検を実施したところ膨張弁内パッキンの変形によるベローズの破壊により冷媒(R410A)28.42㎏の漏えいを確認したもの。原因は、メーカーの検査工程においてパッキンの取り付け不良を確認できなかったことによるもの。人損、物損はなし。 検査管理不良
  • 検査管理の徹底
32 令和6年5月 漏えい 大阪府内の事業所において、アルキレーション装置、硫酸分離槽圧力調整弁のバイパス弁本体からLPGが少量漏えいしたもの。原因は、弁(鋳物)製作時の内部欠陥である鋳巣であることを確認。この潜在的な欠陥が、長期間の使用により広がったことで割れにつながったことによるもの。人損、物損はなし。 製作不良
  • 製作管理の徹底
33 令和6年5月 漏えい 大阪府内の事業所において、移動式空気圧縮機で容器に空気を充填中、充填ホースの被覆部分に膨らみを発見し、空気の漏えいする音を確認したもの。原因は、充填ホースを使用時に曲げの応力が繰り返し加わったことで充填ホースが劣化したことによるもの。人損、物損はなし。 その他(経年劣化)
  • 設備管理の徹底
34 令和6年5月 漏えい 大阪府内の事業所において、重油脱硫装置、液面計上部取り出しライン溶接部より水素が微量漏えいしたもの。原因は、液面計設置時の施工において開先を取らずに施工。これにより溶接不備となった配管接続部は、長期にわたる軽微な内外腐食などにより肉厚が薄い状態となり、さらに微振動による負荷がかかり割れが発生したことによるもの。人損、物損はなし。 施工管理不良
  • 施工管理の徹底
35 令和6年5月 漏えい 大阪府内の事業所において、敷地内CE(コールドエバポレーター)設備上部から蒸気が噴出していたため近隣住民が通報したもの。原因は、事業所の長期休業中にCE設備内の液化酸素の自然気化に伴い貯槽内圧が上昇したことで安全弁が作動し、酸素が噴出したことによるもの。人損、物損はなし。 容器管理不良
  • 容器管理の徹底
36 令和6年5月 漏えい 京都府内の事業所において、冷凍設備の異常覚知にて設備停止。調査したところ、過冷却器プレートのガスケット部が断裂しておりアンモニアの漏えいを確認したもの。原因は、ガスケット部がメーカー推奨の交換期限を少し過ぎており、経年劣化による断裂と推定。人損、物損はなし。 シール管理不良
  • シール管理の徹底
37 令和6年5月 漏えい 大阪府内の事業所において設備の定期点検時、空気熱交換機の配管に石鹸水をかけた際、冷媒(R134a)の漏えいを確認したもの。原因は、空気熱交換器の配管が経年劣化により腐食したことによるもの。人損、物損はなし。 腐食管理不良
  • 腐食管理の徹底
38 令和6年5月 漏えい 京都府内の高速道路において、走行中の車両からLPガス20kg容器1本が落下し、衝撃によりバルブが開きLPガスが0.1m3漏えいしたもの。原因は、トラック後方アオリ板をロックする部品が経年劣化しており、走行中の衝撃でロックが外れたこと、また積載していたLPガス容器の固定が不十分であったことによるもの。人損、物損はなし。 その他(車両積載時のLPガス容器固定不良)
  • 固定確認の徹底
  • 教育の徹底
39 令和6年5月 漏えい 滋賀県内の事業所において、冷媒供給装置を点検時に、圧送ポンプ本体に冷媒(R32)の霜付と本体からの吹き出しを発見し、漏えいを確認したもの。原因は、冷媒圧送ポンプ本体の繰り返し使用によるパッキン類の摩耗により破損したことによるもの。人損、物損はなし。 シール管理不良
  • シール管理の徹底
