No. | 発生年月 | 事故種別 | 概要 | 原因 | 再発防止対策 | 添付書類 |
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1 | 令和7年1月 | 漏えい | 兵庫県内の事業所において、日常点検時に圧縮機へ流れる冷媒配管から圧力センサー設置のための枝取り配管の溶接部よりカニ泡程度の冷媒(R134a)漏れを確認したもの。原因は、振動での繰り返し応力と溶接の形状差から漏えい部位が疲労破壊をおこしたものと推定。人損、物損はなし。 | 製作不良 |
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2 | 令和7年1月 | 漏えい | 京都府内の事業所において、所内に貯蔵している容器から冷媒(R410A)漏れを確認したもの。漏えい量は約12㎏。原因は、経年劣化により容器の開閉バルブの締め付けが弱っていたことによるもの。人損、物損はなし。 | その他(経年劣化) |
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3 | 令和7年1月 | 漏えい | 大阪府内の事業所において、所内に設置する冷凍設備の日常点検を行っていたところ、熱交換器近傍の冷媒配管(銅管)に破損を発見し、あわせて冷媒(R407C)の漏えいを確認したもの。原因は、冷凍設備本体の継続的な振動により、冷媒配管(銅管)とその外側にある熱交換器側板が擦れて破損したものと推定。人損、物損はなし。 | 点検管理不良 |
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4 | 令和7年2月 | 漏えい | 和歌山県内の事業所において、製品(冷凍機)へ冷媒(R410A)を充填する作業中、近接する他ラインの設備起動音を聞き自身が操作する設備の封入が完了したと誤認識し、冷媒充填途中で充填ガンから充填用ホースを外してしまい、その際冷媒が噴出し作業員の右膝付近にかかり凍傷(軽傷)を負ったもの。原因は、作業員が近接する他ラインの設備起動音を聞き、自身が操作する設備の封入が完了したと誤って判断したことによるもの。物損はなし。 | 誤判断 |
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5 | 令和7年2月 | 漏えい | 兵庫県内の事業所において、液化水素受入作業中に液化水素タンクの液面レベル上昇によるインターロック発動に伴い、液化水素受入弁を遮断したところ配管圧力が上昇し、安全弁が作動。これにより安全弁が20~30秒間開き、低温水素ガスを大気へ放出し漏えいしたもの。原因は、安全弁の設定圧力及び閉止時間を誤ったことによるもの。人損、物損はなし。 | 誤判断 |
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6 | 令和7年2月 | 火災 | 大阪府内の事業所において、所内常圧蒸留装置内の接触改質装置にてパトロール中、接触改質装置内の熱交換器シェル側の取り出し配管のフランジ部から火炎が出ていることを確認。装置の脱圧とともに火炎は自然に鎮火する。また、フランジ部でガス検知を実施した結果、反応があったことからガス漏えいがあったことも推測。原因は、雨水が偏ってフランジ面にあたり局所的な伸縮及び膨張を繰り返したことで面圧が低下し、漏えいしたもの。また漏えいしたガスの温度が発火点を超えていたため、ガス漏えいと同時に出火した。人損、物損はなし。 | その他(雨水集中によるボルトゆるみ) |
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7 | 令和7年2月 | 漏えい | 兵庫県内の事業所において、RHS水冷モジュラーチラーの冷凍機能が低下していることを確認し、メーカーに点検を依頼。その結果、加圧試験にて熱交換機冷媒入口配管のロウ付け部で冷媒(R407C)漏れを確認したもの。漏えい量は25㎏。原因は、保温材下の配管部において内部腐食や振動による経年劣化が進行したことによるもの。人損、物損はなし。 | 腐食管理不良 |
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8 | 令和7年2月 | 漏えい | 大阪府内の事業所において、冷凍設備の安全弁の放出音がしたため現場を調査したところ、熱交換器の内部で冷媒(R134a)が漏えいしており、熱交換器の凍結により冷水配管の安全弁が作動したことが判明。原因は、蒸発器内の冷媒が冷水により蒸発した際、潜熱(気化熱)分を冷水が奪われたことにより凍結が発生し、冷水が凍結膨張したためチューブが破損したことによるもの。また凍結は、事故当日の寒波によるものと推定。人損、物損はなし。 | 自然災害(寒波) |
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9 | 令和7年2月 | 漏えい | 奈良県内の事業所において、所内冷凍設備で二度の異常警報が出て、のち設備が緊急停止。直ちに冷凍設備の点検を実施したところ、水側熱交換器近くのエア抜き用塞ぎ栓、及び膨張タンク部にて冷媒(R407C)漏れを確認したもの。原因は、経年劣化並びに金属疲労に伴う腐食によるものと推定。人損、物損はなし。 | 腐食管理不良 |
