No. | 発生年月 | 事故種別 | 概要 | 原因 | 再発防止対策 | 添付書類 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 令和5年2月 | 漏えい | 他工事業者(リフォーム業者)がリフォーム作業中に台所床下を通るフレキ管を釘打ちで破壊し、LPガスが漏えいした。 | 他工事 | 他工事における事前連絡・調整の徹底 | |
2 | 令和5年3月 | 漏えい爆発 | 販売事業者が消費者からの故障修理の依頼に応じて燃焼器(バーナー)の点検を行っていた際に、ガス検知器を携帯していなかったため、消費者宅に備え付けのガス漏れ警報器の反応で漏れの有無を確認したところ、鳴動しなかったためガス漏れ無しと誤認識した。 その後、燃焼器を問題なく使用できるかどうかを確認するため、点火棒でメインバーナーに着火したところ、付近に滞留していたガスに引火して爆発した(軽傷者1名)。 |
作業ミス | ガス漏れ検査における正しい手順の徹底 | |
3 | 令和5年3月 | 漏えい | 販売事業者がガスメーターの漏えい点滅のため調査を行ったところ、下流側の圧力低下を確認。原因は、土圧による埋設配管(ポリエチレン管)の継手パッキンのゆるみ又は経年劣化と推定される。 | 自然劣化 | 埋設管の定期点検の継続実施 | |
4 | 令和5年3月 | 漏えい | 他工事業者(下水道工事業者)が下水工事中に埋設供給管(ポリエチレン管)を重機で引っかけて損傷し、LPガスが漏えいした。 | 他工事 | 他工事における事前連絡・調整の徹底 | |
5 | 令和5年4月 | 漏えい | 他工事業者(リフォーム業者)が屋内の壁面撤去を伴うリフォーム作業を行っていた際に、床から立ち上がっているガス配管を折損させ、ガスが漏えいした。人損、物損はなし。 | 他工事 | 他工事における事前連絡・調整の徹底 | |
6 | 令和5年5月 | 漏えい火災 | 一般住宅において、消費者がグリル付き二口テーブルコンロで調理をしていたところ、経年劣化による腐食等でコンロ内からガスが漏えい・着火し、火災となった。当該コンロ及び台所シンクの一部を焼損。 | 維持管理不備(経年劣化) | 供給開始時点検・調査時及び定期消費設備調査時に、器具の劣化が見られるときは事故のリスクがあることを消費者に説明し、取替えを推奨する。 | |
7 | 令和5年5月 | 漏えい | 他工事業者(リフォーム業者)が排水作業を行っていた際に、電動工具で埋設ガス配管を折損させ、LPガスが漏えいした。 | 他工事 | 他工事における事前連絡・調整の徹底 | |
8 | 令和5年5月 | 漏えい | コインランドリーにおいて、ガス衣類乾燥機のガスバルブが経年劣化により破損し、LPガスが漏えいした。 | 維持管理不備 (経年劣化) | 同事業者の他店舗に設置しているガス衣類乾燥機の漏えい点検を実施。 | |
9 | 令和5年6月 | 漏えい火災 | オール電化の一般住宅(小規模導管供給)において、消費者がLPガス販売事業者へ連絡せずに屋外に立ち上がっている供給管を撤去しようとして、電動グラインダーで切断した際に漏えいしたガスに引火して出火した(軽傷者1名)。 | その他(消費者による損傷) | ガス管付近での作業時における注意事項の周知 | |
10 | 令和5年6月 | 漏えい火災 | 十数年前まで都市ガスの供給を受けていた店舗兼一般住宅において、消費者から都市ガス配管の撤去依頼を受け、都市ガス事業者の作業員が配管の切断作業を行った際に漏えいしたガスに引火して出火した(軽傷者1名)。当該配管は現在LPガス配管として使用されており、LPガス販売事業者へ事前連絡はなかった。 | 他工事 | 他工事における事前連絡・調整の徹底 | |
11 | 令和5年7月 | 漏えい爆発 | 一般住宅において、消費者がガスコンロで調理をしていたところ、付近に滞留していたガスに引火して爆発した(重傷者1名)。また、システムキッチン収納部のベニヤ板が損傷した。ガスコンロは3日前に新品に交換しており、交換時に検知液で漏えい検査を行ったが、漏えいは確認されなかった。原因は、施工業者がコンロ接続用の金属可とう管の接続部Oリングのズレが生じたまま締め付けを行ったことによるもの。 | 作業ミス | 作業手順の確認の徹底 | |
12 | 令和5年7月 | 漏えい | 集合住宅(8戸へ供給のうちの1戸)において、他工事業者(下水道工事業者)が地面を掘削中に埋設ガス配管を折損し、LPガスが漏えいした。 | 他工事 | 他工事における事前連絡・調整の徹底 | |
13 | 令和5年7月 | 漏えい | 4年前から空き家になっていた一般住宅(小規模導管供給)において、他工事業者(外構工事業者)がハツリ作業中に埋設ガス配管を破損、LPガスが漏えいした。 | 他工事 | 他工事における事前連絡・調整の徹底 | |
14 | 令和5年7月 | 漏えい | 老人ホームにおいて、バルク貯槽(980㎏)の安全弁が経年劣化により設定よりも低い圧力で作動し、LPガスが漏えいした。 | 維持管理不備(経年劣化) | 点検等による維持管理の徹底 | |