40 令和6年5月 火災 大阪府内の工事現場において、アセチレンガスの溶接でレールボンド(銅線)をレールに沿わして接続する作業を行っている際、作業中のアセチレンガス容器の上部から出火したもので、バケツ1杯の水をかけたが火が消えなかったため作業員が容器のコックを閉めたところ、安全弁から火が噴出したため、消火器で消火したもの。作業員1名が軽傷(右足に火傷)。物損はなし。原因は、ホースの劣化によりホースの根本部分からガスが漏えいし、溶接作業で発生した火花が引火したことによるもの。 点検管理不良
  • 点検管理の徹底
41 令和6年5月 漏えい 大阪府内の事業所において冷凍設備の定期点検時、空調用配管が腐食しているのを発見し、冷媒(R22)の漏えいを確認したもの。原因は、当該冷凍設備は設置から約30年経過し、運転時の振動及び経年による腐食と推定。人損、物損はなし。 腐食管理不良
  • 腐食管理の徹底
42 令和6年5月 漏えい 大阪府内の事業所において、タンクローリー(移動式製造設備)から所内コールドエバポレーター(以下「CE」という。)に液化窒素を充填していたところ、CE内槽の圧力が上昇して、内槽安全弁が作動し窒素ガスが噴出したもの。原因は、CEの定期自主検査を委託している業者が、CEの内部状態を遠隔監視することを目的に、差圧計及び内槽圧力計にマグネットセンサーを試験的に取り付けていたが、これが差圧計のガラスと干渉して正確な液量を表示しておらず、そのため誤って貯槽容量90%以上の過充填状態となったことによるもの。人損、物損はなし。 点検管理不良
  • 点検管理の徹底
43 令和6年5月 漏えい 大阪府内の事業所において、冷凍設備起動時に冷却水流量低下の警報が発報し異常停止。リークテスターを使用するも漏えいが見つからなかったため、当該冷凍設備の全システムを停止。後日調査したところ、凝縮器のチューブ式熱交換器のチューブが破損しており、冷媒(R134a)の漏えいを確認したもの。原因は、チューブの経年劣化によるもの。人損、物損はなし。 その他(経年劣化)
  • 設備管理の徹底
44 令和6年5月 漏えい 滋賀県内の事業所において、冷凍設備を運転開始したが異常覚知にて設備停止。調査したところ圧力低下を確認し、冷媒(R407C)の漏えいを確認したもの。原因は、凝縮器のプレート式熱交換器内部が経年劣化により腐食したことによるもの。人損、物損はなし。 腐食管理不良
  • 腐食管理の徹底
45 令和6年6月 漏えい 大阪府内の事業所において、設置する冷凍設備で警報が鳴動したため、メーカーに点検依頼をして設備を確認したところ、蒸発器の冷媒コイル部分に穴が開いており、冷媒(R22)の漏えいを確認したもの。原因は、冷凍設備の経年劣化によるものと推定。人損、物損はなし。 その他(経年劣化)
  • 設備の更新
46 令和6年6月 漏えい 滋賀県内の事業所において、冷凍設備の定期点検で冷媒不足の懸念があることから圧力計を確認したところ、圧力値が著しく低い値を示したので冷媒(R134a)の抜き取りを実施し、6㎏のフロンが漏えいしていることを確認したもの。原因は、経年劣化により蒸発器の気密不良が発生したことによるもの。人損、物損はなし。 その他(経年劣化)
  • 設備管理の徹底
47 令和6年6月 漏えい 大阪府内の事業所において、冷凍設備のガス漏えい検知警報設備が作動したため、当該冷凍設備の使用を停止。メーカーが調査したところ、圧縮機のメカニカルシール部分より冷媒(アンモニア)の漏えいを確認したもの。原因は、メカニカルシール及びガスケットの経年劣化によるもの。人損、物損はなし。 シール管理不良
  • シール管理の徹底
48 令和6年6月 漏えい 大阪府内の一般道において、配送トラックが消費先での容器交換後に左側側板を開けたまま走行し、右カーブを曲がった際に配送トラックから容器11本が転落。うち1本が変形したことにより、LPGが漏えいしたもの。乗務員が漏えい停止作業の際、左手に軽度の凍傷(軽傷)。物損はなし。原因は、乗務員が乗車前の車両周り点検を失念してしまったこと、また漏えいした容器のキャップ締め込みが不十分であったことによるもの。