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10 | 令和7年3月 | 漏えい | 滋賀県内の事業所において、冷凍設備の点検を実施中、室内機の冷却器配管下部に油の落下が有り、冷媒(R410A)漏えいの疑いがあったため設備内の冷媒を抜き取ったところ、冷媒ガス充填合計25㎏に対して回収量が10㎏であった。別途、窒素ガスによる気密試験を実施したところ、凝縮器破損による漏えいを確認したもの。原因は、凝縮器プレート部が経年劣化、並びに金属疲労により腐食したことによるもの。人損、物損はなし。 | 腐食管理不良 |
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11 | 令和7年3月 | 漏えい | 兵庫県内の事業所において、冷凍設備の圧縮機の吸入圧力低下による低圧遮断装置が作動。当該設備を停止して調査した結果、温度式自動膨張弁の調節ねじ付近から冷媒(R407C)の漏えいを確認したもの。原因は、当該設備は稼働以来、部品の交換等一切行っておらず経年劣化によるものと推定。人損、物損はなし。 | その他(経年劣化) |
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12 | 令和7年3月 | 漏えい | 大阪市内の事業所において、所内冷凍設備の日常点検を実施した際、液面計のレベルが通常時よりも下がっていたためメーカーによる点検を実施したところ、天井裏の配管にピンホールを発見し冷媒(R22)の漏えいを確認したもの。原因は、天井裏の冷媒給液配管溶接部の劣化により腐食したことによるもの。人損、物損はなし。 | 腐食管理不良 |
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令和7年3月 | 火災 | 大阪府内の解体工事現場において、解体中の建物に置かれていた圧縮アセチレンボンベから、何らかの原因で炎が出て、付近の雑品等が若干焼損したもの。出火後、直ちに消火器にて消火完了。原因は、立てていたボンベが作業後に何らかの要因により転倒し静電気等で出火したと推定。人損はないが、物損は雑品若干焼損。 | 容器管理不良 |
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令和7年3月 | 漏えい | 和歌山県内の事業所において、液化アンモニアタンク付近に設置したアンモニアガス検知警報器が発報。現場を確認したところ、液化アンモニアタンク内のイナート成分を抜くための配管の緊急遮断弁からアンモニアの微量漏えいを発見。当該遮断弁のグランド押さえのナットを増し締めし、漏えいは停止。原因は、当該遮断弁のグランド部に設置されているPTFE(テフロン)製のVパッキンが気温低下により体積収縮し、漏えいに至ったと推定。人損、物損はなし。 |
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令和7年4月 | 火災 | 大阪府内の事業所において、ごみ焼却炉(地上1階)周辺で鉄板を溶断していたところ火花が散り、地下1階に置いていた溶断用の酸素・アセチレン容器の接続口に何らかの原因により着火し火災に至ったもの。原因は、溶断作業場所と容器を設置している場所の位置関係が3m程度の高低差はあったものの、水平距離が1m程度であり、さらに作業場所の床面がグレーチングであったため、溶断作業によって生じた火花により何らかの原因で出火に至ったものと推定。人損はないが、物損は酸素ボンベ、アセチレンボンベ及びボンベ用台車を焼損。 | 誤判断 |
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令和7年4月 | 喪失 | 奈良県内の工事現場において、水分乾燥用に用いるLPG2㎏容器を11本リースしていたが、リース元へ容器の返還を行う際2本を喪失していることが判明したもの。従業員による誤廃棄か盗難か現時点で不明。 | 原因不明 |
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令和7年4月 | 漏えい | 兵庫県内の事業所において、敷地内に設置の液化炭酸ガスCE(コールドエバポレータ)の蒸発器配管より炭酸ガスが漏えいしたもの。原因は、配管の設置場所が温度変化の大きな箇所であることから、配管に水分が付着し腐食が進行したものと推定。人損、物損はなし。 | 腐食管理不良 |
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令和7年4月 | 漏えい | 滋賀県内の事業所において、空調設備を使用する部署から空調機が運転できない旨の連絡を受けたため、設備メーカーが点検したところ、低圧異常並びに冷媒(R410A)圧力がゼロであることを確認したもの。原因は、冷媒配管の溶接部が外部腐食進行により孔食したことによるもの。人損、物損はなし。 | 腐食管理不良 |
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令和7年5月 | 漏えい | 大阪府内の事業所において、冷凍設備の定期点検を行っていたところ、圧縮機配管の溶接部から冷媒(R134a)の漏えいを確認したもの。原因は、経年劣化による配管溶接部の腐食によるもの。人損、物損はなし。 | 腐食管理不良 |
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最終更新日:2025年6月25日