15 | 令和5年9月 | 漏えい | 一般消費者宅(小規模導管供給)において、都市ガスへの切り替え工事を行う目的で掘削作業を行い、埋設供給管のプラグ止め作業を行っていたところ、作業者1名が保護マスクを適切に装着していなかったために漏えいしたガスを吸い込んで酸欠状態となった(治療を要しない負傷。)。 | 作業ミス | 作業手順の確認の徹底 | |
16 | 令和5年10月 | 中毒・酸欠 | 業務用店舗において、店員が鋳物コンロを使用して芋を蒸かしていたところ、鋳物コンロが経年劣化により燃焼不良が起こっていたこと及び大型の鍋を使用していたことにより不完全燃焼が発生。また、換気も不十分であったために、店員3名が軽い一酸化炭素中毒に罹った。 | 作業ミス | 作業手順の確認の徹底 | |
17 | 令和5年10月 | 漏えい | 他工事業者(解体業者)が解体作業中、電動のこぎりでガスメーター1次側の立ち上がり配管を損傷、LPガスが漏えいした。 | 他工事 | 他工事における事前連絡・調整の徹底 | |
18 | 令和5年10月 | 漏えい | 他工事業者(建設業者)が建物改装工事における土間コンクリート掘削作業中に、コンクリートカッターで埋設配管を切断、LPガスが漏えいした。 | 他工事 | 他工事における事前連絡・調整の徹底 | |
19 | 令和5年10月 | 漏えい | 他工事業者(解体業者)が空家の解体工事中、ガスメーター1次側の供給管にガスが通っていないと誤認し、電動丸のこで切断、LPガスが漏えいした。 | 他工事 | 他工事における事前連絡・調整の徹底 | |
20 | 令和5年10月 | 漏えい爆発 | イベント会場において、LPガス販売事業者の作業員がガスボンベと鋳物コンロを接続して質量販売に係る供給開始時点検を行っていた際に、鋳物コンロのガス栓が全開になっているにもかかわらずLPガスを流し、点火テストを行ったため、鋳物コンロ内に溜まっていたガスに引火して爆発した(軽傷者2名)。 | 誤操作・取扱いミス | 作業手順の確認の徹底 | |
21 | 令和5年10月 | 漏えい火災 | ホテルの敷地内に埋設されていた可とう管が破損してガスが漏えい、当日発生していた落雷により発火したものと推定される。可とう管の埋設位置は地上から5㎝程度と浅かったことから、野生動物が傷をつけてガスが漏えい、そこに落雷があったものと推定されるが詳細は不明。 | その他(自然災害) | ||
22 | 令和5年11月 | 漏えい | 他工事業者(シロアリ駆除業者)が作業中に誤って供給管を電動ドリルで突いてLPガスが漏えいした。 | 他工事 | 他工事における事前連絡・調整の徹底 | |
23 | 令和5年11月 | 漏えい火災 | 一般住宅において、消費者がガスコンロを使用中、消火操作をしようとした際、2口ヒューズガス栓の未使用側を誤って開放したためガスコンロの火が引火し、ガス栓付近が焼損した。 | 誤操作・取扱いミス | ガス機器の安全な使用方法についての周知 | |
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令和5年12月 | 漏えい火災 | 飲食店において、従業員が一つのガス栓に対して、二台のガス器具を必要に応じて交互に差し替えて使用していたところ、ガス栓と迅速継ぎ手の接続部から火が上がり、厨房内の壁や棚の一部を焼損した。 原因は、迅速継ぎ手のゴムパッキンにゴミが付着し、ガスが漏えいし引火したものと推測される。 |
誤操作・取扱いミス | ガス機器の安全な使用方法についての周知 | |
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令和5年12月 | 漏えい | 他工事業者(外壁塗装業者)の作業員が塗装作業中に、足場代わりにボンベ庫の屋根にあがったところ、その屋根が抜けてボンベ庫内に転落し、高圧ホースの容器接続部を破損させLPガスが漏えいした。 | 他工事 | 他工事における事前連絡・調整の徹底 | |
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令和5年12月 | 漏えい | 他工事業者(建設業者)が杭打ち作業中に、誤って埋設配管を破損、LPガスが漏えいした。 | 他工事 | 他工事における事前連絡・調整の徹底 | |
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令和5年12月 | 漏えい | 他工事業者(解体業者)が建物解体工事中に、誤って重機で埋設供給管を破損、LPガスが漏えいした。 | 他工事 | 他工事における事前連絡・調整の徹底 |
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所在地:〒540-8535 大阪市中央区大手前1-5-44
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FAX:06-6966-6093
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最終更新日:2024年2月29日