  • 点検不良
  • 容器管理不良
  • 点検実施の徹底
  • 教育の徹底
49 令和6年6月 漏えい 兵庫県内の事業所において、液化窒素を供給するための製造設備(CE)の貯槽に液化窒素を充填していたところ、受け入れ配管溶接部の保冷箇所に霜付きが認められた。窒素ガスの漏えいによるものと判断し、直ちに当該充填ラインの使用を停止。後日、保冷箇所を解体して調査した結果、溶接部に亀裂を確認。原因は、経年劣化と長期間に渡る熱収縮の繰り返しによって、配管溶接部に繰り返し応力がかかり、その結果、疲労破壊を起こし溶接部に亀裂が生じたものと推定。人損、物損はなし。 その他(経年劣化)
  • 設備管理の徹底
50 令和6年6月 漏えい 兵庫県内の事業所において、液化アンモニアを燃料とするガスタービンに供給する試験設備で燃料供給試験中、液体を供給するポンプ出口の安全弁が作動しアンモニアが漏えいしたもの。原因は、燃料供給配管系統でガスタービン自動運転中の遮断弁の動作スピードが速く、液化アンモニアの圧力が一時的に上昇し、安全弁設定圧力以上となったことによるもの。人損、物損はなし。 その他(消費設備側との調整不足)
  • 試験設定内容確認の徹底
51 令和6年6月 喪失 福井県内の工事現場において、大雨による土砂崩れにより、保管していた高圧ガス容器4本(アセチレン2本、酸素2本)が川へ流出した。人損、物損はなし。 自然災害
  • 容器管理の徹底
52 令和6年6月 漏えい 兵庫県内の事業所において、所内に設置するアイスクリームフリーザーで、生産終了直後に液面計にて液面が確認出来なかったため調査を行ったところ、アイスクリームフリーザーのシリンダー後方シール部付近よりアンモニアの漏えいを確認したもの。原因は、フリーザーシリンダーOリングの定期交換を基準どおり実施せず、経年劣化していたもの。人損、物損はなし。 シール管理不良
  • シール管理の徹底
53 令和6年7月 漏えい 兵庫県内の事業所において、液化窒素CE(コールドエバポレーター)設備の液面計の針の動きに異常を確認。販売店に連絡して確認したところ、液面計配管部のろう付け部分から微量の窒素の漏えいを確認したもの。原因は、経年劣化と長期間に渡る熱収縮の繰り返しによって、配管溶接部に繰り返し応力がかかり、その結果、疲労破壊を起こし溶接部に微少な空隙が生じたものと推定。人損、物損はなし。 その他(経年劣化)
  • 設備管理の徹底
54 令和6年7月 漏えい 大阪府内の事業所において、冷凍設備の定期点検時にエコノマイザー出口配管の溶接部から冷媒(R407E)の漏えいを確認したもの。原因は、経年劣化による配管溶接部の腐食によるもの。人損、物損はなし。 腐食管理不良
  • 腐食管理の徹底
55 令和6年7月 漏えい 兵庫県内の事業所において、設置する冷凍設備で警報が鳴動したため、現場を調査したところ、冷媒配管のバルブ付近から冷媒(アンモニア)の漏えいを確認したもの。原因は、高湿度の環境下にあった冷媒配管のバルブの腐食によるもの。人損、物損はなし。 腐食管理不良
  • 腐食管理の徹底
56 令和6年7月 火災 大阪府内の事業所において、トーチバーナーから火を噴出させた状態でバーナーの点検・修理作業を行っていた際、後方の軽トラックの荷台に積んでいたLPガス容器が転落。その際、容器から噴出したガスにバーナーの火が引火したもの。従業員1名が軽傷(熱傷中等症)。木製門扉、軽トラック、店舗看板が一部焼損。原因は、軽トラックの荷台に置いていたLPガス容器の転倒防止措置を解除していたことによるもの。 容器管理不良
