台風時期における保安対策の強化について
当支部鉱山保安課長から近畿管内鉱山・附属施設宛てに通知しました「台風時期における保安対策について」の文書を掲載します。
平素は経済産業行政、とりわけ鉱山保安行政への御理解、御協力を賜り、お礼申し上げます。
本年も本格的な台風シーズンとなりました。令和5年8月22日気象庁発表の3か月予報(9月~11月)によると、3か月間の降水量は、近畿地方において日本海側は「ほぼ平年並」、太平洋側は「平年並か多い」、北陸地方においては「ほぼ平年並」という予報となっています。
本年は、既に台風が8個発生しており、そのうち4個の台風が日本列島に接近・上陸しています。
当支部管内の鉱山・附属施設においては、ここ数年、台風や豪雨等による鉱山保安法上の災害は生じておりませんが、他管内では、台風や豪雨等により坑廃水処理施設や鉱山施設が被災するという事象が発生しており、本年においても局所的な豪雨による災害の発生が懸念されます。
本格的な台風シーズンを迎えるにあたり、既に鉱山・附属施設では、「自主保安」の精神に基づき、施設の点検を重点的に実施するなど、暴風、豪雨に対する万全の措置を講じておられることと存じますが、特に集積場、坑廃水処理施設、露天採掘場及び鉱山道路などにおきましては、水路点検、土砂災害防止措置、応急資材の整備に加えまして、断水時への備えや緊急連絡体制の再確認等の対策をあらかじめ実施され、鉱害及び災害の未然防止に努めていただくようお願いします。なお、坑廃水処理施設につきましては、電力供給と資材備蓄の強化を図られますようご留意ください。
万が一、鉱害・災害が発生した場合又は発生する恐れのある場合は、速やかに当課鉱山保安課まで連絡してください。
〔参考ウェブサイト〕
- 気象庁「季節予報」
気温、降水量等の1か月・3か月予報が、地方別に掲載されています。 - 気象庁「あなたの街の防災情報」
ご覧になりたい地域を選択すると、「発表中の防災情報」、「天気予報(一覧表)」、「雨雲の動き」、「アメダス(一覧表)」、「地震情報(一覧表)」、「キキクル」、「警報、注意報」、「台風情報」等が確認できます。
※「キキクル」とは大雨による災害発生の危険度の高まりを地図上で確認できる「危険度分布」を表されたものです。 - 国土交通省「川の防災情報」
トップページ中「情報の種類から探す」-「雨の状況を調べる」-「雨量観測所」を選択し、ご覧になりたい地域を拡大すると、気象庁の観測所(アメダス)を含め、国土交通省設置及び自治体設置の観測点における、1時間雨量・10分間雨量等の情報が掲載されています。 - 気象庁「気象情報を活用して気候の影響を軽減してみませんか?」
産業活動における気候リスク管理について、リスク管理に役立つ情報、リスク管理の手法、リスク管理の事例等が紹介されています。
このページに関するお問合せ先
中部近畿産業保安監督部近畿支部 鉱山保安課
所在地:〒540-8535 大阪市中央区大手前1-5-44
電話:06-6966-6062(直通)
FAX:06-6966-6094
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最終更新日:2020年8月31日