  • 容器管理の徹底
57 令和6年7月 漏えい 大阪府内の事業所において、空気圧縮装置より容器に空気を充填中、異音がしたため緊急停止。装置を調査したところ安全弁が作動しており、空気の漏えいを確認したもの。原因は、圧力スイッチの経年劣化により過昇圧となり、安全弁が作動したものと推定。人損、物損はなし。 施工管理不良
  • 施工管理の徹底
58 令和6年7月 漏えい 大阪府内の事業所において、所内冷凍設備の蒸発器から圧縮機までの潤滑油回収配管のくい込み継手部分よりアンモニアが漏えいしたもの。原因は、メンテナンス等の作業で潤滑油回収配管に何らかの応力や衝撃を与えてしまって、継手シール部に影響が出たものと推定。人損、物損はなし。 施工管理不良
  • 施工管理の徹底
59 令和6年7月 火災 大阪府内の事業所において、所内1階倉庫内にてアセチレンガス切断機で鉄材を切断中に発生した火花が、蓋が開いた状態で付近に置いていた揮発性有機溶剤の一斗缶の中に入り、出火したもの。原因は、溶接溶断機器と揮発性有機溶剤の一斗缶との法定離隔距離が不足していたことによるもの。人損、物損はなし。 その他(法定離隔距離の不足)
  • 作業管理の徹底
60 令和6年7月 漏えい 滋賀県内の事業所において、移動式水素ステーションでディスペンサユニットへ水素を供給する自動弁の動作不良が発生したため調査したところ、ベントラインの配管継手より水素の漏えいを確認したもの。原因は、圧力配管系統の自動弁の動作不良があったため手動での動作指示を行ったところ、圧力上流の蓄圧タンク元弁(主止弁)を「閉」にする動作が抜け落ち、ベント管用バルブを「開」としたため、配管内に滞留していたガス圧がベント管に開放され配管の一部が離脱したことによるもの。人損、物損はなし。 誤操作
  • 教育の徹底
  • 手順書の見直し
61 令和6年7月 漏えい 兵庫県内の事業所において、冷凍設備停止中にアンモニア冷媒漏れ警報が発報し、自動散水装置が作動。現場にて調査したところ、圧縮機メカニカルシール部に漏れを確認したもの。原因は、メカニカルシールの回転環カーボン部が劣化し、異物として摺動面に入ったことによるもの。人損、物損はなし。 シール管理不良
  • シール管理の徹底
62 令和6年7月 漏えい 兵庫県内の事業所において、所内下水処理施設に設置(中和に使用)している液化炭酸ガスボンベの容量が少なくなったため、30㎏容器2本のうち1本を新品に交換。その後、下水処理施設よりガスの噴出音が聞こえるとの所内通報があり、現場確認したところ、液化炭酸ガスボンベに接続している配管の安全弁より炭酸ガスが漏えいしていたもの。原因はボンベを遮熱カバーで覆っていたが、遮熱カバー内に熱がこもりボンベ内の体積が膨張し、圧力が上昇したことによるもの。人損、物損はなし。 容器管理不良
  • 容器管理の徹底
63 令和6年7月 漏えい 兵庫県内の事業所において、液体窒素ローリーの充填後、ローリーの充填弁を閉止せず充填ホースを取り外し、液体窒素が漏えいしたもの。漏えいの際、ローリーの乗務員がバルブ閉止操作を行い手に凍傷(軽傷)を負った。物損はなし。原因は、充填弁の閉め忘れ及びホース内残留物の確認漏れによるもの。 誤操作
  • 教育の徹底
64 令和6年7月 噴出・漏えい 兵庫県内の事業所において、院内供給用の液化酸素集合装置に接続中の可搬式液化酸素容器、4本中の1本の破裂板が破裂し、液化酸素が漏えいしたもの。原因は、破裂板本来の作動範囲である圧力に達する前に、何らかの原因で作動したものと推定。人損、物損はなし。 容器管理不良
  • 容器管理の徹底
65
New
令和6年7月 漏えい 大阪府内の事業所において、地下1階飲食店の倉庫内で容器より二酸化炭素が漏えいしたもの。原因は、ボンベの保管場所の更衣室兼倉庫は飲食店からの排気ダクトが通っており、高温となる場所であることから、ボンベ自体が高温となり安全弁が作動したものと推定。人損、物損はなし。 容器管理不良
  • 容器管理の徹底
66 令和6年8月 漏えい 兵庫県内の事業所において、分析室内でガス分析のため高圧ガス容器の口金に分析配管用の接続継手を取付け、容器弁を開とした際、接続継手より酸化エチレンガスが漏えいしたもの。原因は、接続継手部のパッキンが入っていなかったことによるもの。人損、物損はなし。
  • シール管理不良
  • 点検管理不良
  • シール管理の徹底
  • 点検管理の徹底
67 令和6年8月 火災 大阪府内の路上において、横断歩道の塗り直しの準備のため、塗料として使用する石灰を油圧式ニーダー車の加温機によって加温していたところ、同機の燃料に使用していたLPG容器からガスが漏えいし、同機によって引火した結果、隣接する共同住宅の外壁および油圧式ニーダー車が焼損したもの。人損はなし。原因は、作業員のヘルメットのあご紐がLPG容器のバルブに引っ掛かり、開となったことによるもの。 誤操作 教育の徹底
68 令和6年8月 漏えい 大阪府内の事業所において、所内に設置する冷凍庫の蒸発器で、冷媒レベルの調整バルブ(ねじ込み部分のプラグ)からアンモニアの漏えいを確認したもの。原因は、蒸発器に付属する冷媒レベル調整バルブのOリングが経年劣化していたもの。人損、物損はなし。 その他(経年劣化) 設備管理の徹底
69 令和6年8月 漏えい 滋賀県内の事業所において、空調チラー1台が故障警報を発したため、運転を停止。冷媒の回収を試みるも、回収量は0kgであったため気密試験を行ったところ、凝縮器から冷媒(R410A)の漏えいを確認したもの。原因は、循環水回路内の異物が凝縮器表面に付着したことによる隙間腐食が発生したものと推定。人損、物損はなし。 その他(異物混入による隙間腐食) 設備管理の徹底
70 令和6年8月 漏えい 大阪府内の事業所において、従業員が冷凍倉庫に入ったところ天井から液体が垂れ、床に液だまりができているのを発見。メーカーが調査したところ、当該液体が冷媒ガス(R22)であることを確認したもの。原因は、冷媒給液配管で腐食による亀裂が発生したことによるもの。人損、物損はなし。 腐食管理不良 腐食管理の徹底
71
New
令和6年8月 漏えい 兵庫県内の事業所において、液化アンモニアを燃料とするガスタービンに供給する試験設備で、長期休暇明けにて設備の運転準備を行っていたところ、希釈槽で異音が発生し、その後希釈槽上部パージ配管よりアンモニアが漏えいしたもの。原因は、長期休暇によりパージ配管が負圧の状態にあったところ、設備を起動したことにより急激に配管内が加圧され安全弁が損傷したことによるもの。人損、物損はなし。 その他(配管設計における検討不足)
  • 設備管理の徹底
72
New
令和6年9月 その他(高圧ガスを充填した容器が危険な状態となった) 京都府内の一般住宅において、出火し同建物を焼失した際、バーベキュー用に購入(質量販売)し建物内に保管していたLPガス5㎏容器1本が火に煽られ、危険な状態となったもの。人損はなし。 その他(火災)
  • 設備管理の徹底
73
New
令和6年9月 喪失 兵庫県内の事業所において、3年に1度の棚卸し作業にて27kg高圧ガス容器1本(炭酸ガス)が出荷後、未返却であることを覚知。顧客の事業所および当該事業所を捜索するも見つからず、喪失と判断したもの。 原因不明
  • 容器管理の徹底

最終更新日:2024年11月28日